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大海原に惹かれ、野望とともに船出した人々を描いた海洋文学の名作選
16世紀頃からイギリスを筆頭とする大航海時代を迎え、それとともに海洋に主眼を置いた文学作品が増えました。海の向こう、あるいは海そのものに惹かれたヨーロッパの作家は、航海の記録や船乗りの人生をどのように描き出していったのでしょうか。ここでは、各国の文豪が書き残した海洋文学の名作をピックアップし、その魅力に迫ります。
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1883年に出版されたスティーヴンスンの海洋冒険小説です。ジム・ホーキンズが昔の大冒険を回想するという形式で、大西洋のある孤島に隠されている海賊団の財宝を求め、乗組員たちと航海に出ます。子ども向けの海洋冒険小説として愛読されている作品で、「宝島」という言葉を世に広めるなど、後世に多大な影響を与えました。
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現代ブラジル文学の立役者であるジョルジ・アマードの代表作で、前半の短編小説と後半の長編小説がリンクした構成になっています。短編はバイーアという怪しげな下町を舞台に、厄介者の船乗りキンカスの死を語ります。長編は遠洋航海船長になり切ろうとした男が巻き起こす騒動を描き出します。船乗りという立場に着目した珠玉の逸品です。
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