こういうの大好き!
2022/10/10 16:20
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投稿者:なっとう - この投稿者のレビュー一覧を見る
動物や植物の生きる知恵や、人間からすると不思議な行動を知れるのが本当に楽しい。
著者さんは文章もユーモア溢れていて、読者を退屈にさせませんね。
他の作品も読みたいなと思いました!
多様性を人間に当てはめると
2022/02/27 23:59
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投稿者:asahiasumoasuka - この投稿者のレビュー一覧を見る
いろいろな動物のあれやこれや話してくださりとても楽しい時間でした。それから、どうでのいい感じの語り口調がとても心地良かったです。(あまり良いことではないかもしれませんが)
そして、人間の様々な生き方と生物の多様な生存戦略がかぶるようで、納得する部分が多かったです。また、本当に数えきれない生物、主に鳥類ですが、を述べていただいて、さらに他生物に興味を抱きました。
これから、調べていきたいと思わせる作品でした。ありがとうございます。
動物の行動を言葉にした面白本
2020/10/29 09:15
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投稿者:うえありひろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
読売新聞で宮部みゆきさんが書評されており、タイトルにも興味を惹かれて手に取りました。
タイトルからも分かるように、動物の行動観察から見えてくる姿は世間一般で思われているイメージとは必ずしも一致しないよ、ということが書かれています。
この本の面白いところは、ただ事例を列挙していくのではなく人間に置き換えたエピソードを挟んでいくところ。
例えば、人間が思う動物たちの性格について書かれている章。
あまり大騒ぎせず、喧嘩もめったにしないゴリラに比べ、チンパンジーのとる行動は「非常にチンピラくさく見える」と表現するあたり。
イメージが喚起されて笑ってしまうだけでなく、「なるほど」と理解が深まる本でした。
動物行動学者が綴る爆笑必至の科学エッセイ
2020/09/28 16:24
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投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
じつは私たちは、動物のことをぜんぜん知らない。ベストセラー『カラスの教科書』の著者が、動物行動学の視点から、私たちが無意識に生き物に抱いている「かわいい」「狂暴」「やさしい」「ずるい」などのイメージや偏見を取り払い、真実の姿と、真剣で切実で、ちょっと適当だったりもする彼らの生きざまを紹介。身近な生きものを見る目が変わるとともに、生物学の奥行きと面白さが感じられる一冊。動物学の基本的な繁殖戦略や進化戦略のことにも、いろいろな動物の例を挙げて触れている。人間による勝手な吹き替えでない、生物学から見た動物の本音を覗いてみたい方には楽しめるかと思う。あとは、タイトルにいろいろ並んでいる割に、カラス成分が濃い。微妙にあちこちにカラスが出てくる。
カラスの見方が変わる
2021/11/08 15:29
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投稿者:ぶっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
カラスの見方が180度変わった。
好きにはなれないが、勝手に悪者にして申し訳なかった。何事も人間の尺度では測れない生き物それぞれの行動パターンや苦悩があることが分かる一冊
ネタ本にしても雑
2021/10/22 17:23
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投稿者:.ばっは - この投稿者のレビュー一覧を見る
「行動観察から見えてくる動物の姿は世間一般で思われているイメージとは必ずしも一致しない」なるほど。
カラス専門家が書いたから烏ネタ、鳥ネタが多のは仕方ないけれど書名の見かけ倒れは編集者?出版社?が悪い?
