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全力で断捨離&引っ越し!
2018/05/04 19:26
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投稿者:読人不知 - この投稿者のレビュー一覧を見る
普段は要らない子&居ない子扱いの武士が、押し付けられた厄介な役職にどう挑むか、と言うお仕事系の物語。
厄介者扱いで組織の輪の外に居たのが幸いし、しがらみに囚われず、全力で組織の改革と引っ越しを推し進める様が迫力満点。
言い渡された無理難題をどう解決するか、同時に浮上した恋の行方は……というのも勿論、見所ですが、残された人々への細やかな配慮も人情味があって推しポイントです。
実在の場所が舞台なので、ご当地小説でもあります。
姫路や室津など、知っている場所が登場するとテンションが上がります。
兵庫県民におススメの時代小説。
期待した通り!
2016/06/26 16:33
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投稿者:ナウシカ - この投稿者のレビュー一覧を見る
土橋さんの時代小説は毎回期待を裏切りません、今回め次々に襲い来る難題を期待以上の行動で解決していきます。爽快です。
物語を楽しみながら、そんな時代もあったのだと感心させられる
2017/05/10 11:00
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投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る
「超高速!参勤交代」とその続編を非常に楽しく読ませて頂いたので、引き続き本作品も期待度大で読ませて頂き、結果期待を裏切らない面白さでした。「超高速~」は非常にエンタメ度が高く度肝を抜かれるような作品でありながら、実在の人物等を多数起用している所が白眉でした。本作品もどこまでが事実か分からないけれど、非常に興味深く楽しませて頂いた。「大名の引っ越し」、つまり幕府からの命で管轄する土地を変えられ、「国替え」をする事。もちろん石高も減らされたりまた増えたりすることも。しかし莫大な費用がかかる事は間違いない。幕府のとある重鎮に目を付けられた事で、生涯七度もの国替えを命じられた、松平矩直。それまで国替えを差配してきた「引っ越し奉行」が激務から亡くなってしまい、後を託されたのは何と書庫にヒキコモリの片桐春之助だった。さあ度重なる国替えは成功するのか。そして最後に春之助が繰り出した、藩を救う奇策とは。
その昔、こんな事が行われていたんだなあと感心しながらも非常に楽しく読める一作。文体も読みやすくさらっと読める所も好感。誰にでもオススメの一冊です。
引っ越し大名家家臣の苦労
2024/12/25 15:30
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投稿者:森の爺さん - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸時代の大名の国替えは、殆ど譜代大名が対象となっていたが、その中でも家康の次男である結城秀康の子孫である松平直矩は、その生涯において播州姫路→越後村上→播州姫路→豊後日田→出羽山形→陸奥白河と国替えを重ねた結果、「引っ越し大名」という仇名が付いており、過去にも滝口康彦、杉本苑子両氏が小説化している。 他の小説は直矩が主人公なのに対して、本書はその引っ越し大名の下で国替えを重ねる家臣達の苦労と逆境に負けないしたたかさが描かれており、内容も非常に明るく、かつ読み易い。
家族も一緒の転勤を経験してみて、引っ越しが如何に手間と金がかかるか実感した身からすれば、国替えというのは言わば会社全体が移転することであり、しかも江戸時代に北は山形県から南は大分県までなのだから、気が遠くなる。 実際直矩の代の国替えが続いた影響で、藩の財政は破綻状態となり、藩士の中でも「潰れ」という今でいう自己破産する者も多かったという。
本書では、直矩の数ある国替えの中で、二度目の播州播磨から豊後日田そして、豊後日田から出羽山形への国替えの時期を背景としているが、豊後日田への国替えは15万石から7万石という領地半減以下の減封であり、出羽山形では10万石、陸奥白河で15万石に復活している。 豊後日田への減封は一門である越後高田藩のお家騒動の巻き添えを喰ったものであり、4代将軍家綱時代に「下馬将軍」大老酒井忠清の時代に一旦決着しながら、綱吉の5代将軍就任後その裁きを卓袱台返しして高田藩は除封処分(後に直矩の息子を藩主とする美作津山藩として復活している)、ついで一門にも減封処分を下している。
