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「王よ、王」
2012/04/12 22:00
27人中、21人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:お月見 - この投稿者のレビュー一覧を見る
長い休載後の連載再開からこっち、単行本でいうと23巻から24巻以降。物語の手触りが変化していくさまを見守ってきた読者として、この30巻で、はっきりと休載以前との「違い」を感じたように思います。
ネタバレになると困るので、まだ本書を読んでいない方は気をつけて欲しいのですが、本誌連載中、メルエム王と軍儀の天才少女コムギの長い語りのシーンを読んだ時から、カチリとチャンネルが切り替わるように、「HUNTER×HUNTER」はキャラクターの魅力に引っ張られる漫画から、ストーリーの緻密さに飲み込まれる漫画に変わってしまったのだなあと思ったのでした。
読んでいるこちらがとまどうぐらい、とにかく急激に登場人物が成長します。精神的にも肉体的にも。主人公も親友もライバルも敵役も。
本音をいえば、私が好きだったHUNTER×2は、ゴンやキルアが仲良くころげまわり、クラピカは復習の呪縛から解き放たれ、レオリオはドクターになってくれればそれで良かった。ついでにヒソカやゾルディック兄弟も相変わらずほくそ笑み、旅団も相変わらず悪巧めばいいし、団長も束だか東だかに行ってくればいいし(すごい乱暴なくくりですが)。
だけどここ最近の物語の行方は、そんな甘えた期待を許さず、壮大な世界観の広がりが、歴史の流れが個々のキャラクターを動かす大河へと変貌を遂げたのでした。
作者の初期の連載である、「幽☆遊☆白書」を思い返してみても、ストーリー後半で主人公、幽助の出自を遡ったあたりから、やっぱりキャラ重視から独自の世界観のねじれに重点が移っていったような感じがしたし、ある意味、暴走といっていいほどの急展開を遂げたのでした。
更に、幽白とHUNTER×2の間の連載である「レベルE」に至っては、キャラの魅力もさることながら、特異な世界観も主役のうち、といってもいいぐらいの異端ぶりだったので、逆に破綻はなかったともいえます。はじめからキャラとストーリーが同軸で語られていたので。
話が別の作品にそれてしまったので、本書の感想に戻りますが、一番驚いたのは、これだけ長い間をかけて執筆し、数多くの犠牲者と、登場人物の変貌を生んだ、(そしておそらく多数の読者のため息も生んだ)キメラアント編の締めが、一人の王と少女の存在意義の確認だったこと。だけどきっと、現実の歴史上の人物もこんな感じだったのかもしれない。この辺りのひねくれ感ががいかにも作者らしいです。
その後の顛末とハンター協会の行く末も、まったく先が読めずにただストーリーの行方を追うだけで、精一杯。
それでもやっぱり、こんなに続きが気になる漫画はないと思ってしまう。
今はただ、31巻以降に登場する、懐かしき登場人物たちの行方を見守りたいです
キメラ終了!
2024/08/31 16:30
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投稿者:ゆゆ - この投稿者のレビュー一覧を見る
10巻ぐらいにわたるキメラアント編が終わった。リアルタイムで見ていた人たちはそうとう根気強く待ってたんだろうな笑笑。
HUNTER×HUNTER モノクロ版 30
2024/08/17 11:33
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投稿者:おかしなかかし - この投稿者のレビュー一覧を見る
長かったキメラアント編(章的にも時間的にも)の終わり。ああ私はこの話を読むために生まれてきたんだとなること間違いなし。
二人きり
2023/03/30 21:35
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投稿者:じゃび - この投稿者のレビュー一覧を見る
長い長いキメラアント編で、あれほど蟻の残酷さをこれでもかと見せられてきたけれど、最後の最後でそれよりよっぽど人間の方が…と思わされる展開のドラマティックさ。間に多く休載を挟んでいるだけに、この結末はどの時点で想定してたのだろうとか考えてしまう。ハードだけど、すごい長編だった。
humanity
2023/01/30 19:37
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投稿者:Chappie - この投稿者のレビュー一覧を見る
アニメを見て、キメラアント編に大変感動し、漫画も読んでみました。結末は知っていたものの、何というドラマティックな表現だろうと唸りました。冨樫さんはストーリーの作り方、展開の仕方が本当に上手いなあと感じます。特に、humanityについての解釈や描き方は、少年漫画という枠組みを超えているようにすら思います。
面白い
2021/06/07 22:24
