がんばる女性に贈りたい。新しい一歩を踏み出したくなる本

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急逝した兄の跡を継いで古書店の店主になった珊瑚と、将来に迷う国文科の学生で親戚の美希喜。ふたりは訪れる人の心に寄り添いながら、自分の心も見つめていきます。本の街・神保町を舞台に、実在する本と絶品グルメが人間ドラマのほどよいスパイスになっています。読後、神保町を散策したくなってくるハートウォーミングなお話です。

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ある住宅街にひっそりとオープンする、おひとりさま専用の「喫茶ドードー」。お店には、コロナ禍で疲弊してしまったあの日々に、踏ん張って生きる人々がやって来ます。SNSに疲れたとき、仕事に追われたとき、誰の目も気にしないで泣きたいとき。そんな疲れた現代人の心にじんわり沁みる連作短編集です。

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誰もが一度は感じたことのある「こんなはずじゃなかった」という気持ち。どんなにもがいても、悠然とそこにあり続ける山の前では、単なるちっぽけな悩みにすぎません。心に燻った思いを抱えながら、山に対峙していく女性たちが苦しく険しい山行で見出す光とは・・・。リアルな描写に引きつけられる、山を登る女性たちを描いた連作長編集です。

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老舗ホテルで、念願のアフタヌーンティーチームに異動になった涼音を中心に、そこで働く人々や訪れるお客様の喜び＆悲しみが、甘いお菓子とともに丁寧に描かれています。最高のお茶とスイーツで、極上のおもてなしをするために奮闘する涼音たちのがんばりが心地よい、爽やかな読後感の小説です。

転職エージェントで、キャリアアドバイザーとして働いている香澄。転職を考える人々の悩みや将来の展望に耳を傾けながら、やりがいとは何か、働くとは何かを、自身でも自問自答していきます。人の数だけ人生があるように、仕事への価値観も多種多様。自分の幸せを見つけるために、自分なりの働き方を見つけていくさまが描かれたお仕事小説です。