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集団生活がうまくいかない・・・発達障害グレーゾーンの子どもに役立つ本
完璧に自己コントロールすることは大人でも難しいものですが、子ども、しかも特性のある場合だとなおさら難しくなりがちです。しかし学校という集団生活の場では、自分のことよりも周囲を優先しなければならない局面が多々あります。そうなると発達障害グレーゾーンの子どもは、ほかの子より疲弊しがち。そんな子どもの手助けとなるような本を紹介します。
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自分の理想通りにいかないとき、発達が未熟な子はついその現実を受け入れられず、パニックを起こしがちです。でも、現実はうまくいかないことばかり。毎回パニックになっていては身が持ちません。子ども自身がやっかいな気持ちをどのように扱い、どう考えていくと気持ちが楽になるのか、明瞭に伝えている絵本です。
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もうモヤモヤしない!気もちの伝え方
名越 康文(監修)
特性のある子どものなかには、自分の気持ちを言葉で他者に伝えることを苦手としている子もいます。そんなときは、この本の出番。気持ちが伝わらない原因を探るところから、どのようにすればうまく伝わるのか・・・という方法の解説まで、自分の気持ちを確かめながら読み進めることができる絵本です。
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特性がある子のなかには、つい自分の気持ちに囚われしまい、相手の気持ちに気づきにくいという子もいます。本書を読めば、客観的に友達と自分の関係性を見つめ直すことができ、さらに、相手を傷つけずに自分の考えを伝える方法も見えてくるはずです。生きていく限り続く人間関係、その理想的な築き方が描かれています。
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みんなのためのルールブック あたりまえだけど、とても大切なこと
ロン・クラーク(著) , 亀井 よし子(訳) , 北砂 ヒツジ(絵)
小学校の先生でもある著者が記した本書は、子どもも理解しやすい言葉で、簡潔に社会のルールが説明されています。子どもが遭遇しそうな場面ごとに「当然だけど大切なルール」がイラストとともに紹介されていて、一つひとつ親子で確認しながら話し合えるようになっています。本棚に置いて、いつでも参考にできるようにしておきたい一冊です。
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イラスト版コミュニケーション図鑑 子どもの「話す力」「聞く力」がぐんぐんのびる本
子どもコミュニケーション研究会(編)
生きていく限り、人と話したり、意見を聞いたりすることは続いていきます。つまり、子どものうちから「話す力」や「聞く力」を伸ばすことが、その後の子どもの生きやすさにもつながるわけです。本書ではイラストを豊富に使いつつ、子どもがコミュニケーションに自信を持てるようになる、さまざまな方法が紹介されています。
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