余りの国替えの多さからの心労がたたり過労死した「引っ越し奉行」の後任として「引きこもって書物ばかり読んでいるので、知識がありそうだ。」という実に安直な理由で、「かたつむり」と呼ばれる若輩の書庫番が選ばれたが、何のノウハウも持ち合わせていない新奉行は、幼馴染と前任奉行の娘と三人で引っ越しに取り組むという物語となっており、他の登場人物それぞれ癖が多く、奉行の苦労は絶えない。
減封なので荷物も減らす必要があるが、頑として応じない者との交渉、度重なる国替えで藩財政も底をつく中での勘定奉行や家老との折衝、スポンサーと頼む商人との交渉等癖の強い登場人物が更に物語を盛り上げてくれる中、引っ越しは無事に終わるのかという筋書きであるが、或る意味上司からの無茶ぶりに振り回される新任管理職という構図にもなり、また新任管理職の成長物語(引きこもりからの脱却)ともなっている。
度重なる移封により逼迫した藩財政の中で、かつ減封となれば藩の将来に見切りをつけて姫路に残って土着する藩士も出るが、逆にそのネットワークを出羽山形への移封に活用する辺りに一度経験したことによる学習効果と成長が見て取れる。
なお、直矩の没後も、藩の国替えは続き、直矩の曾孫の代には三度目の播州姫路から雅楽頭酒井家との交代により移封した上州前橋藩では、利根川の氾濫により本拠前橋城が侵食を受け、国替え続きで修理費も捻出できないことから、前橋城を放棄して武州川越城に移転し、以降川越藩となり前橋には陣屋を置いて飛び地とした。 その後藩財政の改善のため、裕福な出羽庄内への国替えを目論みほぼ内定となるが、左衛門尉酒井家に慣れ親しんだ庄内領民の猛烈な反対運動により頓挫して川越に留まり、幕末生糸貿易で財を成した生糸商からの寄進により、前橋城を修理して前橋藩に戻ったのは幕末の慶応三年(1867年)であり、翌年には明治維新を迎えることとなる。
映画からの購入
2021/03/12 13:57
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投稿者:NM - この投稿者のレビュー一覧を見る
このお話を全く知りませんでしたが映画を見て、本でも読みたいと思って購入しました。映画では描かれていなかった部分もあり面白かったです。
昔の人はすごかった!
2019/09/29 20:19
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投稿者:タラ子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
姫路から日田に、そして山形など度重なる引っ越しに藩の財政は苦しく、全員を連れていける余裕もない。そんな状況で誰もが嫌がる引っ越し奉行に選ばれたのは、かたつむりと揶揄される春之助だった。
1度の引っ越しでも1大事なのに人生で10回近くもの引っ越しを言い渡され、さらに藩全体で引っ越す苦労は想像もできない。
そのピンチを春之助を筆頭に藩が一丸となって乗り越えていく物語は読んでいて、昔の人の凄さや、人を思いやり団結することの大切さを感じさせてくれた。
映画もぜひ見てみたい。
読みやすい
2019/09/06 02:58
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投稿者:藤 - この投稿者のレビュー一覧を見る
たくさん映画化されている著者さんの作品ですが、初めて読みました。
すごく読みやすくて、軽快に読み終わってしまいました。
主人公がずっと敬語なのがよいなと思いました。
読みやすさはあいかわらず!
2018/08/13 20:20
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投稿者:しんごろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
国替えでお引っ越しをする話!あいかわらず文章も読みやすく、テンポも良く自然とページをめくる手も早くなりました。春之介の成長する姿にも感激しますが、2度目の帰農した武士を仕官に戻すシーンには、思わずウルルとしちゃいました。
参勤交代を映画で見て
2019/06/26 20:32
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投稿者:ガンダム - この投稿者のレビュー一覧を見る
参勤交代を映画でみたので読んでみました。ちょっと軽いタッチの内容で
あまり感情移入ができませんでした。コミカルではあるのですが、もう少し
読ませる内容だあれば。