ブックキュレーターhonto編集員
物事の見方がぐっと深まる。わかりやすくて読みやすい社会学の入門書
社会学とは、社会のあらゆる事象を対象にするため範囲が膨大で全容がつかみにくいもの。しかし、社会学を知ることで、歴史や時事問題、ふだんの生活で起こるあらゆる事柄に対する解像度がぐっと深まります。興味はあるけど、いったいどんな学問？と思っている方にぴったりの入門書を紹介します。
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社会学用語図鑑 人物と用語でたどる社会学の全体像
田中 正人（編著） , 香月 孝史（著）
社会のあらゆるものごとが研究対象になるので、なかなかイメージがつかみにくいといわれている社会学。それがどんな学問かを知りたい初学者にぴったりなのが本書です。主要な76人の社会学者のプロフィール、主著、概念などを簡単な言葉で、イラスト付きで説明。これで社会学のイメージをつかむことができます。
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社会学大図鑑
クリストファー・ソープ（ほか著） , 沢田 博（訳）
大図鑑と呼ぶにふさわしい大きさと内容の一冊です。社会学は全貌がつかめないほど、さまざまな事象を横断する学問。この図鑑は社会学の成り立ちから、不平等、グローバリズム、文化、制度、家族、セクシュアリティなど、多岐に渡る社会学のテーマを、豊富な図解と引用で解きほぐしてくれます。索引が充実していて、辞書のようにも使用可能です。
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大学4年間で教わる社会学をざっと学べるというコンセプトで、過去から現在までの社会学の変遷を概観できます。レイアウトも見やすく、文章もわかりやすい上に図も多いので、直感的に理解しやすい内容となっています。哲学や経済学なども学べるシリーズものなので、教養の学び直しにもぴったりです。
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社会学は時代を下るごとに細分化が進んでいきますが、著者は理論的研究、経験的研究、歴史的研究など複数の分野にまたがって研究してきました。そんな著者だからこそ、総合的な内容を高いレベルを保ちながら平易に説明してくれています。基礎を固め、社会学がなんとなく解ってきた入門段階の方にぴったりな一冊です。
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