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みんなのレビュー39件

みんなの評価4.1

評価内訳

39 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

絵画の中に思想を読む啓蒙書

2006/09/17 19:10

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:アルケー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「イメージを読む—美術史入門」は著者の最初の啓蒙書、「絵画を読む—イコノロジー入門」はそのすぐ後に書かれた啓蒙書で、先を初級用、後を中級用と言っていますが、その二つを比較してみると、前者がより思想的であり、後者は個々の作品の解釈に重点がおかれているようです。
 この書物は文庫化にあたって元の書物をいくらか改訂しています。改訂は読者にたとえこれが啓蒙書でもあって何らかの指示があるとうれしい。新たな解釈が出るたびにときには改訂をせまられるという事情が「歴史としての」美術史にはあるからです。日本の書物は改訂を拒否するのが慣例(当時の著者の立場を思い出にしたいという学問的脆弱性(甘え)がその理由)となっているから、逆に改訂したことを書いて欲しかった。
 レオナルドとミケランジェロとの対決の場面。レオナルドはミラノに「晩餐」書いたあと、ミラノのフランス占領で、新たな手法(彼を特色づける有名な輪郭線のない明暗によるグラデーション手法—キアロスクーロ手法)をたずさえてフィレンツェに戻ってくる。大英博物館にある「聖アンナと聖母子」というカルトン、ただの紙に書かれたデッサン。大反響をよび、ミケランジェロもラッファエッロもこの絵を見にきています。これは彼の「絵画論」(ダ・ヴィンチの手記)に示されている最初の例示です。物体を知覚するのは光と網膜の現象によるというリアリズムは、バロックから印象派まで絵画の主流となります。
 それに対してミケランジェロは「岩窟の聖母」に類似の聖母子、「ドーニ家の聖家族」を描く。この絵は色彩もあざやか、輪郭もくっきり、鮮明で影がない。マリアの着物は慈悲の赤、ヨセフは信仰の青。彼はこの絵で視覚の現象を描くものではなく、思想の表現の手段と考えて、レオナルドに対抗する。
 マリアは裸足で大地に座り、大地の娘であり、イエスはマリアよりも高所から与えられたことを暗示。ドミニコ会の考えで、マリアを、イエスをみごもったときだけ純潔だとする。
 絵画は芸術家の理論の実践の場であり、思想の表現の場でもあり、闘争の場でもあった。思想をことばではなく、作品で示す思想家のことを芸術家だと若桑はいう。
 ここには彼女の美術史家としての立場がよく示されています。

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紙の本

名画に隠された謎を追った非常にスリリングな美術入門書です!

2020/04/24 10:57

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、素晴らしい美術作品というものは、それが描かれた時代の思想や宗教観を如実に表しているという考えの下、ミケランジェロのシスティーナ礼拝堂の天井画、レオナルド・ダ・ヴィンチの『モナ・リザ』、デューラーの『メレンコリア』、ジョルジョーネの『テンペスタ(嵐)』という錚々たる世界の名美術品を取り上げ、画家が本当に描きたかったのは何か?何に託してその意図を伝えたか?といった名画に隠された謎を探って、解き明かしていきます。同書は、これまでの美術研究の成果を駆使しながら、それぞれの名画を読み解いていく、読者を興奮させてくれる内容になっています。美術の好きな方にはたまらない一冊です!

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電子書籍

17世紀までの絵画は解釈が必須

2018/12/08 11:53

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

18世紀の印象派とかと違い、絵画を「きれいか否か」で見ることは、何も見れていない。
イメージをきちんと理解するための、とても興味深い導入書。とても面白いし、「もっとしりたい」と思える。

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紙の本

白黒が残念

2019/10/20 19:41

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る

掲載されている絵が白黒で見づらいのが残念。大学の講義を書籍化したということで、授業を聞いているような感覚です。

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2005/10/30 23:02

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2006/09/11 14:18

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2006/09/22 01:04

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2006/12/09 01:17

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2008/03/15 21:40

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2009/01/26 11:17

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2009/04/01 11:49

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2009/07/15 16:35

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2009/12/02 12:51

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2010/02/10 02:11

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2010/02/27 09:18

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