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紙の本
お薦めです
2017/07/25 06:54
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Atsushi - この投稿者のレビュー一覧を見る
東京下町に暮らす70代の幼なじみ、元銀行員「国政」とつまみ簪職人「源二郎」が繰り広げる痛快な人情話。冒頭から「つまみ簪って何?」。このあたりが著者の心憎いところか。自分は国政に近いタイプ。今のところ国政にように葉書を送る必要はないが、家内を大事にせねばと思わされた。徹平君とマミちゃんに幸あれ。
紙の本
この作家が得意とするオトコたちの友情物語です。
2020/04/30 21:25
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
「風が強く吹いている」のハイジとカケル、出世作の「まほろ駅前多田便利軒」多田と行天などなど。不思議なたたずまいのオトコふたりの友情物語ってこの作家の得意分野。ただし、本書の男たちの友情は、「源」二郎と国「政」という70代の幼馴染の老境二人の物語として綴られる。
舞台は東京の下町。彼らのささやかな日常には、人情味あふれる心温か系事件が数々起こり、人々の生死、家族、誰かを愛することなどなどがちりばめられて、読者は、彼らのあとに続くものとして、生き方のヒントを受け取りつつ読み進めることになる。気軽な気持ちで手に取って、深い物語を旅した気分。
紙の本
川の向こうで
2018/05/09 11:08
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
源次郎の亡くしてきたものと彼の弟子・徹平、がむしゃらに働いてきて気がつけば家族との距離ができていた国政。
みんなの抱えた事情が徹平の結婚式に収斂していく様は見事。
作中登場するつまみ細工が魅力的。源次郎作という地獄の業火を宿したように美しいかんざし、是非とも見て見たかった。
いつかみんなまた川の向こうで会える、そんな気持ちなれる一冊。
紙の本
幼馴染老人2人の仄々人情譚。
2023/10/12 11:50
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
幼馴染老人2人の仄々人情譚。正反対の性格ながら腐れ縁で繋がってる2老人に、何故か2人を慕う熱々カップルを交えることで下町情緒溢れる人情譚に仕上がっている。熱々カップルを通して自分たちのこれまでの人生を回想する2老人の過去も良い味付けになっている。かくして人々の営みは淡々と永遠に続いていくのであった。
電子書籍
言葉の大切さを再認識
2022/01/13 07:03
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投稿者:ケイ - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸っ子の会話のリズム感が楽しい。
政の、小生から俺、貴女からきみへの言葉の変化が気持ちの変化とつながっているようでほのぼのした。
日常の中に哲学がある。
人生を考えさせられ、同時に癒された。
紙の本
下町幼馴染
2017/10/23 17:43
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投稿者:BHUTAN - この投稿者のレビュー一覧を見る
政と源、幼少時からの親友。
船で行き来するなんて、フィクションとはいえ、東京の下町らしいシチュエーション。
いいなぁ。
少し山の手育ちの私にはないなぁ こんな友。
続きが読みたくなる一冊です。
紙の本
「におい」を感じる作品
2017/07/18 22:24
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ミエル - この投稿者のレビュー一覧を見る
とても軽くて読みやすい作品だけど、一人一人アクが強くて思ったような展開にならないところが醍醐味。
昔ふぜいの下町は永井荷風/木村庄八を思い出したのでした。
夏の夜の一気読みに。