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私も目にしみたなあ…
2002/05/17 13:48
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投稿者:ぽん太 - この投稿者のレビュー一覧を見る
少女時代、少なくとも自分にコンプレックスを抱いていた私はこの本の随所に共感できる箇所を発見しました。この主人公って私?と錯覚させるほどの鮮やかな書きっぷりです! 葡萄の紫色が目にしみるような、そんな少女時代を、なつかしくも痛ましくも思い起こさせます。思春期頃をもう一度振り返ってみたい方、特にこれは女性の方におすすめです。
ほろ苦い葡萄酒
2020/07/29 00:13
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
東京に出荷する種なし葡萄と、自分たちが食べる無農薬葡萄とのコントラストが印象的でした。地元を飛び出したヒロイン・乃里子が、やがては都会に染まっていく姿も切ないです。
甘酸っぱい青春
2022/05/16 10:15
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投稿者:もこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分の高校時代を思い出しました。
田舎で、高校も二択で、先輩への憧れやその憧れの先輩の彼女。田舎独特の親戚やご近所との人間関係。そして東京の大学に進学し就職。
30年前に戻ったように鮮明に思い出し、でも葡萄の様なセピア色の思い出。
この本を手に出来て良かったです。
葡萄と青春
2019/10/21 20:39
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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
林真理子さんを思わせる乃里子の青春。岩永を巡る女の争い、高校時代の結末には驚きました。葡萄の収穫の様子なども面白い。
青春のまぶしさが目にしみる
2018/01/20 07:04
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投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
容姿にコンプレックスを抱き、異性の目を気にしながら、男子受けのいい女子(今風に言うと、「クラスのヒエラルキー上位の女子」だろうか?)に憧れと侮蔑とが入り混じった感情を抱き、ある男子には淡い恋心を抱き、別の男子には恋とは違った意味で興味を持ち、さしたる将来のビジョンもないまま憧れで東京の大学に行き、ラジオ局に就職。30になって結婚こそしなかったけど、確固とした目標なしに上京した割には比較的うまくいった人生と言えるのではないでしょうか。
この彼女の目を通した1970年代後半から1980年代前半の世相がまた興味深いですね。高度経済成長期で、周りがみんな景気の良さを謳歌し、テレビを買ったり、電化製品を買ったり、車を買ったり、家をリニューアルしたり。でもその贅沢にどっぷりつかってるわけでもなく、乃里子の父をして「百姓が贅沢してどうする」と言わしめる程度には距離感があり、「これでいいのか」というそこはかとない不安も漂っているんですね。
自意識過剰なおデブちゃんがどう変わっていくのかな、どういう恋をするのかな、などと思いながら読んでたので、高校卒業寸前で「小川君が…」と言ってた第8章「窓の雪」から、いきなり大学時代もすっ飛ばしてすっかり「マスコミの女」になった乃里子が登場する第9章「再会」の展開にちょっとびっくりしました。ついて行けない程ではないけれど、もうちょっと彼女の途中経過を追っていきたかったのに残念という感じがしましたね。
青春
2016/11/28 15:26
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投稿者:ひのえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
学生の思い出って特別ですね、特に恋愛は。自分たちが、どんなに狭い世界にいるかも分からず過ごしている。大人になってやっと気づき、受け入れるのです。
青春
2002/07/21 21:54
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投稿者:アセローラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
普通の女子高生が大人になるまでの話なのですが、とにかく共感できるところがたくさんあります。異性に対しての思い込みや、女の子同士の憎み合い…。こんな風にリアルに感じられるということは、どこにでもある風景なのだと安心したりもします。青春小説とひとくくりにしてしまうのはもったいない気がする。誰もが通るみちだからこそ、年齢に関係なく読んでもらいたい本です。