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もはや古典!?新本格ミステリ第1世代作家のデビュー作
「新本格ミステリ」とは、1987年の綾辻行人デビューが起点とされるミステリ小説のムーブメントです。綾辻や同世代の作家たちは本格ミステリの犯人探しや意外なトリックに、ユニークな探偵や舞台設定で趣向を凝らし、新たなブームを作りました。現代のミステリ小説にも影響を与えた新本格ミステリの第1世代のデビュー作を紹介します。
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学生バンドのメンバーが、練習先で殺人事件に遭遇します。しかし、死体が消失してまた元に戻ったりと、犯人以外にも謎が多い展開です。『葉桜の季節に君を想うということ』や「密室殺人ゲーム」シリーズの歌野晶午の1988年のデビュー作。巻末では、ペンネームの生みの親であり、ミステリー小説の大家・島田荘司との関係もわかる驚きのエピソードも読めます。
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京都近郊の古城を模した建物で起こる密室連続殺人に、探偵・メルカトル鮎が挑みます。著者の麻耶雄嵩は、我孫子武丸や法月綸太郎などと少し後の世代で、数々のミステリー小説のお約束や「っぽさ」を換骨奪胎して創り上げた作品が特徴的。クセ者の著者による問題作です。
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