非常に分かりやすい
2017/12/17 21:36
6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ME - この投稿者のレビュー一覧を見る
知的財産管理技能検定の勉強をしながら、何か知財の本はないかと探して購入した。本書は非常に分かりやすく書かれており、レイジも豊富で何位よりも著者の行動力(質問状を送ったり、自分で体験してみたり)なども書かれているところが興味深い。
電子書籍では注釈がまとめて章末に記載されているので、随時注釈にリンクで飛ぶようにしてあれば読みやすいと感じた。
特許をとった立場としても参考になりました
2017/09/30 00:54
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:もりやま - この投稿者のレビュー一覧を見る
昨年弁理士を通じて特許をとったのですが本書に書いているとおりタイミングの難しさを知りました。特許を拒絶されても、公開されてしまうので、本当に大丈夫か気になりました。いろいろな事情で審査請求を放置放棄することもあるのだと知りました。特許は創造やアイデア勝負の含んだ不思議な世界です。
分かりやすく面白い
2017/11/19 23:31
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しょひょう - この投稿者のレビュー一覧を見る
書名に惹かれて電子書籍で購読。
知的財産権については、何となくの興味はあったが、しっかり勉強したことはなかったが、本書で(もちろん入り口だけだが)楽しく学ぶことができた。
著作権、特許権、実用新案権、意匠権、商標権など、言葉は聞いたことがあっても、それぞれの違いはよく分からない諸権利について、法律をもとに解説しているほか、実際に起きた事案紹介もあって、最後まで興味を持続できた。
図表や実際の写真も多く掲載されているのも、素人にとってはありがたい。
もちろん、一読しただけで全体像が把握できるわけではないのだが、専門書に行く前の入門書として、単純に知的好奇心を満たす書籍として非常にお薦め。
『楽しく学べる「知財」入門』
2017/04/21 22:11
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著作権、特許権、実用新案権、意匠権、商標権...
それぞれの特徴が理解できるよう「模倣」を切り口に解説
広島カープ、中央大学、レッズ、智辯和歌山の「C」に著作権はあるか?
「ライオン株式会社」が「NO17」を商標登録したわけは?
「カシオ計算機」は「A-SHOCK」から「Z-SHOCK」まで商標登録してる?
興味深い実例により難解な法律関係を解きほぐし
知財=知的財産権の理解を深めることができる一書
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
著作権や商標権、特許といった事柄についてさまざまな具体例を挙げて解説しておりわかりやすい。わずかな違いで裁判の判決が変わるとこなど興味深かった
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日頃、新聞やニュースで触れる機会の多い「知的財産権」だが、まとまった形でその詳細を知る機会は意外に少ない。本書は主に海外を舞台に活躍してきた弁理士による「知財」ブリーフィング。「楽しく…」の題名に違わず、豊富な馴染み深い実例により、しかも極めて簡潔でわかりやすく知財の大まかなアウトラインをなぞることができる。
本書でよくわかるのは、知財には著作権や商標権などいくつかの種類があるが、それら個々の権利は、単独では我々が一般に考えているほどには強く保護されていないということだ。随所で述べられるように、これらの権利を重層的に組み合わせることで、単独の場合よりも強力な権益に変換させることができる。そして、ある種のビジネスエスタブリッシュメントの中には、この種の防衛策にかけては極めてクレバーな者が存在するということだ。ピーター・ラビットの例が挙げられているが、その既得権益を守ろうとする執念にには感心を通り越して畏怖さえ覚えた。
なお、本書では全く触れられていないが、衣服や料理等の分野では、知財による保護が極めて弱いにも関わらず、本書に満載されているような争いが全く起きていない。その不思議さとメカニズムを知りたい人には「パクリ経済」(カル・ラウスティアラ著・みすず書房)がオススメだ。
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大変わかりやすいし、過不足なく問題を網羅していると思う。知財系の法律は改正が多いので、定期的にこの種のまとめ本を読む必要があるだろう。
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ちょっと勉強がてらと読み始めたが、あまりの面白さに一気読み。いやー、久々に素晴らしい新書に出会った気分。去年の春先にはやはり現代新書で文明探偵の冒険という当たりを引いたが、老舗新書の中でも一般向けの現代新書らしいいい本。
なにが良かったかというと、第1には著者が読者を本当に楽しませようと思って書いていることだと思う。ともすれば無味乾燥した内容になりがちな法律関連の入門書にも関わらず、至る所で著者の顔が見える。なによりも、著者が疑問に思ったことはジャニーズ事務所だろうがなんだろうが、一応、当たっていてそのやり取りが記されているのが面白い。さらには、これは読者によっては本筋から離れるので嫌う人もいるかもしれないが、話題にした特許の黄金風呂に入ってみたり、美顔器を使ってみたりと好奇心があったらなんでも飛び込んでみた経緯を描いているのも面白い。
そして、なにより最近、自分自信が仕事上、知りたかった著作権関係の問題についても、その回答が得られたことだ。素晴らしい!
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著作権をもっと積極的に活用すれば、経済活性化につながるだろう。著作権の目的は、その利用と保護のバランスの両方に配慮したものだからだ。模倣が許されない範囲を規定することで、ホワイトなゾーンを明確にして、権利者以外にも利用できるようにする。より制度設計を変えたら、知的財産を活用できるだろう。
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身近であったり、興味を持ちやすい話題、裁判例をもとに、知財関係の権利や諸問題を易しく解説している。
珍しく、繰り返して読みたいと思える新書に出会えた。オススメです。
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タイトルどおり知的財産について楽しく学べました。著作権、特許、実用新案権、意匠権、商標権、不正競争防止法、肖像権、パブリシティ権などの「だいたい同じように感じられて、良くわからない」権利を具体的(かつ絶妙な)事例を挙げながら解説してくれる。
・知的財産の世界は感情と法に大きな乖離があるように思える(個人的には)
・商品やサービスを世に出すとき抑えとくべき権利をしっかり検討したがよい
・商標登録をうまく使うと半永久的に権益を維持できる(こともある)
・何か困ればちゃんと勉強したほうが良い
・安易に「それってオレの著作権侵害してんじゃん」などと言わない
知的財産戦略と言う言葉が個人的にとっても好きでした。
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オリンピックエンブレムのパクリ問題は記憶に新しいが、世の中の知的財産はどのように守られているのか。
非常に興味深い内容でネット社会の今だからこそ知っておきたい情報だと思います。
とても面白かったです。
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法務を担当している友人に勧められて。知財というクリエイティブな領域を権利という法律に落とし込む難しさがよくわかりました。知らなかったことだらけ!なにより、この難しそうなテーマを、軽妙な読み物にした著者の存在が独特だと思いました。「あとがき」でも触れていましたが、読みながら感じたのは画像認識するようになった人工知能の創作物の著作権。人間の創作をどう権利化し、どう保護し、どうパブリックドメイン化するか、という本書で取り扱われているテーマはこらからさらに深化していきそうです。
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ちきりんが推していたため購入したものの、ずっと読めていなかった本。正月を使って読了。
いわゆる知財について、わかりやすくまとめられており、事例も数多かったことから読みやすかった。著作権とそれ以外で、そんな差があるとは全く知らなかった……。常に身近に置いといて、何か気になることがあれば参照したい本。お役立ち度で☆5つ。
事例に対して作者の雑感が付されていて、それにオチもうまいことついていたりしたのも好評価。
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作者さんが実際に特許をとった黄金風呂に入りにいったり、フェイスアップクリップ(美容用品)を買ったり、とろろ芋を食べたりと意外とお茶目で楽しく読めた。