めでたしとはならず
2023/09/25 15:18
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投稿者:uruuduki - この投稿者のレビュー一覧を見る
人と妖では、時間の流れも住む世界も本来違う。とすれば、めでたし、めでたしは無いのだろう。なのだが……。
それにしても、千弥といい、月夜君といい執着の激しいこと。弥助にしても津弓にしても、息苦しくないかい?と思いつつこのシリーズを読んだ。
もはや、愛情を通り越して束縛なのでは?と――。
月夜君などは、ルール無視の暴走気味にハラハラするし。
そりゃ、隙が出来て危ない展開になるな、なんて思いながら、ほぼ一気読みした。
確かに「良かったねー」という気持ちにはならなかったけれど、何だか、子供の頃に冒険小説を読んだ時の真剣読みを思い出した。
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投稿者:あゆ - この投稿者のレビュー一覧を見る
とうとう完結編を迎えてしまった。終わってしまった。とてもとても哀しい。弥助と千弥の別れは、突然現れた。いつも心温まる話なのに、ラストの本編は悲しさばかりで終わってしまった。千弥は記憶を無くした。弥助と共に生きるという道を手放した。一人残された弥助は生まれ変わった千弥の魂を持つ赤子を胸にするが、どう生きてゆくのか。人間が妖怪の子育てをする時には、どんな困難が起こるのか。今までの妖怪が人間を養育してきた話と反対の視線で語られる物語を是非とも読んでみたい。このまま終わらないで欲しい
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投稿者:とりまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
弥助を狙っていた紅珠も捕縛され、一安心と思いきや
今度は千弥の様子がおかしくて…。
最初からずっと「こんなにピーナツ親子みたいな2人だけど、
弥助は人間だから千弥より早く死んでしまうだろうし、その事以前に弥助嫁とりなんて出来るの?
そうなった時どうするんだろう?」
と「2人の関係の終わり方」がどうなるのか気になっていましたが、そうきたかと。
2人の関係性が多少変わるのでしょうか。
しかし、一巻では12歳だった弥助ももうすぐ15歳ですか。現代なら中3ですね。
そんなに大きくなったのなら、もう親離れ子離れしても良い気もしますが…。
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大団円ではないけれど、弥助が成長したことに感動。
因果は巡るものだから、この結末はある意味で正しいのだと思う。
ともあれ、第一シーズン完結。
続きをお待ちしてます。
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第一部完結。最後に千弥の弱さが見えて、弥助の強さが見える。7巻から続く流れの中で、ご都合主義的にならずに、きれいに着地できていると思います。
第2部は数年後になるのかな。
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弥助も大きくなって随分としっかりしてきた。
ところが千弥に大問題が……
それしかなかったかもしれないが千弥のとった道は、弥助にはとても辛い道だった。そんな道は嫌だという弥助の思いが別の道を取らせてくれる。その道の先に幸多かれと祈るばかり。
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帯に「大団円」って書いてあるのを見逃していて、最後に驚いた。
優しい文体な一方でリアルな残酷さも盛り込むシリーズなので、呪いが解けることはないだろうとは思っていたけど。
なんでタイトルが、千弥が秋で弥助が冬なんだろう?
もう一回読んでみよう。
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一部完、だそうで。
弥助?も15歳になったというのに妖怪の面倒見るだけで仕事しなくて大丈夫なのかな?と思ったら。こんなことに。
お医者の先生の所で弟子でもすれば何とか食っていけるのか…イヤ、あれは妖怪相手だから無理か。
ホント、どうするんだろう。
という気になるところで一部完。
個人的には主人公コンビより魅力的な脇役陣の今後も気になったり。久蔵さんとこの家族とか可愛いしな~
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読み返してみたくなるシリーズが終わりました
人と妖怪の愛情物語です
一人ぼっちだった弥助が成長するのを
あったか気分で読めました
私は王蜜の君が一番好きです!
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第一部完結。
記憶を失い続ける千弥。
大事な記憶が思い出が滑り落ちていくなんて、それを自覚するなんて、なんて恐ろしい代償なんだろう。
目を二度と取り返さないという誓いを破ったっていったってほんの一瞬で、しかも、あの状況だったのに。
それでも、去って行った千弥を探すみんなに泣きそうになった。
あぁ、みんな、弥助が、千弥が大好きなんだって。
細雪丸が、千弥の願いを叶えたことも、切なかった。
千弥を見付けた弥助の声、届け、届け、戻ってきて。
あの決着は、希望なんだよね。
2人は、これから、まっさらなところから新しい物語を始めていくのだから。
どんなに大変な道でも、きっと大丈夫のはず。
おかえり、千弥。
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終わってしまった…
千にぃの気持ちを考えるととても苦しくなる、悲しくなる。どうにかしてあげたくて仕方がなくなる。
でも、それでも、悲しいけど、あたたかなラストだった。弥助は本当に大きくなったね。これからの弥助も私はみたいな。きっと立場が逆転しちゃうんだろうなぁ。
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児童書なのに一気読み。
知り合いに勧められ、読み始めたものの
稀代のストーリーテラーの術に嵌ってしまった。
この方の話には、報われるものと残酷な結末を迎えるものがいる。
その結末の定義を考えてみると、
自分のためだけに頑張ったものは、報われず、
他人のために頑張ったものは、救われているようである。
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妖怪の子預かり屋シリーズ第十弾。
意外な終わり方だった。
弥助を守るために誓いを破った千弥は、
次第に記憶を失くしていることに気づき、
すべてを忘れる前に、と氷の中に閉じこもってしまう。
多くの妖の力を借りて弥助が取り戻した千弥は、
赤子となってしまっていた。
妖怪の子預かり屋として、
弥助を育てることを決意する弥助。
いろいろ幸せになってほしい人や妖がいるので、
終わってしまって残念なところであるが、
まあここらへんが妥当なところなのかも。
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ページをめくるにつれて目頭が熱くなった。
千弥と弥助のそれぞれの気持ちを考えると胸が苦しくなる。大妖の術をもってしても、食い止められないものはある。ハッピーエンドではなかったけど、弥助の心の強さが表れている最後だった。
月夜公と王蜜の君のタッグは心強いし、これまで出てきた妖たちがみんな弥助と千弥のために行動しているのもよかった。
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千弥が妖怪の誓いを破った報いがこれだったとは…!千弥と弥助はどうなってしまうのかとハラハラしながら読み進めました。
納得のラスト。そして第二部へ。