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ノースライト みんなのレビュー

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一般書

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みんなのレビュー381件

みんなの評価4.0

評価内訳

377 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

読後の幸福感が好きです。

2021/04/10 15:29

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る

『クライマーズハイ』、『64』、『震度0』、『半落ち』...と読んで、硬派な印象を持っていたが、本作を読了後の印象はかなり違う。冒頭から物語が進むにつれて、いつもの「事件」はどこで起こるんだろうと少しドキドキしつつ読み進み、本作のミステリィーの謎は、もっと違うところにあるように思えてくる。そして、読後は、静かに幸福な気分に満たされる。
読むうちに、重要な鍵として、戦中ドイツから亡命し日本の建築に大きな影響を及ぼした建築家ブルーノ・タウトのことが多く描かれるが、まずはそこに興味津々。別途関連図書を紐解きたくなった。そして、エンディングまじかに描かれる、孤高の画家・藤宮春子のメモワール建設のコンペのために奮闘する様は、圧巻。そこに描かれた建築プランどおりのものが現実にあったら是非足を運びたいと本気思ってしまった。もちろん、主人公が設計し、この物語の核となった北向きの採光(ノースライト)を活かしたY邸も実際にあったら見てみたい。

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紙の本

人間と家族の再生の物語

2020/12/22 11:09

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:GORI - この投稿者のレビュー一覧を見る

建築士青瀬稔に「あなた自身が住みたい家を建てて下さい」という奇妙な依頼がある。バブル崩壊で建築士としての情熱も家族も失っていた青瀬は、この仕事に情熱を傾け、満足出来るノースライトの家が完成する。
家を引き渡した後に、施主の吉野家が住んでいない事が分かり物語は複雑に絡み合う。
ドラマを見ながら読んでいたけど、一人一人の細やかな背景などが理解出来て、ドラマの理解も深まって楽しめて見られた。
ノースライトの窓に広がる風景と淡い光、タウトの椅子の安らかな佇まい。
人々の歴史と思いを感じられろ。
ノンフィクションでなければ書くことが出来ない物語。
読後感もドラマの視聴もなんとも言えない幸せな気持ちに満たされた。

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紙の本

2019/09/11 21:06

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る

北側からの光を取り入れるという発想は、以前はなかったのかなあと思います。この頃の家は、温暖化もあるからでしょうか、窓を小さくしたり、北向きに部屋を作ったりなど様々な工夫がされている気がします。

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紙の本

建築学科OBも在学中も必読!!

2019/07/08 00:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

タイトルの通りです。読み始めはかなり重いのですが、後半以降はぐんぐん進みます。コンペに賭ける建築家達の熱い想いが伝わります。

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紙の本

ノースライトが降り注ぐ家は、家族の幸せにつながったのか?ミステリーを背景に、家族への愛に苦悩する男の物語が展開する

2019/04/22 16:57

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:juzen - この投稿者のレビュー一覧を見る

設計士青瀬稔は施主Y氏から「あなたの住みたい家を建てて下さい」という奇妙な依頼を受けた。そして信濃追分に幼少期の記憶にあった“北からの光「ノースライト」”を基本にしつつ、別れた妻が望んだはずの木造の家を完成させた。題名の「ノースライト」とは、主人公青瀬の幼少期、ダム建設の父親と住んでいた飯場のコンクリート造りの家に由来する。それは北からの光が部屋をやさしく包み込むような家だったと、青瀬は述懐する。しかしバブル期以降、得意としてきたコンクリートとガラスと鉄の建物から脱却するきっかけにしたかったはずである。物語はこの信濃追分のY邸から施主一家が忽然と姿を消し、その行方を追うミステリーをバックボーンにして進行する。青瀬は実質共同経営となる設計事務所で働き、やはり家庭崩壊の事情を抱える所長・岡嶋とともに、かつてパリで活躍した画家の生地における「藤宮春子メモワール」建設のコンペに向かって突き進む。ミステリーのもう一つの鍵は信濃追分のY氏邸に残されていた1脚の椅子だった。この椅子の作者で昭和初期に招聘されたドイツ人建築家ブルーノ・タウトを軸に、主人公青瀬稔とY氏とのつながりがラストにおいて明らかになる。作家が描きたかったのは、おそらくは家族の幸せであり、青瀬と岡嶋とY氏の3人が同じく崩壊した自らの家庭の再生と妻や子供たちへの愛情の注ぎ方への苦悩だったのだろう。家とは言うまでもなく家族を育む入れ物であり、その延長線上に最後に造られるはずのものであり、そこには夫として父としての悔恨の想いも伝わってくる。最終場面で青瀬の亡父の事故死がブルーノ・タウトを介してY氏の亡父との驚くべき接点が明らかとなり、Y氏が姿を消した理由が明らかにされるに至り、さらに驚きは広がる。青瀬の離れて暮らす娘への愛惜の情は深まる。一方、病室から転落死する岡嶋の遺児へ「尊敬すべき父親像」を何とか残してやりたいと奮闘する青瀬の友情など、この作品は建築設計の世界を題材にしてはいるものの、「家族とは何か? 崩れつつある家族の再生は可能なのか?」という命題を突きつけている。

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紙の本

なんて美しい謎。人間の弱さ強さに触れ 人として大切なものを受け取った。たくさんの方に読んで頂きたい作品。

2019/02/27 14:05

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

1級建築士が主人公。新築の家に残された「タウトの椅子」の謎を絡めながら、家族の物語を重層的に描いている。主人公の青瀬稔が設計したY邸は建築雑誌にも取り上げられた会心作。だが、引っ越してきたはずの施主一家は1脚の椅子だけを残して消えていた。自身の家族や家への葛藤を抱える青瀬が施主一家の行方を追い、椅子の謎に迫っていく。鍵となる群馬県ゆかりの建築家、ブルーノ・タウトは主人公の合わせ鏡のような存在。所沢、熱海、少林山などの場所が実名で登場し、ダム建設やバブルの時代が象徴的に描かれている。
...感涙。建築家を主人公にした建築家小説であるが、物語の構造は『陰の季節』『動機』などの初期から『64』までの警察小説と同じであり、温かな感動は横山文学の中でも随一。ぜひ読んでほしい。

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2019/07/29 22:08

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2020/02/28 07:46

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2019/07/17 20:22

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2019/03/25 23:48

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2020/02/10 21:02

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2024/02/18 00:24

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2020/02/28 15:55

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2019/02/22 21:23

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2019/04/16 22:10

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