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「漢」と「隋唐」の狭間で
2022/02/17 11:05
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
「漢」と「隋唐」の狭間で、なんだか分けのわからない時代 という印象があったこの時代であるが、本書を読んでかなり頭の中が整理された。
特に注目したのは庵庁における貨幣経済の発展とその破綻である。5-6世紀という世界的にも非常に早い段階で商取引や徴税に銅銭が流通し、経済の発展に伴って貨幣の必要量が増加し、銅銭の鉱物資源的な供給が追いつかずに破綻するという、経済学の法則通りに破綻したという事実 に感銘を受けた。
また当然のことであるが生まれつき出自がその生涯を左右する貴族制の限界を明らかにした。
「非漢民族の漢民族化」という点について、現在 人権侵害として話題となっているウイグル人問題は二千年以上前から中国では普通に行われてきた行為であり、漢民族にとってはと「王化」いう慈善行為なのである という感覚なのだろうと思われる。同じ行為を視点を変えるとまるで違って見えるという例であると感じた。
中華の崩壊と拡大
2021/11/05 18:25
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投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書の副題にもなっているが西晋が滅亡し五胡十六国から南北朝時代にかけて中華が崩壊し、一方で拡大していく様がよくわかる。現在では漢民族が住んでいるところも当時は異民族の地でその異民族が漢民族と同化していったことがわかった
中国の隋統一前までの興味深い中国文化を理解できる一冊です!
2021/02/06 14:25
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、2021年2月現在、講談社学術文庫から8巻シリーズで刊行されている「中国の歴史」の第5巻目です。同書は、『魏晋南北朝時代の民族問題』、『中国史のなかの諸民族』、『東アジア古代における諸民族と国家』などの著作で知られる川本芳昭氏によるものです。同書は、後漢末期以来の乱世は、280年の晋の統一で治まったかに見えたのですが、匈奴・鮮卑・羯・てい・羌など異民族の侵攻により再び「五胡十六国」の大分裂時代に突入していくという時代を中心に解説されます。589年の隋の統一まで混乱は続き、華北では龍門、雲岡など石窟寺院が造営され、江南では陶淵明らで名高い六朝文化が栄える中、蛮と漢が融合した新たな中華世界が形作られていきます。ぜひ、なかなか興味深いこの第5巻をお読みください。
中国史の混乱時代
2020/12/13 09:45
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投稿者:ニッキー - この投稿者のレビュー一覧を見る
中国で盗聴交代がほぼすんなりいくときもあれば、そうでないときもある。そうでないときは、長年にわかり分裂時代になる。最初の分裂時代は、春秋戦国時代で、その次が本書の時代です。そして唐の後の五代十国ですね。混乱の時代は、再編成の時代です。単に前の政権を受け継ぐのではなく、新しいものが入ってくるのが興味深いです。
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