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桜部さく作品四作目
2020/09/20 22:02
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:黄梅 - この投稿者のレビュー一覧を見る
だんだん、はっきり起承転結のあるお話より、緩やかに変化する様子を精緻に描く方なのかなーと思いました。劇的ではなくもこれはこれでいいかもしれない。アメリカへ赴任という設定をよく消化しうまく使ったなぁ、という印象です。そしてとても現実主義。容赦ないリアリスティックなところが読んでいて重かったですが、読み終えてからじわーと感動がきました。疲れていないときに読むのがおすすめ(重くて労力を使う!)。
海外好きには良し
2020/10/23 12:38
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投稿者:KIKI - この投稿者のレビュー一覧を見る
大人の恋愛というかんじで落ち着いて読めました。攻めのアダムが抱えているアメリカ事情などが細かに描かれてて、お話に深みがありました。ハッピーエンドですが、現実的にどんな形で幸せを掴むのかもっと見届けたかったです。
「理解しなくてもいいから、否定はしないでほしい」
2022/07/22 05:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
タイトルからわかるとおり、そこへたどりつくのですが
そこまでがかなりシリアス
内容はシリアスで重いのですが、
作品自体が重くなりすぎないのは
文章かそうさせない力量か。
どちらにしろ、主人公である圭の心根所以だろうとは思います。
マイノリティ故の葛藤や孤独、苦悩、そして家族との関係
(ゲイである自分と家族との関係を描くことは海外では多いのですが
日本の作品ではあまりない感じがします)
初めての同性の恋人を持ったことで家族にゲイであることがばれてしまい
その後は家族ともうまくいかず
日本では自分のセクシャリティを開示できないまま仕事でマンハッタンへ
そしてアダムはそこに宗教が絡んでいるので重い
(しかも恋だけでなく恋人も失うという悲惨さが痛々しい)
そんな二人が知り合ってゆっくりと恋人になっていく話
アダムの気障でロマンチックな部分はアメリカ人ってことで許容できるかな。
圭の日本でのセクシャリティを隠している(罪悪感すら持っている)ことを除けば
前向きで明るい心根が恋人になってからの歯が浮くような状況を
いい感じにしているのではって思いました
そして、ラスト
あのあとどうなったのかなぁってすごく思いました。
アダムと家族の関係はまあとりあえずはっきりとはしているので
こちら側は?って思わず思ってしまったしだいです。
(ただ、アダム兄の行動はちょっと良すぎる感じもしないでもないですが)
余談ですが・・・ストーリーとは別のところで。
圭とアダムは英語で話しているはずなのですが
圭がアダムに対する呼びかけが「アダムさん」なんです
親しくなっても「Mr.」呼びなんですかねぇ?
(一応上司だから?でも割と違和感あるんですよね。
そこだけがずっと気になってしまいました)
☆3.5
リアル寄りのストーリー
2021/01/06 12:41
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投稿者:ゆきちん - この投稿者のレビュー一覧を見る
マイノリティであることで、家族から否定されてきた2人が
葛藤を乗り越えて幸せになろうとする過程が丁寧に書かれていました。
2人の気持ちの移り変わりがメインなので、
内容は重いですがドラマチックな出来事がおこるでもなく淡々と静かな物語でした。
タイトル通りマンハッタンが舞台です。
ニューヨーク、マンハッタン、カリフォルニアなどが舞台だと
非日常な派手で甘いロマンスを想像しがちだったので
少し物足りない気もしましたが、いいお話でした。
矯正プログラムって
2020/11/18 17:02
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投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
家族にゲイがバレて疎外感を受ける受けのパターンはよくあるけれど、宗教的に異常と決めつけられ家族に矯正プログラムを受けさせられた攻めというのはショックだった
宗教や家族というセンシティブな問題を含んでいるが、受けが攻めに寄り添い心を通わせていく過程は真摯で温かいから後味も悪くない
幸せに
2020/11/03 17:03
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投稿者:にゃお - この投稿者のレビュー一覧を見る
いやー結構シリアスな話が途中出てきてこれはと思いましたが家族の理解というかなんというか理解までは得てないのかもだけどそういう感じが良かったですね涙
「ただ恋がしたいだけなのに、どうして僕たちは後ろ指をさされるんだろう」本文より。
2022/01/31 21:42
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投稿者:やまだち - この投稿者のレビュー一覧を見る
マイノリティに対し無理解な社会の一面を切り取った作品です。
ネタバレがあります。
●受けと同じメーカーのアメリカ本社勤務で無愛想な33歳攻め・アダム・ヘイワード
●総合電機メーカーに勤める25歳のゲ◯受け・遠野 圭
◯受け視点
二十歳の時にゲ◯バレし、家族の理解を得られなかった受けは恋人と別れ、社会人になっても恋愛から距離を置いて過ごしていました。自分を偽りながら息苦しい日々を送っていたある日、海外勤務の辞令が出されニューヨークに駐在することに。「自由の国」なら自分をオープンに出来るかもしれない、そんな期待を抱いていた受けは仕事は出来るものな愛想のない攻めと出会いますが・・・
ドラマティックな展開や揉め事などはなく、マイノリティを取り巻く環境と恋を絡めたストーリー。
好きになる相手が同性であるがゆえに拒絶され、「同じ悩み」を持ち、辛く悲しい過去のあるふたりが出会って、恋と向き合う過程が丁寧に書かれています。
スパダリやヒーローは登場しません。ただごく普通の人が自分に正直に、そして前向きに生きようとする姿がとても眩しく感じました。
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