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紙の本
後味の悪さがたまらない推理小説
2015/10/11 14:08
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さんしろう - この投稿者のレビュー一覧を見る
米澤作品特有の微妙な暗さが漂う中、米澤推理小説には珍しく、展開が緻密で、終末が予想できない面白さがあった。ひとつの小説の中に結末のない5編もの小説が出てきて、それぞれが過去の事件の謎解きにつながるという造りは、斬新であり読み応えがあった。それにしても、米澤作品は学園ものを除き、独特のほの暗い感じが何ともいえず好きである。
電子書籍
静かで緻密なつくり
2020/04/26 16:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うみしま - この投稿者のレビュー一覧を見る
新聞の書評欄の文書を読んで、どんな作品を書かれているのか気になって読み始めました。他の作品はわかりませんが、本作はとても緻密なつくりのミステリでした。
大きな事件を扱うわけではないのですが、作中小説もとてもうまく、主人公と共に謎解きをしていくような高揚感を持って読み進めることができました。
1点主人公の身の上の話は必要だったのか?とは思いましたが、それ以外は文章もうまく、惹き込まれる作品でした。他の作品も読んでみたいと思います。
紙の本
なぜかはまる
2020/04/21 12:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねむこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
けして読後感が心地よい訳ではないのですが、一読後、何枚もしおりを手元に置いてすぐに読み返してしまいました。
とにかくよく練られた構想に敬服。
紙の本
リドルストーリー
2019/07/31 17:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
あえて結末が描かれていないというスタイルの物語をリドルストーリーというらしいです。
本書はその構成を取りながら、最後は結末があるという。
流石です。
電子書籍
暗い
2018/09/12 07:26
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投稿者:プロビデンス - この投稿者のレビュー一覧を見る
暗い、どれもこれも暗い。古本屋のカビ臭さが鼻につくかのよう。登場人物がほとんどにおいて影があり、唯一暗くないのが大学教授だが、これはこれで嫌味な人間ときてる。痛々しい小説だった。
電子書籍
物語を締めくくる
2018/05/30 08:35
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
結末のない物語を追い求めていく主人公の姿が良かったです。モラトリアム気味な青年が、成長していく様子も伝わってきました。
紙の本
追い求める5編
2017/10/23 08:17
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
大学を休学して古書店に転がり込む主人公の日常が笑いを誘います。5つの結末のない物語を探すうちに、20年前の未解決事件に繋がっているところが面白かったです。
紙の本
名探偵がいなくても
2016/05/26 16:36
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投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る
よくできたミステリーでした。
謎がありそれを解いたと思うと新しい謎が現れ
さらに真実を求めていくと以前に正解に
たどり着いたと思えた答えがもしかしたら
間違っていたのかもしれないと。
あんまり書くとこれから読む人の興を削ぐのでこれくらいに。
明智小五郎や金田一耕助や中禅寺秋彦のような
見事な推理を披露する名探偵役の登場人物は
出てきませんが、ある意味そこがいいとも思えた作品でした。
これから米澤穂信氏の他の作品を手に入れに出かけることにしよう。