物言わずとも愛語る【電子特別版】 みんなのレビュー
- 著者:伊達 きよ, イラスト:北沢 きょう
- 税込価格:770円(7pt)
- 出版社:KADOKAWA
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タイトル
2024/09/28 18:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひーたん - この投稿者のレビュー一覧を見る
不思議なタイトルだなあ、と思って購入しました。
読んでみて、なるほど、こういうことなのね、と、納得。
傲慢王子のリォルによって体ごと入れ替えられ、獣人の国王の花嫁になった莉央。
言葉が通じず、お互いに色々と勘違いするのが面白い。
ところで、傲慢王子のリォルの、現代日本での物語も読みたいです。
「言葉によって傷付いた青年が、言葉の通じない世界で愛を語り合うようになるまで」
2022/11/03 05:49
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
まさにタイトルとおりの作品
「言葉」がキーポイントになっています。
口下手な莉央はひどく傷つく出来事を経て現実を黙々と生きている。
(退職にまで追い込まれ、
口をきかずに派遣で仕事をしているところまでは
本当に痛い…)
そこへ魔術師でもある王子リォルが自分は獣と結婚するのは嫌だから
交換しようと莉央と自分の住む世界を入れ替えてしまうことで始まる
で莉央が目覚めたてみたら
嫁いだ相手が獣族を蔑んでいる人間族を嫌いな獅子王アルヴァロ
(とは言っても事情は全く莉央にはわからない)
莉央はこちらの言葉をまったくわからない
(都合良く変換されるわけではないのが自然なのに
ある意味斬新な設定)
「********」で表現される台詞
まったくちらとも言葉がわからないのです。
傲慢王子と思われている莉央が取る態度に対して誤解が生じたり、
莉央は莉央で恐ろしい思いをしたりと。
まったく見知らぬ場所で言葉のコミュニケーションがとれないために
(しかも相手獣人なので、表情も読めなかったりするのだ)
起こる様々なこと。
そこから莉央が「言葉」というものの認識を変え、
態度も変えていく様も秀逸です。
そして「言葉が通じない王妃殿下」であることがわかってからの
アルヴァロが莉央に傾倒していく様はにまにましてしまいます。
物語が「言葉」という筋に添って作られています。
二人が本当に言葉で語り合えるようになるのは最後の最後。
そこまでの長い道のりを読む作品です。
そんな二人の長い行程を読んでいると
王子リォルの順応性の高さにほれぼれするくらいです。
(我儘傲慢ではありますが…)
ぜひとも、莉央を酷い目に合わせた奴にも制裁してやって。
(密かにしているのか????)
ウサギの侍従達に癒やされながら
「言葉」というものをとても意識させてくれた作品でした。
☆4.5
うさぎの侍従
2020/09/19 15:22
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投稿者:はな - この投稿者のレビュー一覧を見る
ストーリーより何よりも、双子のうさぎの侍従がかわいすぎて悶えました。どこに行くにも手を繋いでくれたり、ふわふわのお手々で洗ってくれたり。羨ましくって仕方ありません。
主人公の人間界での辛かった記憶も、もふもふ世界で癒されることでしょう。
おネエ言葉の狐はどうなったんでしょうねー。
「今からお前を抱く男を見ろ」本文より。
2020/09/16 00:26
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投稿者:やまだち - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙買いした作品です。
ネタバレがあります。
獣人の大国の若き獅子王攻め、孤独な青年受け。両視点、時々兎獣人の侍従視点。
セクハラ被害に遭ったことのある受けは、前髪で顔を隠し人との会話を避けて生きていました。そんなある日、不思議な夢を見ます。服や表情・仕草こそ違うものの自分そっくりな人物から「私は獣の嫁になるなど死んでも嫌なのだ。だから、私と君の人生を交換してもらう」と。そして目覚めるとそこは、見たことのない部屋と服を着た二足歩行の動物がいて・・・
異世界入替りものです。
獣人の獅子王のもとへ嫁ぐのを嫌った青年王子によって入れ替えられ、受けは身代わりとなり言葉が通じないながらも結婚相手の獅子王と愛を育むお話です。体格差萌え、モフモフ萌え・ギャップ萌えのほか可愛い兎の侍従たち、獣人と人間の対立など、奥行きのある世界も書かれています。
そして想いが通じ合った末の待たせたな!的初夜はとても激しく、愛の告白つきの素晴らしい一夜でございました。作中では単発ですが、濃厚なのでご了承ください。
異世界転移したキャラが、術や魔法・薬・通訳なしで異世界の住人と会話が出来る作品に違和感だった私にとって、この作品はそれを真正面から取り組んでいます。
あとがきによると「今作は、言葉によって傷付いた青年が、言葉の通じない世界で愛を語り合うようになるまで、をテーマに書き始めた作品」だそうで、なるほど〜と。言葉が通じてもすれ違ったり争ったりもすれば、言葉が分からなくても愛を育むことが出来る・・・素晴らしい(涙)。
長編ですが獣人より小さい受けの扱いに困りオロオロする攻めが面白いので、あっという間に読めました〜!
おとぎ話的な
2023/01/31 12:39
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投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
元々話すことが苦手なのに加え前の職場で辛い思いをしてからは益々話すことに臆病になっていた莉央。何も分からないまま異世界の傲慢な王子によって入れ替わらされて気がつけば言葉も通じない獣人の国に…。
言葉がすべてじゃないけど言葉に出すことも大事で相手を受け入れ、受け入れてもらおうとする気持ち。コミュニケーションの大事さへの教訓の含まれたおとぎ話的なファンタジーに思えた。まぁおとぎ話にしてはエチシーンが過激ではあるが(笑)
イラストが素晴らしい!
2021/05/16 10:08
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投稿者:ふじのき - この投稿者のレビュー一覧を見る
モフラーでなくても、ウサギ読みたさで完読した。人間の顔に耳や尻尾がついてるタイプではなく、完全に登場キャラが獣体。スピスピするお鼻とか、ピーンとはったお耳とか。。ヒーローの尻尾が揺れているのも可愛い。言葉が通じないもどかしさを癒してくれます。
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