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司馬遼太郎は歴史上の人物を魅力的に描き出すのが非常に上手な作家だと思います。
この作品に登場する人物のほとんどは教科書に出てこないような地味な人物たちなのです。
ですが、彼らの一挙手一投足にこちらまで一喜一憂していまいます。
2巻を読むのが楽しみです。
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大河ドラマにもなった原作。
司馬作品にありがちな資料重視・作者視点の論述がこの作品にはあまりなく、『小説』として楽しめる。登場人物のコミカルな面が多く出ていてさくさく読める。
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最終的には土佐24万石の領主となった山内一豊の一生を描いた物語。冴えない一豊が千代の内助の功で出世する。やはり妻という存在は大きな鍵を握っているのかもしれない。一豊の終生の変貌ぶりが明治維新を引き起こした志士の出現につながっているのかも知れない、と考えたら感慨深いものがあった。
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ご存知大河ドラマにもなりました、一豊君と千代ちゃん物語。一豊にはドラマのようなかっこよさはさっぱり無いです。仲間由紀恵嫌いもあって、本のほうが数倍面白かった感じ。
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織田信長の渦中に、特筆すべきことのない武士、山内伊右衛門一豊がいた。その彼が、賢く美しい嫁、千代を迎えてから爽快な人生を歩んでゆく。女性が主人公であること、そして農夫のような一豊と、それをうまく操る千代の性質が面白く描かれているため、歴史の苦手な女性も読みやすいかも。10両の馬、という話が面白い。
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わたしの歴史の主な知識のほとんど、なぜか、大昔、兄貴がしゃべってくれたことが元になっております。
昔は、兄貴も、それなりに情熱的にしゃべってたということだなぁ。
で、「功名が辻」の話も、だから、多分、兄貴に話してもらっていたのが、原型としてはいっているはず。
兄貴が面白いといった司馬遼太郎ものは、「国盗り物語」とこの「功名が辻」だったような記憶があります。
わたしは、歴史小説は、中学校から高校ぐらいに1番読んでいたのですが、動機がけっこう不純で、楽しくてテストの役に立つとか思って読んでいました。
だから、「功名が辻」とか、あんまり有名人(テストに出てこない人)が主人公の話は、読んでなかったのですね。
そんな「功名が辻」も、NHKの大河ドラマになり、書店で見かけることも多くなりました。
で、ねぇさんが、読んでみたいなぁと言ったので購入したのが、大河ドラマが始まる前なので、2005年の年末ぐらいだったと思います。
そのあと、ねぇさんが、読んで、NHKドラマも楽しんで、だったのですが、わたしは、あんまりテレビを見ないので放置してました。
けっこう、楽しそうでした。
で、受験勉強からもはなれた今(爆)、読んでみようと。
司馬遼太郎を読むのが、メチャクチャ久方ぶりです。中、高校時代に、戦国のメインストリートもの*1を読んで、あと、なぜか、「韃靼疾風録」とか、「龍馬がいく」とかを大学時代に読んでました。
幕末ものもおもしろいと聞いていたけど、「跳ぶが如く」がわたしの性に合わなくて、それ以外は避けていた感じですね。 *2
新撰組は、兄貴の評価が低かったので、ずっと読まなかった。いかに影響力があったかよくわかりますね。でも、これは、川原正敏の「修羅の刻」や、木原敏江の「天までのぼれ」にであって、20代ぐらいのときに、「燃えろ剣」とか読んだら、とてもおもしろくて、あと新撰組にもけっこうはまりました。
で、今回の「功名が辻」。
読む前のイメージでは、バカな旦那さんとそれをもり立てた賢い猛烈奥さんの話?
あぁ、司馬遼太郎って、おもしろかったんだなぁと再確認しました。
なんか、確かに、説教くさいというか、自分の価値観を語るために、上手に人の性格をつくっているところは、あると思うまですが、読んでみて、伊右衛門も、千代も、かわいいですねぇ。
欠点のない人間としては書いてないです。
はじめは、千代の賢しさが目立つのかなぁと思っていたのですが、伊右衛門の方も、彼だからこそ、一途に駆け抜けていったんだなぁという感じが見えます。
なんか、夫婦が同じ夢を見ててしあわせそうだ。
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仲間由紀恵と上川隆也が主演したNHK大河ドラマの原作本。この小説で語られる二人の雰囲気は、ドラマとはまた違う印象を受けます。千代のしたたかさと、一豊の何事も一途に立ち向かう姿勢。ドラマ以上に小説は面白いです。
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天下にむかってはなばなしく起ち上った織田信長の家中に、ぼろぼろ伊右衛門とよばれる、うだつの上らない武士がいた。その彼に、賢くて美しい嫁がくるという…伊右衛門は妻千代の励ましを受けて、功名をめざして駈けてゆく。戦国時代、夫婦が手をとりあってついには土佐一国の大名の地位をえた山内一豊の痛快物語。全四冊。
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NHK大河ドラマ原作。
豊臣秀吉の家来、山内一豊の物語だが嫁の千代が主人公だと思う。
千代は理想の女性だと思う。
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2007年1月 読了
戦国武将、山内一豊と千代の話。
山内一豊の出世は、妻、千代のおかげです。
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山内一豊と千代の夫婦物語。
戦国の世に生きながら、地味で律儀な一豊を思わず応援したくなる。
(一〜四巻)
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以前大河ドラマでやってましたが、
あれがつまらないと思えるくらい原作の方が面白いです。
「大河期待してたのにつまんなかった・・・ていうか千代も別人」
「そう?普通に面白かったけど」って言われたので
原作先に読んでて損したとまで思った私なみだ目
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数年前の仲間由紀恵主演大河ドラマの原作。文春文庫・全4冊。
妻・千代の目からみた土佐の初代藩主・山内一豊の一代記。とりたてて武功も智謀もない、いわばヒラ社員ならぬヒラ武将の一豊が信用一番の看板をさげて、信長・秀吉・家康という3代の大社長のもとを生き伸びていって物語。
3人の天下人の個性がよくわかるし、各大名家の様子が垣間見えたり、戦国時代の後半戦を知るにはうってつけの一冊。
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戦国時代。
山内伊右衛門が主人公
だれだろう。
これが第一印象。
この若者が信長のもとで働き
秀吉とであい、
千代を娶る。
この千代がおもしろい。
なんと男の才能を、やる気を引き出すのが上手いのか。
先の先まで見える視線。
また、甲賀の諜者
小りん。と六平太。
このキャラクターも周りを引き立てる。
小りんが妖艶すぎる。
司馬遼太郎のエロテックな描写も魅力的。
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これは竜馬の前に読んだ小説です。
全4巻で山内一豊とその妻、千代を通して織田信長から豊臣秀吉時代までの話になります。