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6人を通じたら世界中、誰とでもつながる?ネットワーク理論を学べる本
世界のどこにいても、知り合いから6人を通じてつながれるという、6次の隔たりを数理的に解明した「スモールワールド・ネットワーク」。それを解明するのがネットワーク理論です。病気の広がり方や収入の高さに比例してそれを得る人数が減るなど、さまざまなことに応用できるネットワーク理論の概要を知りたい方にオススメの本を紹介します。
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ネットワーク理論を学ぶ最初の一冊としてオススメ。世界の誰とでも6人を介してつながれることを示した「スモールワールド・ネットワーク」、一つの点にリンクが多く集中している状態を示す「スケールフリーネットワーク」。これを数式を使わず説明している本書は、両理論を軸に身近な例でさまざまなことに応用できることを教えてくれます。
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スモールワールド・ネットワーク 世界をつなぐ「6次」の科学 増補改訂版
ダンカン・ワッツ(著) , 辻 竜平(訳) , 友知 政樹(訳)
1967年に社会心理学者のミルグラムが発見した「スモールワールド現象」。当時は直感的なイメージでしか捉えられませんでしたが、21世紀初頭にそれを数理的に解明したのがダンカン・ワッツです。本書はネットワーク理論の第一人者として、伝染病の蔓延や『ハリー・ポッター」の大ヒットなどを例に取り、同理論を平易に解き明かしてくれます。
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「スケールフリーネットワーク」を発見した理論物理学者バラバシが、ノーベル賞、ヒットチャート、スポーツなど身近な話題について、ネットーワーク理論によってわかりやすく分析していきます。各業界の業績と成功の関係について理解できるようになるはずです。
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歴史は「べき乗則」で動く 種の絶滅から戦争までを読み解く複雑系科学
マーク・ブキャナン(著) , 水谷 淳(訳)
ネットワーク論でよく聞かれる「スケールフリー」は「べき乗則」のことです。「べき乗則」とは、地震のマグニチュードが上がるたびに頻度が少なくなったり、収入が多くなるほど受け取る人数が減るという法則のことです。歴史のさまざまな出来事にはこの法則があるのではないかという疑問に対し、実際そう思わせるほど実例を出して証明しています。
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