ブックキュレーターhonto編集員
子どもも大人もハマる自由な世界!字のない絵本
絵だけでストーリーが展開する字のない絵本は「究極の絵本」とも呼ばれていて、読み手の心境によって感じ方が変わることが魅力です。絵をじっくり味わううちに自分を見つめ直していることもあり、子どもだけでなく大人もハマること間違いありません。そんな言葉のない自由な世界に招待してくれる、字のない絵本をそろえました。
- 1
- お気に入り
- 680
- 閲覧数





-
雨、あめ
ピーター・スピアー(作)
雨の1日を過ごす姉弟を描いた、憂鬱な雨の日が楽しくなる一冊です。2人が庭で遊んでいると雨が降り出します。雨具をつけて再び外へ出た2人は、雨の降る街を探検することに。しかし、楽しい探検も強風で中断してしまい・・・。家族で過ごす時間や夜通し降り続く雨、翌朝の景色までが丁寧に描かれています。
-
ぞうのボタン
うえの のりこ(さく)
表紙の大きなゾウのおなかには、よく見ると4つのボタンがあります。ボタンを開けると、どうなるの?というところから物語が始まります。ボタンを開けると、中からはウマが!さらには、ライオン、アシカ、サルと次から次へと動物が登場します。結末が気になって、どんどんページをめくってしまう絵本です。
-
漂流物
デイヴィッド・ウィーズナー(作)
表紙の目玉が印象的な絵本です。これは魚の目玉で、読者を覗き見るカメラのレンズでもあります。1人の少年が夏の浜辺に打ち上げられた古い水中カメラを拾い、その中に入っていたフィルムを現像すると、信じられない世界が広がっていて・・・。海中世界を旅することができる一冊です。
-
びっくり水族館 改訂新版
長 新太(著)
横に長い紙を折りたたんで作られていて、ページを開くと絵巻物のように物語が展開する楽しい絵本です。びっくり水族館には奇想天外な海の生き物ばかりが展示されています。靴をはいて歩くアルクサメや、しっぽに花を咲かせたハナサキウオ、ライオンウオやオートバイガニは水槽を割って今にも飛び出そうとしています。
-
アンジュール ある犬の物語
ガブリエル・バンサン(著)
鉛筆デッサンだけで描かれた絵本です。「アンジュール」とは、フランス語で「ある日」の意味があります。車から投げ捨てられた1匹の犬が、飼い主を探してさまよう長い1日を描いています。飼い主の車に追いつけず、さまよい続けた犬は最後に1人の少年に出会います。色のないモノクロの物語が、読み手の想像力を搔き立てます。
ブックキュレーター
honto編集員ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です