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遅ればせながら・・・
2017/12/13 18:01
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:いーぐるぴーぐる - この投稿者のレビュー一覧を見る
話題作を読みました。率直に言って、とにかく面白かったです。描写の緻密さもさることながら、ストーリーそのものが飽きさせないので、ぐんぐん読み進めることが出来ました・・・と言うより、自然にページを繰ってました。著名人の著作・・・と言うより、本当に有能な方の手による読み応えのある一冊でした。 この作者の次回作も読んでみたいですね。
言葉使いがうまい、引き込まれる
2017/05/06 23:57
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:心穏やかに生きたい - この投稿者のレビュー一覧を見る
賛否両論ある中、読み進めていくと文章表現がうまい。
言葉に深みと広がりが生まれ、
読み手の世界観がこんなに広がるのかと、また読み返したくなる1冊でした。
おもしろい
2017/03/25 21:24
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:リンダ - この投稿者のレビュー一覧を見る
まだ読んでいる途中なのですが、又吉さんの独特な表現の仕方などがとても良いと思いました。皆さんも読んでみてください。
M1決勝戦に出られない漫才師のお話
2024/12/23 13:55
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ねたばれ
徳永は「世界の常識を覆すような漫才をやるために、この道に入りました」と語り、最後の漫才で「あえて反対のことを言う」「思っていることと逆のことを全力で言う」というネタを披露した。彼の師匠、神谷は「美しい世界を、鮮やかな世界をいかに台なしにするかが肝心なんや」と独自の笑いを追求するが世間からは評価されない、徳永以外には。二組とも売れればいいなあと期待と不安で読むが結末は解散と借金苦、哀しい。しかし、私が一番感情移入できたのは神谷の同棲相手の真樹だった、異性なんだけど。いくら彼の才能に惚れていたとしても、彼女の彼と別れるという決断は当然だと思う、その辛さが伝わってくる。徳永が憧れていた大師匠はいとし・こいし師匠だろうなあ、私もあの二人の漫才が大好きだった
花火で始まる物語は、鈍く響きあう火花が確かに見えた。
2023/11/16 10:09
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投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
お世辞にも売れてるとは言えない漫才師と、彼が師匠と仰ぐ神谷さんの物語。
花火で始まる物語は、鈍く響きあう火花が確かに見えた。
売れる芸人だけが芸人ではない。ちょっと売れる、全く売れない、そして、志半ばで舞台を去る者たち。
彼らと同じ時代を生きてきた作者は、彼等の火花を切り取って一つの作品にしたのではないか。
又吉というキャラがあってこその作品
2023/10/23 11:59
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投稿者:狂ったチワワ - この投稿者のレビュー一覧を見る
芥川賞という者は、その人が書いたのだと思える作品であると思っている。
まさにその通りだと思いました。
芸人という、一般人では到底理解できない感情を、おもしろおかしく描きつつ
現実という世界に溶け込んでいく。
いい作品でした。
彼らと同じ時代を生きてきた作者は、彼等の火花を切り取って一つの作品にしたのではないか。
2023/10/15 12:13
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投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
お世辞にも売れてるとは言えない漫才師と、彼が師匠と仰ぐ神谷さんの物語。
花火で始まる物語は、鈍く響きあう火花が確かに見えた。
売れる芸人だけが芸人ではない。ちょっと売れる、全く売れない、そして、志半ばで舞台を去る者たち。
彼らと同じ時代を生きてきた作者は、彼等の火花を切り取って一つの作品にしたのではないか。
純文学で書かれたお笑い芸人
2022/01/20 19:00
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投稿者:まいく - この投稿者のレビュー一覧を見る
芸人視点が丁寧に書かれていて面白かったです。
特に、芸人の嘘、についての逡巡が印象に残りました。
また、文章のスピード感に緩急があり、少年マンガのようなテンポを感じる場面もあったりして楽しく読めました。
仕事中の場面や相方が登場する場面が少なく、テレビの向こう側にいる芸人を1人の人間として描いています。普段、お笑いをよく見る人なら、芸人エッセイのようにも楽しめるのではないでしょうか。
他の著作も読んでみたいと思います。
人生は美しくて生臭い
2017/03/20 13:51
9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふぇりさ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「諦めなければ夢は叶う」「自分らしさを貫くことが大事」世間に認知されファンが多数いる芸能人であれば、そんな直球メッセージを込めた小説を書いたほうがイメージ戦略的には良いのかもしれない。ましてやお笑いという、観衆をハッピーにさせる仕事であればなおさら。
