ブックキュレーターhonto編集員
無意識に人を傷つけてしまう前に。自分の差別意識と向き合うための本
互いの差異をそのまま受け止め、尊重しながら共生することは、よりよい社会を作るために必要不可欠な姿勢です。しかし多様性が重要だと叫ばれる現代においてもなお、人は無意識のうちに差別をしてしまいます。そこでここでは、差別とは何かを問い、自分の差別意識と向き合うために読んでおきたい本を紹介していきます。
- 2
- お気に入り
- 414
- 閲覧数
-
大学生がレイシズムに向き合って考えてみた 差別の「いま」を読み解くための入門書
貴堂 嘉之(監修) , 一橋大学社会学部貴堂ゼミ生&院ゼミ生有志(著)
レイシズムとは、人種に優劣をつけて差別すること。その問題点を一つひとつ丁寧に解説した入門書です。「大学生の視点から学ぶ」というコンセプトで、さまざまな問いとそれに対する答えがわかりやすく書かれています。身近な差別からレイシズムの起源まで、幅広い内容が含まれているのも特徴です。
-
「誰もが悪意や自覚なしに差別をしてしまうかもしれない」という事実を前提としたうえで、差別をしないためにはどうすればいいかを探っていく一冊です。想像力を巡らせ、マイノリティに心を寄せる姿勢の大切さを改めて学べます。「自分は差別をしない」と自信を持っている方は、ぜひ試しに読んでみてください。
-
タイトル通り、差別問題において「思いやり」を第一とする風潮を批判する一冊です。差別を個々人の心がけの問題として片づけて思考停止するのではなく、その先に進むためにはどうすればいいかについて詳しく考察しています。差別について一歩踏み込んで考えたい方にオススメです。
-
多かれ少なかれ誰もが持っている偏見や先入観を「バイアス」と言います。これは生まれ育った環境や積み重ねた経験などで異なり、無意識のうちに差別につながってしまうことも。そんなバイアスに抗い、世界を変えるためのアプローチについて書かれた一冊です。自分の普段の言動を見直すきっかけにもなるかもしれません。
ブックキュレーター
honto編集員ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です

