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最期は誰もが「おひとりさま」。豊かな老後を迎えるために読んでおきたい本
2030年には高齢女性の4人に1人、高齢男性の5人に1人が独居生活をしているという予測があります。結婚しても、子どもを産んでも、最期はみんなが「おひとりさま」。誰もが経験しうる将来のひとり暮らしを最期まで楽しみ尽くすためにも、「今はまだ早い」と言わずに、本を読みながら準備を始めてみませんか?
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「おひとりさま」はどのように「在宅ひとり死」できるのか。「おひとりさま」という言葉を生んだ著者の上野千鶴子が、自宅で自分らしく幸せな最期を迎える方法を提唱しています。医師、看護士、介護士などのコーディネート方法、介護保険の活用方法、認知症になった場合のことなど、知識を得ることで最期への恐怖が和らいでくる一冊です。
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おだやかな死
シモーヌ・ド・ボーヴォワール(著) , 杉 捷夫(訳)
『女に生まれるのではない、女になるのだ』という言葉で有名なボーヴォワールの介護体験記。娘の視点でときに辛辣に描かれる母親の看取り体験は、介護が自分自身の過去と濃厚に向き合う時間だと教えてくれます。客観的で淡々とした筆致で描写された生々しい体験記に、人の尊厳や死にざまを考えずにはいられません。
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老いの才覚
曽野 綾子(著)
「成熟とは何か」という問いを立て続ける曽野綾子が、尊厳を持った老い方について考えるベストセラーです。著者の根底にあるカトリック思想と時代精神が、利他的な志や自立心を養っていることがわかります。絶えず努力することで壮年・老年時代を精神の完成期に位置づける、その思想からは学ぶべきことが多くあります。
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老い方上手
上野 千鶴子(著) , 大熊 由紀子(著) , 会田 薫子(著) , 樋口 恵子(著) , 井上 治代(著)
介護や医療を専門にする5人の女性識者が、寿命の長い高齢女性が直面する問題と現実についてそれぞれの視点から語ります。BB(ビンボーばーさん)にならないためには?葬儀やお墓はどうする?老後を迎えてもなお、自分らしく生きていくヒントをもらえるような一冊です。
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