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みんなのレビュー110件

みんなの評価3.4

評価内訳

110 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

不思議な世界観

2023/07/10 22:38

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る

不思議なワールドでした。登場する家族も、みんな、やや変わってるし、なにより、作者の言ってることが、不思議で、よく分からなかったですね。この作家さんの書物は数冊読んでますが、中でもこれは……ま、好きな方は好きかも。

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電子書籍

主人公たちの関係や世界の醸し出す閉塞感がやや不快

2018/12/09 03:43

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本には表題作のほか『コイビト』、『御伽の部屋』の2作が収録されています。

『授乳』は高校受験を控えた「私」のもとにやって来た家庭教師の「先生」との間の危うい関係を描く物語です。「危うい関係」と言ってもそこには恋愛的要素は一切なく、「私」の思春期的好奇心や嗜虐心が前面に出ており、「先生」が「生きてて済みません」的な自我の弱い人物で彼女の要求に諾々と応えるのと対照的です。潔癖症で少女のようなところがある母と思春期の女の子を逆上させる要素を少しだけ持つ父に向ける観察眼は鋭く、また「先生」に対して自分が優位に立てることを敏感に察知して彼を自分の「ゲーム」に引き込んで支配下に置くところなど、思春期の女の子の怖さが凄い説得力を持って浮き彫りにされるような作品です。

『コイビト』はぬいぐるみを心のよりどころとする大学生の女子が同じくぬいぐるみをコイビトとする小学生の女の子が偶然に出会い、彼女の常軌を逸した行動を観察しながら自分の行動の奇異さに気づき、嫌悪感を抱いていくストーリーです。

ぬいぐるみが好きな人はたくさんいるでしょうし、私自身も好きで結構たくさん持っていますが、ここに登場する二人はぬいぐるみ全般が好きなのではなく、たった1つのぬいぐるみに異様なほど執着し、それ以外の「外の世界」には基本的に興味を示さず、唯一無二のぬいぐるみの恋人と閉ざされた世界を形成するのが特徴的です。こういう行動は小学生としてもやはりかなり常軌を逸していると思います。自閉症スペクトラム障害の一種でしょうか。主人公はそういった自分から卒業するために彼女が長年愛し、拠り所としてきた「ホシオ」を窓から放り投げてしまいますが、それを見ていた小学生の美佐子が「そんなことしても、ぜったいに、ソレがなくちゃお姉ちゃんは生きられないんだよ」「ソレは形を変えて、必ず、お姉ちゃんの中からもう一匹生まれて来るよ。何度捨てたって、必ず、きのこみたいににょきにょき、生えてくるんだよ」と予言めいたことを言うのが、たぶんかなり的を得ていて印象的です。強迫神経症などでは、こだわる対象が一つ無くなったとしても実際に形を変えて別のこだわりが生じることがよくあるので、この特殊なぬいぐるみ依存症にも似たようなことが言えるのかなと思いました。

『御伽の部屋』は、大学2年の佐々木ゆきが貧血と熱射病で倒れたところを助けられた縁で同じ年の関口要二と親しく(?)なっていく話なんですが、やはりここでも恋愛感情は一切介在していなくて、性的な関係もゼロ。関口要二の潔癖症的に整ったマンションの一室で双方が決まった「役割」を演じ合って二人しかいない閉ざされた非日常の空間と時間を楽しむという関係のようです。しばらくはこの現実感の乏しい関係が安定的に継続しますが、ある日要二の友達ケンがマンションに遊びに来たことによって少しずつずれが生じて行きます。主人公のゆきがどんどん現実とのつながりを失い、究極のナルシズムの中に引きこもる過程が描かれているように見受けられます。

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紙の本

男の私には分かりません

2017/03/18 17:54

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る

初見の作家さんです。
2016年の芥川賞でお名前を知って手にとってみました。

この作品は3作からなっていますが、タイトルの「授乳」がデビュー作でこの作品で群像新人文学賞を取っておられるのですね。

読んでいて頭ではなんとなくわかった気にはなるのですが、やはり感覚としては分かり得ないものがありました。どんなに生きていたところで子宮が自らの体内にある感覚は男の自分には分かりません。
まぁ単純に自分の性に関して考える際に男はここまで深く考えないと私などは思ってしまうのです。

文章自体は一節一節が長いと思うのですが、その割に読みやすく感じました。
良いとか悪いとか判断できない、私の頭では理解できる世界ではないかなと。

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紙の本

スタートライン

2016/09/15 01:40

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

「コンビニ人間」で芥川賞を獲った作家の原点は?と探るつもりで読んでみた。なるほど、粗削りではあるものの、女性、とりわけて少女の無い面が細かく描かれていて感心。文庫もたくさん出ているようだから、もう少し村田氏に取り組んでみよう。

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紙の本

村田沙耶香の作品は、

2024/01/24 07:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:びずん - この投稿者のレビュー一覧を見る

いつも何か、人間が、知能のある人間として生きていくために、隠したくて隠している部分を、簡単に曝け出して、何も間違っていないみたいな文章にする。曝け出すってすごく怖いのに、読むことをやめられない自分が、とても人間臭く生きていると感じて、また怖くなったり。そういうことを突きつけてくる。それを受けて、本当に自分は、自分の通りに生きているのか不安になる。でもやっぱり人に影響されながら、恨めしく思ったり、優越感に浸りながら生きていくことも間違っていないと思う。

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紙の本

なんとなく著者に惹かれて

2016/08/30 23:26

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:めいてつ - この投稿者のレビュー一覧を見る

芥川賞を受賞されたとのことで、どんな作家なのか知りたくて、たまたま店頭で見つけたので買ってみました。普段、この手の本はあまり読まなので新鮮でした。内容については書評が数多く出回っているとおもいますので、そちらを参照ください。

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電子書籍

危険な官能感

2024/01/26 15:12

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:おきらく - この投稿者のレビュー一覧を見る

登場人物たちの閉じた内心の世界に漂う「幸せ」の怖さ。フェチとは言い尽くせない気持ち悪さと不気味な感情。気味の悪さを感じるが、読んでいると文字を追うのが止められない。その表現の危うさと背徳感のようなエロチズムを感じる。面白いと一言では済まされない読書感。

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2010/07/21 06:46

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2010/05/16 13:00

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2010/07/16 12:12

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2012/05/06 22:48

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2012/06/26 18:13

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2012/09/04 03:05

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2012/10/15 23:12

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2013/06/22 22:02

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