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紙の本
バックパッカーのバイブル
2012/06/04 16:36
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽかぽか - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本を読んでバックパッカーに憧れ、実際に世界を旅した人は少なくないだろう。冒頭の香港を訪れた時に感じた町の熱気と興奮が、時間と共に薄れ、後半になるにつれて薄い毎日が倦怠感と共にだらだら過ぎていくあたりは、実際にバックパッカーの経験ある人なら誰しも感じるところ。掛け値なしに面白いです。
紙の本
さあ香港へ
2002/04/26 11:04
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くも - この投稿者のレビュー一覧を見る
26歳にして初めて国境を越えた著者がその魅力に取り付かれた世界が香港だった。その例えようもない熱気に毎日うなされるようにひたすら見て、食べて、聞いてまわった。マカオでギャンブルにはまり、あわやという場面には思わずハラハラさせられた。
本書を読んで是非とも香港をこの目で見てみたい思いに駆られたが、先日それを実現した。本書で著者が体験した香港ははるか昔のことだが、それでも香港独特の熱気やエネルギーはそれほど変わっていないのではないか。香港の街並みをぶらつきながら当時の著者の心境を思い、想像を膨らませた。
紙の本
読んでから人生が変わった
2002/07/30 00:47
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヒロト - この投稿者のレビュー一覧を見る
会社を辞めた沢木は、ほどなくルポライターを始めるが、初めて出版した本の印税すべてを持って、インドからロンドンまで、陸路で、それも乗合バスに乗っての旅に出かける事を決心する。
1巻では、インドまでの途中に寄った、香港・マカオでの生活、2巻では、タイから、マレー半島・シンガポールへの旅の様子、3巻では、インドからネパールでのたびの様子が書かれている。4巻以降は、本来の旅の目的であった、インドのデリーから、ロンドンまで、バスに揺られながら、旅をし、現地の人と交流していく様子が書かれている。旅を続けるうちに沢木は、現地の人と同じ視点で、文化と生活を吸収していく。アジアの素朴でかつ、強烈なパワーを読み取ることができる作品である。
紙の本
ある日突然一人旅に出かけたくなってしまう
2001/12/06 01:48
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:紗斗実 - この投稿者のレビュー一覧を見る
インドのデリーからイギリスのロンドンまでバスを乗り継いで行ってみよう。その計画の前哨戦のような、香港滞在編である。出発地点はデリーだったはずなのだが、飛行機のチケットの関係上、途中寄り道ができることがわかり、まずはいまにも落ちそうなオンボロ飛行機にて香港へ旅立つ。
地図もなく、当然ホテルの予約などもしていない著者は、偶然「黄金宮殿」という宿屋に滞在することになる。そのきらびやかな名前に反して、シャワーは満足に出ない、特大のゴキブリがカサカサいっているようなところだ。だが、その安さとうさんくささを気に入った著者は、ここに何週間もいつづける。
その間の、マカオでのカジノにはまるくだりが面白い。読んでるこちらまで熱くなってしまう。あわや一文無しか、というところまで落ち込んでしまったり、パターンをつかんで勝ちまくったり。
彼は旅先で面白いことを見つける天才だ、と思う。その天才が遭遇して見出した出来事が満載の一冊。これを読むと、ぶらりと一人旅に出かけたくなる。
紙の本
怪しげな雰囲気のする香港、マカオ
2019/02/03 22:09
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
深夜特急は私の好きな本の一つだが、中でもこの「香港・マカオ篇」が一番好きだ。あの香港、マカオの気だるい雰囲気、怪しげな賭博、読んでいるだけで、また香港に行きたくなる
紙の本
羨ましい・・・
2017/04/26 08:13
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:よこりんくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
こんな旅、してみたい。
まるで自分が旅の渦中にいるみたい。
贅沢旅行記よりもずっと面白く、異国文化の勉強にもなる。
紙の本
普段の電車で読むなら、肩の凝らないこんな本がおススメです。
2016/10/02 12:57
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投稿者:大阪の北国ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
単なる行き場を失った若者の放浪随想記などと解すべき書ではない。大げさに明治期の哲学者の名を挙げ、それに匹敵するというつもりはないが、この本を表面的にだけ読んで「旅は自分でするしかない」などと著者に失礼なレビューを書いている人はよく考えた方がよい。冒頭のデリーや続く香港での目的のない旅の「目的」についての気持ちの動き、マカオでの賭博である法則に気づいた後に展開される著者と胴元との精神戦など、凡人では書けない描写が生き生きと活写される。
エンターテイメントとしても楽しめる極上の一冊である。
電子書籍
一度は
2020/05/12 10:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んでみたいと思いながら、まだ読んでいないし、世界旅行も、まだアジアしか行けていない。
しかし、満足に外出できないコロナ禍の今こそ読んで、いつか行く旅のシミュレーションをしようかな。
紙の本
旅の始まり
2019/09/28 20:27
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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
学生の頃に読んで、香港がとても魅力的に感じて実際に行ったことを思い出します。読めば旅に出たくなる、読むだけでも旅気分を味わえます。
電子書籍
旅に出たくなります!
2015/11/23 00:18
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投稿者:hitorin ♪ - この投稿者のレビュー一覧を見る
テレビを見ていて、誰かがこの本について感想を述べていて、とても気になったので、電子版をダウンロードしました。主人公の気持ちに寄り添いながら、読み進めました。この本に影響されて、バックパック一つで旅に出る若者がいるそうですが、若い頃に出会っていたら、私も行動していたかもしれません。続きが楽しみです。
電子書籍
バックパッカーのバイブルと称される本
2015/02/22 15:28
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投稿者:読者 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「インドのデリーからロンドンまで乗り合いバスで行く・・・」
その壮大な1年以上に渡る旅を綴った読み応えあるエッセイ。
単なる旅行記という枠組みを超え、臨場感あふれる描写が読者を本の世界へと引きこむ。この本に憧れて旅に出る人も多い。私にとってもこの本はバイブルだった。旅に出てみたい、興味があるという人にお勧めしたい本。