鹿の王
なにより大切にせねばならぬ人の命。
その命を守る治療ができぬよう
政治という手が私を縛るのであれば、
私は政治と戦わねばなりません。
黒狼熱大流行の危機が去り、
東乎瑠帝国では、次期皇帝争いが勃発。
様々な思惑が密かに蠢きはじめているとは知らず
オタワルの天才医術師ホッサルは、祭司医・真那の招きに応じて、
恋人ミラルとともに清心教医術の発祥の地・安房那領へと向かう。
ホッサルはそこで、清心教医術に秘められた驚くべき歴史を知るが、
思いがけぬ成り行きで、次期皇帝争いに巻き込まれていき!?
異なる医術の対立を軸に
人の命と医療の在り方を問う意欲作!
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
鹿の王 下 還って行く者
2022/12/26 06:57
壮大な物語は…
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:レムロム - この投稿者のレビュー一覧を見る
上橋さんの壮大な物語は完結へと向かいます。ヴァンたちは果たしてどこに向かうのか、刮目してご覧ください。
鹿の王 上 生き残った者
2022/12/26 06:54
面白い
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:レムロム - この投稿者のレビュー一覧を見る
上橋さんらしい重厚なファンタジー作品です。もし映画を見て購入を迷っている方がいたら、必ず購入してください。映画では色々カットされまくりなので
鹿の王 下 還って行く者
2021/12/03 07:25
おもしろかった
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:T - この投稿者のレビュー一覧を見る
どんな話かも知らずにコロナ禍に初めて読みました。これを、コロナになる前に書き上げておられたんですね…。すごい!
完結ということですが、まだまだこの続きを読みたいお話でした。
鹿の王 水底の橋
2021/09/04 23:37
医療と二人の未来
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
医療と政治がむすびつくと
こんなにややこしい事態になるのですね。
いろんな方向から謀略が張り巡らされて。
いずれはオタワル医療者すべてを束ね、
その命運を預かる立場にありながら、
いち医療者としての青臭い理想を捨てきれない、
あきらめの悪いホッサル。
かたやミラルは悲しいくらい諦めがよくて。
幸せの成就が悲しみの始まりだなんて人生観、
切なすぎる・・・でも、その方向性は前向きで。
今の幸せがずっと続かないと思っているからこそ、
そのときの一瞬を大切にしている。
ミラルなら、政治の力ではその真心で
医療の力を守り育てることができるかもしれない。
諦めがいいってことは、切り替えが早いってことだもの!
二人で、医療の可能性を広げていく未来が見えるようでした。
鹿の王 下 還って行く者
2021/08/30 22:54
怒涛の展開
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
病素が、自分たちの存続のために人を動かし、
(ドーキンス先生の理論を思い出しました)
人は村を、村は部族を、部族は国を、と
どんどん大きな流れになっていき、
争い、謀略、懐柔、反逆、裏切り、
怒涛の展開に一気に飲み込まれていきました。
そうですよね、
もう独角のリーダーじゃないんだものね。
ヴァンを追ってきてくれる人達と一緒に、
厳しくも心穏やかな人の営みの中に、
還っていける予感に満ちたラストでした。
鹿の王 上 生き残った者
2021/08/30 20:54
国家の枠の争いと、 そこに暮らす人々の生活の中にある戦い
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
侵略する国、共生を図る国、
人と技術だけを残した国。
国家の枠の争いと、
そこに暮らす人々の生活の中にある戦い。
壮大な舞台に、張り巡らされた計略、
そんな重厚な仕立ての中に、
人々の暮らしと気持ちが丁寧に描きこまれていて、
訪れたことのない世界の息吹まで感じられるようです。
鹿の王 水底の橋
2020/12/14 00:33
一番人に薦めたい上橋先生の作品
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:藤兵衛 - この投稿者のレビュー一覧を見る
一番好きな作品はと聞かれたら『狐笛のかなた』だが、人に薦めたい作品はと聞かれれば本書。『鹿の王』の外伝・続編だが、この本だけでも充分楽しめます。ホッサルによる比羅宇候の評価はごく短いが、ハッとさせられた。比羅宇候のように物事を見られるよう努めたい。
鹿の王 水底の橋
2020/08/10 10:19
善き心
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回印象的だったのは比羅宇侯。
彼が暖かく輝きに満ちた少年時代を心の中に大事にしまっている人だからこそミラルに善き心を見出だして最も建設的な道を提示できたのだと思う。
津雅那には寒気を感じた。
清らかさに重きを置く彼が火刑で人を生きながら焼くとは。
彼が人の命を救う医師だというのはとても怖い。
鹿の王 水底の橋
2019/08/30 06:17
希望のあるラスト
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kurage - この投稿者のレビュー一覧を見る
「鹿の王」の続編ですが、前作の内容をほぼ忘れている状態で読んでも問題なく楽しめたので、この話からいきなり読んでも大丈夫だと思います。
ふたつの医術の、どちらかがよくてどちらかが悪いとかじゃなくて、それぞれのいいところを補い合って進んでいけるような道筋が見えたところで終わっていたので、希望のあるラストでよかったです。
ホッサルとミラルの関係も上手くいきそうなきざし…?
そこが一番嬉しかったです!
鹿の王 水底の橋
2019/05/03 19:56
『鹿の王 水底の橋』
2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
オタワルの天才医術師ホッサルは、東乎瑠の祭司医である真那に招かれ、助手で恋人のミラルとともに安房那領に向かう
東乎瑠の清心教医術発祥の地である安房那に滞在するうち、ホッサルは思いもかけず東乎瑠の次期皇帝争いに巻き込まれてしまう
優れているが異教徒の医術だと祭司医から排斥されるオタワル医術
安房那の秘境花部に伝わる清心教医術のルーツをめぐる謎
次期皇帝候補の暗殺計画にしかけられた巧妙な罠
《人の命と医療の在り方を描いた傑作エンタテインメント!》
東乎瑠、独角、ヴァンとユナ、黒狼熱、ホッサル……
上下巻1100ページを越す大長編『鹿の王』から4年半の時を経て、上橋菜穂子によって紡がれた新たな物語
2017/10/24 14:01
魂のぶつかる音
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おじ屋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
上橋さんの物語には、あの温和な顔からは想像出来ない、魂のぶつかる音が聞こえてくる重厚さがある。
それでいて本来人間の持つ弱さ、優しさというものに寄り添うように物語が進んでいく。
登場人物に心を鷲掴みにされたまま一気に読んでしまった。
2017/10/19 23:16
楽しかった
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
人の名前や固有名詞など、なかなか覚えられなかったのが難点でしたが、いつのまにかファンタジーの世界に引き込まれて没頭できる一冊になりました。
鹿の王 下 還って行く者
2017/02/14 21:58
読みました
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
上下一気に読みました。
人気作みたいだけど、私はそこまで好みでもなかったかな。
余韻がある感じの終わり?
外伝出たりするのかね。
鹿の王 上 生き残った者
2017/02/14 08:14
上橋菜穂子
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
上橋菜穂子さんらしい、しっかりとしたお話。
逃げ出した奴隷ヴァンと医者のホッサルが主人公。
登場人物も魅力的で下巻も楽しみ。
鹿の王 下 還って行く者
2017/02/13 17:03
引き込まれました!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:eri - この投稿者のレビュー一覧を見る
深いお話でした。物語でありながら、医学や細菌の世界が、これまでにないくらい、とても魅力的に感じました。研究者というと理系の、固いイメージだったのが、一気に鮮やかな世界に見えてきました。またゆっくり読み直したいです。