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紙の本
言葉は生き物だ、と感じた本でした。
2023/04/10 13:07
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投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
辞書作りに取り組む人々の熱い思いが、言葉一つ一つを浮かび上がらせ、意味を持ち生き生きとした生命を宿させる。
どれも辞書なんて同じことが書いてある、と思っていましたが、引く辞書により個性があることを知りました。そこには裏で働く人々の個性が反映されているからなのだと思い知らされました。
まさに、辞書は言葉の生き物を詰め込んだ代物だと痛感しました。
電子書籍
遠くて近い辞書作りの世界を、ニヤリやクスリを交えながら垣間見せてくれる作品
2023/03/17 22:23
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投稿者:719h - この投稿者のレビュー一覧を見る
随所に、辞書と編纂者とに対する
作者の思いを感じてしまう作品。
主人公を始め、世間の標準からヮ、
ややずれ気味な登場人物たちが、
辞書づくりという軸を中心に物語を紡ぎ出す。
作者がこの物語を担わせるべく
描き出すのヮ、出版社の辞書編集部の
人間だけでヮない。辞書の装幀を担当する
社員や、辞書の頁に用いられる紙を作る
製紙会社の人々までをもひっぱりだすことで、
言葉集めにとどまらない、辞書づくりという
営為の奥深さを多角的に語っている。
また、世間でヮ余り用いられなくなりつつある
語彙を、解説を交えてそこここで
紹介している点が興味をそそる。
この作品の地の文の語り口に、
妙な心地よさを覚えてしまう読者ヮ主に、
出身地と世代とを作者と共有している人
かもしれない。
紙の本
紡がれる言葉の数々が美しい
2022/06/27 22:14
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投稿者:紫苑 - この投稿者のレビュー一覧を見る
辞書を作るという話柄当たり前だと思われるかもしれませんが、紡がれる言葉が非常に美しい。特に、食事の部分は言葉選びが精密で味を思い起こさせます。
紙の本
とても、とても良い本でした!
2020/08/29 11:03
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投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
出版された当時、高く評価されていることは知っていましたが、何となく敬遠して読んでいなかった本。辞書作りがあんなに時間も労力もかかる大変な作業だとは知りませんでした。言葉に対する愛の深さ、大きさに圧倒されました。もっと早く読んでいれば良かったと思いました。
紙の本
好きこそ物の。
2020/08/25 16:52
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投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「言葉」の意味、使い方を解りやすく伝える術を追及することに情熱を注ぐ人たちの物語。
出版社の辞書づくりの部署での長い年月が描かれる。
好きこそ物の上手なれ。
紙の本
アニメを見て再読
2020/08/22 17:18
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投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
Amazonプライムでアニメを見て再読。
畏まっているようでくだけた文体にニンマリ。
真締さんと辞書編纂室の空気が、
行間からもにじみ出るようでした。
紙の本
辞書に愛着が湧きました。
2018/09/22 00:01
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投稿者:イザベラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルはずっと知っていましたが、映画化されたりでミーハーな感じがしてすぐに読もうとは思いませんでした。
しかし、読み始めるとどんどんと物語を通じて言葉と辞書の魅力に取り憑かれていきました。何も考えることなく、自然と口にする言葉にどんな意味があるのかを辞書は的確に伝えてくれます。それを当たり前に思っていましたが、この本に出会ったことで、辞書作りの裏を知り、そこにかかる年月や熱意を知ることで、辞書を手に取ろう。という気持ちになりました。気がつけば、自分も辞書作りに関わっているような気がして、完成した時、それを見届けることができなかった松本先生のことを思い出して、自然に涙が流れてきました。
三浦さんの作品は初めて読みましたが、他の作品も読みたくなりました。
電子書籍
辞書を見る目が変わったかも
2017/12/24 02:57
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投稿者:hirok - この投稿者のレビュー一覧を見る
「辞書編纂」っていう、お固そうなテーマに及び腰でしたが、本屋大賞受賞を機に購入。危惧は空振りでスルスルっと読める感涙ものでした。辞書を見る目が変わったかもしれません。それと、ひら(カバーを外したところ)にもお楽しみがあるので、未見の方は要チェックですよ。
紙の本
辞書を味わう
2017/11/10 11:01
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投稿者:ペンギン - この投稿者のレビュー一覧を見る
辞書のイメージが少し変わった。辞書とは、言葉の正しい意味が書かれている本であり、多くの場合、私の知りたいことに答えてくれない本と思っていた。けれど、そうではないのだ。辞書とは、編集者だけでなく、作成にかかわる人々の言葉に対する感覚や考え方を集め、精査したものなのだ。辞書も小説と同じように、言葉を味わうものだと思った。この小説を読んで辞書が少し好きになった。
紙の本
辞書の編纂
2017/09/06 12:54
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投稿者:akiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
辞書の編纂にまつわる物語。これほどの奥深さがあるのかと驚嘆すると共に、言葉というものが持つ力を改めて実感させられ、これからはより大切にしたいと思う。
紙の本
れんあい
2017/01/17 21:06
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投稿者:taku - この投稿者のレビュー一覧を見る
三浦しをんがこれ引用しようとほくそ笑んでいる姿が目に浮かぶ
れんあい【恋愛】 新明解国語辞典(第5版)
特定の異性に特別の愛情をいだき、高揚した気分で、二人だけで一緒にいたい、精神的な一体感を分かち合いたい、出来るなら肉体的な一体感も得たいと願いながら、常にはかなえられないで、やるせない思いに駆られたり、まれにかなえられて歓喜したりする状態に身を置くこと。
紙の本
読んで損はないエンタメ
2016/12/30 11:26
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投稿者:はち - この投稿者のレビュー一覧を見る
非常に読みやすいエンタメ小説。
単行本版は妙に手触りというか読み心地が良い。
最初は一人の主人公が主軸になって物語が進むが、後半になるにつれ、辞書作りのプロジェクト全体が主人公になる印象。
電子書籍
船を編む?
2016/11/12 00:52
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投稿者:あんころしゅーくりーむ - この投稿者のレビュー一覧を見る
三浦しをんと言う作家の本を初めて読みました。題名の意味がよく分かりませんでしたが、辞書編纂という地味な職業の主人公でありながら、真面目なのにどこか笑えるユーモアにあふれる作品です。主人公に彼女ができるくだりも、色っぽくて、しかしほのぼのして、そして笑えます。最高傑作です。
紙の本
映画の方が良かった
2016/10/09 10:11
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投稿者:読書好き - この投稿者のレビュー一覧を見る
とは言え、作者の着眼点の鋭さには毎回感服です。
言葉の力、その言葉を舟にして人生は進んでいく、その言葉の舟作りに『取り憑かれた』人々の生き様に憧れてしまいます。
そこまで夢中になれるもの、あるかなあ?
紙の本
「まほろ駅前〜」に続いて同著者を選んだ
2016/09/24 04:58
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投稿者:オカメ八目 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「まほろ駅前多田便利軒」に続いて同じ著者のを読んで見た。 これも「本屋大賞」を受賞しただけのことはある、労作と感じた。 いつもは、何気なく、ちょっと判らない文字や、語句を引く辞書のウラに、こんな苦労と努力が隠されていたんだと感じる本。