この「火花」はそういったメッセージ性の強い作品ではない。何かを諦めるのは怖いことであり、それでも諦めるという選択肢をとることがあり、諦めずに自分というものを貫くことがただひたすらに美しいものではない。そこに描かれているのはメッセージではなく人間だ。そして、おそらくは長年の苦労を経てようやく栄光をつかんだであろう、これだけのブレイク芸人でありながら、作者の目線は決して傲慢になることなく、自分の立ち位置をあくまでただのひとりの人間としていることがわかる。
物語は淡々と流れていくが、徳永のくすぶる気持ちが手に取るようにわかり、私とは縁のないキラキラした世界の、想像以上にドロッとした側面を見せつけられたような気がする。どこに生きていても、何をしていても、人間は人間でしかない。
作者がお笑い芸人だからその世界のことしか書けないという見方もあるのかもしれないが、たとえ同じ世界に生きていても、ここまで人間をよく観察し、自分をよく内省する人間がどれだけいるだろうか。個人的には徳永が神谷を、ある出来事について”模倣だ”と糾弾する場面が一番身につまされた。徳永の嫉妬と神谷の無邪気さと、神谷自身が気が付いていない焦りの影が現れているように感じる。
全編を通して作者の内省力の高さ、人間(もしかしたら彼の仲間たち)に対するあたたかいまなざしを感じる良作。
読んでみたら、良かった。意外でした。
2017/07/09 01:31
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:てつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
劇場とセットで読みました。申し訳ないが、又吉先生のことバカにしてました。面白かった。内容もぐっとくる。しかし、お笑いの世界も大変ですね。先輩、おっぱい大きくするって反則ですよ。綾部が、NYからおっぱい大きくして帰ってきたら、傑作になる。
芥川賞
2017/03/24 11:06
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:端ノ上ぬりこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
芥川賞作品を今まできちっと読んだことが無いような気がする。ここ最近は無い。文庫で出版されたので読んだ。話題性だけではなく、芥川賞なんだ、と納得しました。又吉さんすごいですね。純文学ブラボーって感じ。(軽すぎ!失礼)話の中心が徳永と神谷の二人。お笑いの世界もさることながら、夢を追いかけ、自分がどこに向かい何を求めどうしたいのか・・・、若者の純粋さやら影やらあきらめやら、「純」という言葉が底に流れている作品だと思った。多くの文学作品を消化している人なのだろうと、感じました。又吉さん素晴らしい。
表現は難しいのですが、
2018/05/01 01:34
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:k - この投稿者のレビュー一覧を見る
文学的な表現は、やはり読み慣れずむずかしい部分もありましたが、それでも自然と脳内に広がる背景。わからなくても、感じることのできる表現の素晴らしさに感嘆しました。映画をみているような感覚で読み進める事ができました。
花火
2017/02/18 19:09
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投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
久しぶり純文学。又吉先生の豊富かつ卓越した語彙力と表現力には驚きました。
内容は、青春時代の様々な葛藤について、漫才を通して描いています。才能とは、大人になるとは、純粋とは、夢を諦めるとは、夢を諦めないとは、生きるとは、友情とは、そして道を極めることの難しさと滑稽さ、出会いと別れ等を描き切っています。あまり夢なんて考えたことのない自分の青春時代は、徳永や神谷のように人生に向かい合っていただろうか。何となく毎日を過ごしていたような気がします。そんなことも思いながら一気に読み終わりました。序盤は純文学特有の退屈さがありましたが、又吉氏の確かな才能を感じることが出来る本でした。
そして、クライマックスのスパークスの漫談には、不覚にも涙してしまいました。ところで、滑稽なラストエピソードは笑っても良いところでしょうか?
ハードル
2023/10/30 18:36
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投稿者:悟空 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ある芸人と尊敬する先輩芸人のお話。芸人の又吉さんが書いているということもあり読む前のハードルが高かったせいで少し物足りなく感じてしまいました。
芸人さんならでは
2021/10/26 17:01
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投稿者:MR1110 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ご本人の想いが溢れている作品であると感じました。一般的にブレイクしていない全ての芸人さんがあっての漫才の世界というところが愛に溢れていて好きです。