知らなかったことも結構多かったけど業界でもわからないのか、著者が(調べてないから?)わからないのか、どちらだかわからない。索引とかあればネタ本として有効なのだが。新書ならともかく単行本として、この内容では出来栄えが雑で残念。
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動物について(特にその生態について)興味のある人なら存分に楽しむことができると思います。
「ざんねんないきもの事典」と書かれている方向性は似ていますが、筆者が動物行動学の(特にカラスの)研究者として自身のこれまでの研究をふまえてしっかりと解説してくれているので、大人でも楽しめる読み物になっています。
ところどころに散りばめられた皮肉な物言いにも、筆者の(ヒトを含めた)動物への愛を感じます。
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タイトルが長い!ラノベか?ってぐらい長い。
略して「カラスは本当か?」(全く意味をなしてない)
オビの煽りがまた面白くなさそうだが、なんせ松原先生の語は肌に合うので外れがない(好みに合う)。知ってる話だろうが、知らない話だろうが、とても面白く読めるので躊躇なく手に取った。ということで、やたらと長いラノベなタイトルの最新作だが、これだけ長いのは、ブラウズ対策なのか?鳥類に限らず、色々な生き物のことを、行動学や人間の目と人間ではない目を意識させる話。ボールドの文字を入れることで、ブログ感というか、ネトで読んでるような気になる。
やはり面白いのがカラスについてで、カラスに限らずだが、
>面白いことに、苦情の増減はカラスの数よりも報道の件数と一致するように見える。
今回のC19の件についても、実質よりも
報道に振り回されている部分が多分にあるような、、
なので、実際に狼少年のようになって本当に対処しなくてはならんところが
とってもおろそかになりがち。とはいえ、今回のC19には
アジア人全般がどうも意味不明な強さを持ってるような、、
そこらへん、研究が進まないとなんともわからないし、
ゆうても日本データがほぼ無いに等しいので、よその国のデータ待ち。
話がずれた、
>「人に嫌われることが多いが、実はハイスペックな黒づくめの孤島の存在」
笑える。厨二病とカラスの相似点。
トライポフォビアの話もものすごく頷かされる。
私自身、ちょっとトライポフォビアのケがあって、
ハスコラとか、もう、気持ち悪くて非常に不愉快。
>ただ、気持ち悪いものを「視界から遠ざける」のは、殲滅することとはちょっと違う。私は納豆が苦手だが、だからって納豆を根絶しようとは思わない。自分の口に入りさえしなければ、それでいい。
私も納豆が苦手なので、全く同意見。
なにかを理解する時に、自分の理解や個人的な良し悪しやクライテリアなどで、”選別”したり、マスキングしたりすることはしたくない。なかなか難しいことではあるが、できる限り”人間”という枠も外して、客観的な立ち位置で観察や考察をしていきたいと思う。そして、その後で、こっそりと好き嫌いはあるけども、、というのはアリだと思う。それとこれとは”別”を正しく考えたい。
4ヶ月ぐらい前に出てた論文の話なんかも書いていて、めちゃナウな感じ。アリの話も面白かった。やっぱり専門外の話が入ってくると格段に面白さが増します。エンジョイした。
あとがきというか”おわりに”が
>さて、この異様に長いタイトルの本はこれでおしまいである。
という一文で始まった(笑)
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まず、著者の専門である「動物行動学」って何?と思ったので調べてみた。
大辞林によると、「生理学・心理学・遺伝学など、さまざまな方法論を用いて動物の行動を研究し、行動の総合的理解をめざす学問。」とのこと。
他に「行動生態学」や「社会生物学」といった似たような分野もあるらしいが、違いはよくわからない。
人間は組織論やリーダー論が好きで、動物の世界にも人間社会のモデルを当てはめた解釈をしがちだ。
かつて、ニホンザルはボスザルを中心とした社会システムがあると考えられていた。
今でも「ボスザルは群れに君臨してメスと子どもを守っている」「ワカモノはボスの命令によって集団を守る」という説を信じている人が大勢いる。
著者が発するメッセージは、
賢い、頭が悪い、狂暴、温厚とはどういうことか人間基準で定義していませんか?
動物のやることを、人間のやる行動にあてはめて解釈していませんか?