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投稿者:s - この投稿者のレビュー一覧を見る
キメラアント編の終わり
その表現の仕方に作者の凄さを
感じた1冊でした
それとジンの登場、久しぶりの
ヒソカの登場など面白かった
悲しい終わり方
2020/02/29 15:39
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投稿者:オデダンクス - この投稿者のレビュー一覧を見る
キメラアント編が最終です。
圧倒的な強さのキメラアント
最終的な終わり方は、こういうこと?って、感じでした。
最後は、ドラマみたいな終わり方でしたね。
次は、ハンター会長選挙。
副会長は、どういう奴なんでしょうか
ハンターハンター30
2018/05/16 14:45
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投稿者:もちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
キメラアント編はこの巻で一応の決着がつきます。ヨークシンシティ編もそうですが敵の起こした行動や影響がのちのちまで繋がっていく構成です。メルエムとコムギの最期、二人で軍儀を打てて幸せなまま終わっていきます。
新章あり
2015/11/30 17:59
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投稿者:ふゆい - この投稿者のレビュー一覧を見る
新しい章がはじまり、おもしろそうだ。
かなり期待が持てるし、キャラも濃いのがたくさんでてきた。
はやく次が読みたい病になる。
ハンター×ハンター
2015/09/27 20:46
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投稿者:ジヴァ・ダヴィード - この投稿者のレビュー一覧を見る
キメラ=アント編完結!少し物悲しい終わり方である。個人的には、ウェルフィンが王から離れる場面や、レイナのことを語るブロヴーダのセリフが、心地良いエピローグになっていると思う。
最後に望むのは対等な存在
2015/09/16 09:52
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
キメラアントの王メルエムの最後を描くエピソード。
キメラアントの王であるメルエムは、ハンター協会会長ネテロの命がけの執念と、キメラアントよりも個体では圧倒的に弱い人間が生み出した兵器の効果により、その命の終焉の時を間近に迎えようとしていた。そんな彼に残ったのは、コムギと軍儀を打ちたいという気持ちだけだった。
しかしコムギは、キメラアント討伐に来たハンターたちの策により、メルエムの円でも捉えられない状態にされていた。彼女の居場所を知るため、メルエムは蟻化したパールが驚愕する行動をとる。
生まれながらにして最強の存在であったメルエムを死に至らしめるのは、結局、極限まで念能力を鍛えたハンターの頂点にいたネテロではなく、そこから遠く離れた名も知れぬ人間の悪意の一刺しであった。個体ではキメラアントに勝利するのは不可能でも、種としての人間はキメラアントを軽く凌駕していたというわけだ。
そして、個体として種を体現する存在として生まれた孤独なメルエムが最後に縋ったのは、軍儀というフィールドに限られるとはいえ、彼自身と全く同じ高みに立つことができるコムギだった。ネテロですら及ばなかったことを、盲目の少女は簡単に成し遂げてしまったことになる。
ついにキメラアント編は完結に至り、新たな時代を迎えたハンター協会が物語の舞台へとなっていく。
休載が多くてもなんのその
2015/08/27 06:20
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投稿者:Kai - この投稿者のレビュー一覧を見る
週刊で、コミックで何度も読みましたが、携帯に便利な電子書籍版ついでにカラーではみたことなかったので、購入。
マンガは白黒が当たり前だったので、最初はカラーに違和感を感じながら読むことになりました。
しかし、一冊読み終わる頃には、その違和感は消えていました。
作品自体は以前から評価していましたが、カラーという新しい感覚も身につけられさらに満足。
キルアが報われますように
2015/01/27 05:03
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投稿者:アランチャチョコラータ - この投稿者のレビュー一覧を見る
冨樫義博の久しぶりの新刊。
物語が終わり、新たな局面を迎える。
手の指より小さかった王の妹がどうなるか、ずっと気になっていた。
あれがレイナかなと思っていた。
お兄ちゃんと一緒に暮らせて良かったね、とも思っていた。
そして、あんなにたくさんが死んでしまうとは思ってなかった。
だからこそ強引に次の展開に持っていかなければならなかったのだろう。
次の展開への移り方は乱暴で平和だった。
キルアが報われますように。
次巻を楽しみにしている。