ブルーピリオド(13) みんなのレビュー
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二項対立に囚われない、解釈。
2022/11/23 18:31
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゲイリーゲイリー - この投稿者のレビュー一覧を見る
ひょんなことからノーマークスというアーティスト集団と関りを持つことになった八虎。
そこの長である不二桐生は、独特な人柄で数々の人々を魅了しており、八虎もまた彼女との交流を経てアートの楽しさを再認識していく。
しかしノーマークスには良くない噂が流れており、藝大の教師や学生からはいい顔をされない。
このままノーマークスや不二桐生との交流し続けていいのか、という葛藤する八虎だったが、その悶々とした思いが次第に「罪悪感」について描きなさいという課題と結びついていく。
ブルーピリオドの魅力の一つとして、登場人物たちの悩みや葛藤がアートという枠組みに留まらず、人生や哲学といったより普遍的なテーマを内包していることが挙げられるだろう。
前巻ではアートと学歴、アートと環境、といった藝大の存在意義を問うテーマが主題とされていたが、13巻ではそこから更に一歩踏み込んでいき、"正しいもの"と"正しくないもの"の境界線、良い悪いの判断基準、といったより抽象的な概念に対して疑問を突き付ける。
そうした哲学的な問いを「罪悪感」という課題のテーマに落とし込むことができたのは、人一倍他者からの視線に敏感な八虎だからこそ。
これまで以上に哲学的なコンセプトを扱った課題だったからこそ、八虎は新たな視点で物事を見るようになっていく。
誰かにとって忌み嫌う場所でも誰かにとっては守りたい場所になり得るし、誰かにとって肯定したいものが誰かにとっては否定の対象となり得る。
白か黒かという二項対立に囚われるのではなく、そのはざまで揺れ動くことでしか見えないものもあるのだと八虎と共に私たち読者も気付かされるはず。
そして後半ではついに八雲がフォーカスされる。
個人的に最も好きなキャラクターなので今後の展開が非常に楽しみ。
人間もアートも面白い
2022/11/28 13:19
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Ap - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白いことに、13巻を読むと、読むのがつらかった12巻を何度も読み返したい気持ちになりました。『罪悪感とは自身の目』って汎用性がありますよね。さまざまな場所で言えるなーと。
大学生独特の悩み
2022/11/25 08:39
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
人生の悩みっていろいろありますけど、大学って結構自由だから、自由になったからこその迷いとか悩みがあるんですよね。懐かしく思い出しました。
罪悪感
2023/08/24 08:03
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投稿者:sun - この投稿者のレビュー一覧を見る
ノーマークスというアーティスト集団と関わりを持つようになった八虎。その中でアートの楽しさを再確認。罪悪感という課題に臨む。
試行錯誤
2023/03/01 12:52
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投稿者:水かけご飯 - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公が色々な人と試行錯誤して作品を作っていく様が面白いと思います。
色んな仲間に刺激を受けて
2023/01/03 18:55
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投稿者:どらやき - この投稿者のレビュー一覧を見る
大学2年になって、少し余裕が出来たかなと思ってましたが、変わらず、深く悩み、迷う姿の八虎ですが、講評を褒められて本当に良かったです。
ホッとしました
2022/12/18 23:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:もんきち - この投稿者のレビュー一覧を見る
12巻、読むのが辛かったので新刊が出てくれて、ホッとしました。いい方向に向かって良かった。色々考えさせられますね。
いつも楽しみです
2022/11/30 21:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まる - この投稿者のレビュー一覧を見る
ブルーピリオドの新刊、ずっと楽しみにしていました。いろんなことを考えさせてくれる漫画です。どんな年代の方にもおすすめです。
少し吹っ切れた感のある八虎を微笑ましく眺めてしまう
2022/12/18 23:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
藝大2年生の課題に取り組むべき期間に学外へ出て行って新たな刺戟をもらった前巻では相変わらずのようにウジウジ悩んでいたような雰囲気の八虎だったけれど、この第13巻ではその刺戟をいくらか相対化することができて何か少し吹っ切れたところが見受けられた。少し初めの頃の高校生の頃の八虎の雰囲気に戻ったように思えて、読んでいても爽快な感じがした。
それでもまだ芸術に取り組む若者というよりは大学の課題をこなすことに汲々としている学生の日常を描いているという雰囲気は残っている。まあ、これは仕方ないのか。
そのせいかどうか、途中に挟み込まれている「番外編 いこうぜ!新入生歓迎会」「番外編 助手たちの毎日ルーティン」の方が面白く読めてしまった。これらを面白く読んでしまうということは、実はこの『ブルーピリオド』を楽しんでいるのは八虎が悩みながら芸術に取り組んでいる姿を見ているというわけでなく、藝大というのがいかに不思議な場所であるのかということを知りたいからということなのかもしれない。
美術系青春漫画
2023/09/04 02:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
美術系青春漫画とのことですが、最終的にはどこに向かうのかなあと心配になったり。一応、4年間は進むのかしらん。