ということ。
とは言え人間も動物なので、行動の理由を人間の気持ちに当てはめて考えることは間違いではないと思う。
擬人化しすぎると大間違いすることがあるということでしょう。人間の考え方も人それぞれですから。
犬や猫などの飼育動物は(自分の都合のいいように)擬人化するから愛情が生まれるのですけどね。
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<目次>
PART1 見た目の誤解
PRAT2 性格の誤解
PRAT3 生き方の誤解
<内容>
『カラスの教科書』などで有名な動物行動学者のエッセイ。専門以外の動物も出てくるが、基本は鳥類の生態を鋭く語る。タイトル通り、ペンギンもカモメもかわいい生き方をしていないし、カラスは見た目ほど賢くない。ハチドリのホバリングの話から、コウモリの飛翔能力まで。なんか賢くなった気がします。
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相手を知らずして否定するべからず
シャーキビリティの高い人…沼口 麻子「ほぼ命がけサメ図鑑」
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動物の行動を擬人化してはいけない、ということですね。
タイトルにある、サメやイルカはについてはあまり書かれていません。あとがきに著者が潔く、キャッチーなタイトルにしました、と書いてます。
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著者はカラスの研究者で、一般向けの本もたくさん出しているが、これはカラス以外の動物も含まれていて、珍しいな、思った。タイトルからこのところよくテーマとなる「人間のモノサシで動物を測ること」によって見えにくくなる動物たちの能力について書いてある本かな、と期待して読んだ。
しかし、そこまで深い内容ではなく、雑学的な寄せ集めの印象。タイトルが面白いので、子どもにも読めるかなと思ったが、軽い書き方の割に文章は(子どもには)難しい。「昆虫はミニマムなハードウェアになるべく単純なプログラムを実装し、いかに複雑な行動を実現するか競っているようなところがあるので」(P108)みたいな文章を難なく理解できるお子さんには読ませたらいいと思うけど。
読んでいるとやはりカラスをメインに鳥の話が多く、タイトルの印象ほど様々な動物について考察されているわけではないし、松原さんほどの人ならこれくらいのことは学生相手にいつも喋っているだろうから、まとめる編集者の力でこういう本ができるのだろうけど、なんだか、そのテキトー感が出ていて、あまり誠意は感じられなかった。
大学の講義で横道に逸れる時のネタ集みたいな。
ネットで有名になったニュウドウカジカについて、「グニョングニョンになってしまうようだ。」「浮くらしい。」「最小化しているとのこと。」(P67)って、全部伝聞じゃん。この程度の情報ならネットでわかる。そんな伝聞の話をわざわざ本で読みたくない。
あと、残念だったのは、ヨウムのアレックスやローレンツの『ソロモンの指輪』の中のエピソードが出ているのに、参考文献とか出典がないこと。これは出版社の方で調べてつけるべき。
山と渓谷社って信頼出来る出版社だと思っていたけど、こういう売れてなんぼの本を作るのかとちょっとがっかりした。
カラスの話はさすが専門だけあって詳しくて面白かったけど、タイトルからしたら、見かけ倒しの印象は拭えない。
あと、これだけクルクルとたくさんの動物について、様々な内容が書いてあると、読んでいる時はへぇと関心しても大抵忘れちゃう。ある程度テーマなり生き物なりを絞れば、考察が深まるからそうでもないけど。なんか大人版『ざんねんな生き物』みたいだったな。
挿画の動物の絵、正確なんだけど、なんだか独特の雰囲気(P41のリボンのかけ方と貝の配置なんか)があって、これは、知っている‥‥と思ってたら木原未沙紀さんだった。今村夏子の『木になった亜沙』の絵を描いた人ね。積極的に出そうとしなくても出てしまう個性、好きです。
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やたらカラス贔屓だなと思ったら「カラスの教科書」を書いた方か。もうちょっとサメ、イルカ系の話があったらよかったかな。とはいえ研究テーマ以外でもこれだけの生物のこと書けるのすごいのでは。
アオミノウミウシが衝撃的。
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動物の生存戦略に想いを馳せる
簡単なルールで種としての生存を追い求める
個として見た場合は有効でないと思われる戦略も種として見た場合は有効に機能する