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「白と黒」の辻村深月ワールドにどっぷり浸れるオススメの小説
辻村深月の作風は幅広く、心地よい読後感や心温かくなる感覚が味わえる作品は「白辻村」、心に抱える黒い感情に迫った作品は「黒辻村」と呼ばれ、ファンの間で親しまれています。ここでは、そんな魅力あふれる辻村深月ワールドを満喫できるオススメ小説を紹介します。
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辻村深月が初めて執筆した恋の絵本。作中では、人に「好き」だと伝えることが流行っていますが、主人公は素直に言葉にすることができず葛藤を抱いています。子どもらしさを感じさせる微笑ましい物語ですが、終盤にはイメージが覆る展開が待っています。絵本だからと侮ってはいけない、大人にこそ読んでほしい傑作です。絵は、漫画家の今日マチ子が担当。
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4つの「無自覚の悪意」について描かれた短編集。心の醜い部分がピックアップされている「黒辻村」作品のため、軽い気持ちで手に取ると後悔してしまうかもしれません。読めば、自分ではなんとも思っていなかったことが、ある人にとってはトラウマになっていたら・・・と、過去の行いを思わず振り返ってしまうことでしょう。
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