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せつないけれども優しいお話
2022/07/22 17:26
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投稿者:みづき - この投稿者のレビュー一覧を見る
すごくおもしろかったです!
ありえない状況からスタートしますが、
うる波と鹿野くんを取り巻く登場人物にそれぞれスポットが当たってお話が進んでいくので、ページをめくる手が止まりませんでした。
一見、幸せそうに見えたり、勝ち組だったりする人が意外な闇や秘密を抱えていたり、話の最後で大どんでん返しがあったりと、すっかり引き込まれてしまいました。
凪良さんの小説では、一つ一つの状況は私にとって現実味のない事がほとんどのはずなのに、登場人物の脆くて不器用な内面と、それでも自分の軸(信念)を貫いて生きていくんだという覚悟にふと共感してしまいます。
種類は違えど、誰もが心に何かしら抱えながら生きているからこそ、琴線に触れるのかもしれませんね。
百点満点
2021/12/18 17:54
4人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:インディゴさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
試し読みで惹かれて購読。作家買い。凪良作品だぁぁぁぁ!と読んでうわぁってなりました。底がない。凪良作品には底がない。私の中では広がりしか感じない。BL・非BLとも全作品制覇したい〜!
作家買い。
2017/05/09 23:19
5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やちゃまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
作家買い。
凪良さんファンなのでBL作じゃなくてもやっぱり読みたい。
一般作でも凪良さんの独特の世界観、説得力、出てました。
うる波と鹿野くんの生活がベースになっての短編4編。
ほろ苦い切なさがどのお話からも感じました。
決して絶望ではないのだけれど、でもその結末が何だか救われるようでやっぱり救われ
ないというか。
うる波自身も現実では夫を亡くしているという立場なので。
愛にはいろんな形があり、目に見えるもの、形になるものだけじゃないっていうのは
分かるのだけれど、でもやっぱり切ない。
正直、凪良さんの作品だから読了したけれど、そうじゃなかったら読み続けるのは
ちょっとしんどかったかな。
今の私が本(物語)から“元気”を欲しているからかもしれないけれど。
余談ですが、私の想像では金沢くんと秋穂ちゃんはやっぱり金沢くんの方が振っちゃう
と思う。
だって秋穂ちゃん(の精神年齢は)はすでに金沢くんの“フェチ域”超えてますからー
(笑)
「世の中は秘密だらけで、それでもなんの不都合もなく回っている。」本文より。
2024/05/25 10:50
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投稿者:やまだち - この投稿者のレビュー一覧を見る
あらすじに「四編の救済の物語。」とありますが、そうとは言えないものもあります。
ネタバレがあります。
●二年前に交通事故で亡くなった夫・鹿野くん
●美術の非常勤講師で28歳の未亡人・鹿野うる波
1.プロローグ 秘密1
事故で亡くなったはずの夫「鹿野くん」が幽霊として戻ってきて、それを受け入れる主人公・うる波のお話。
2.アイシングシュガー
鹿野くんの後輩にあたる男子大学生とその彼女のお話。
3.マタ会オウネ
うる波が家庭教師をすることになった生徒で、ロボットの親友をもつ男の子のお話。
4.植物性ロミオ
うる波の絵画教室に通う、男子大学生と小学四年生の女の子のお話。
5.彼女の謝肉祭
うる波が勤める高校の、美大を目指す男子生徒とカーストの上位にいるような女子高校生のお話。
6.エピローグ 秘密2
ご近所さんの「秘密」を知り、あらためて「わたしは、わたしの愛を信じることに」した、うる波のお話。
四編の物語に登場するキャラクターと主人公が織りなす日常から、「普通」を問う作品です。
さまざまな動植物たちが共存するビオトープと、心の自由が尊重される社会は少し似ていると思いました。相容れない、でも不必要に排除もしない。
ただ、「植物性ロミオ」はちょっと共感出来ませんでした。「心は自由」だけど、成長による心身の変化で別れを切り出される少女たちの気持ちを主人公は代弁して欲しかった。「嘘はついて」ないけれど、期間限定のお付き合いだよと、事前に同意をとらない大学生のズルさを追及して欲しかった。「みんな勝手でした」ですむオチにしたのは残念。
普通ではないひとたち
2021/04/16 23:50
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投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
数の力を振りかざして、
実態のわからない「普通」を押し付けてくる多数派より、
常識にとらわれないささやかな自分の信念と幸せを、
薄氷を踏むような思いで大事にしている
少数派の普通でないひとたちの方がずっと魅力的でした。
普通ではないって、そんなに悪いことなんでしょうか。
寄り添うこころ(ネタばれあり)
2020/08/11 14:09
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投稿者:うみしま - この投稿者のレビュー一覧を見る
凪良ゆうさんの作品は初めて読みました。冒頭で主人公の夫の死という衝撃は、読み進むうちに、薄れ、独特の世界観に浸るうちに、すんなり受け入れられる世界となっていきました。やさしい文体で、読みやすいと思います。連作短編集ですが、すべての物語に通奏低音のように流れているのは、社会通念とか、常識といったことがいかに人を差別したり、傷つけているかという想いです。自分の物差しだけで、この人はヘンだと思うことは、誰にでもあることですが、行き過ぎると人を縛るのだと思いました。自戒も含めて、コロナウィルス感染に対する自粛警察のように、自分の物差しだけを信じることのないように、相手のこころに寄り添うというこころを持ちたいと思いました。
短編集
2017/05/24 23:11
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投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公とその夫の性格に共感を覚えなかったせいか、正直、あまり楽しめませんでした。
どれも、余韻を残した終わり方なので、ラストは、あんな感じで良いとは思いますが、読後感は悪いです。
逆に、千花ちゃんや、金沢くんの方が、はっきりしてて、好感が持てました。
不思議な感覚で、予想外に引き込まれました
2022/03/15 16:30
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投稿者:みえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
まずは、「死んだ夫の幽霊と暮らす事」を受け入れるのが大前提で、そうしないとどうにも話は進まないのですが…
クセのある人達ばかりが登場します。
彼氏の命を奪う女の子のお話と、ロリコンを正当化する大学生のお話は、空恐ろしいです。だけど、何故か何か引き込まれて、メルヘンぽく感じる部分も多々あります。
不思議な魅力を感じました。
何がそこまでいいのか
2023/12/30 12:37
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
かなり評価高いけど、何がそんなにいいのかな。
いろんな価値観を受け入れましょうって?
実際のところ身近にいたら、絶対何気無い言動で傷つけちゃいそうだなあ。