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夜のピクニック(新潮文庫)(新潮文庫)

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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2015/04/03
  • 販売開始日:2015/04/03
  • 出版社: 新潮社
  • レーベル: 新潮文庫
  • ISBN:978-4-10-123417-5

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夜のピクニック(新潮文庫)

著者 恩田陸

高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて、歩行祭にのぞんだ。三年間、...

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夜のピクニック(新潮文庫)

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高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて、歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために――。学校生活の思い出や卒業後の夢など語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。

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みんなのレビュー1,665件

みんなの評価4.1

評価内訳

紙の本

恩田陸の名作

2008/05/25 21:40

10人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ばー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 解説で池上冬樹が述べているけれど、名作と言うのは、それだけで一定のリスクを負う。
 古典となっているのならいざ知らず、「現代の名作」と言うと、なかなか評価が分かれる所である。それだけ現代という時間は捉えにくいとも言えるし、それだけ現代人の価値観が多様化しているとも言える。
 これは私が以前から言っていることで、また同時に、現代という一つの現象を捉える為の重要なセンテンスの一つであると思うのだけれど、つまり、そういった言説空間に言ってしまえるのは、「自分が良いと思うものが名作」というフレーズだと思う。と、いうか、これさえ自分の中で確信してしまえれば(もしくは開き直ってしまえれば)、より良い「自分の読書体験」を構築できる。ベストセラーであろうとなかろうと、受賞作であろうと候補作であろうと、そして、評判の名作であろうとなかろうと、大切なのは自分自身なんだと思う。まあもちろん他人の声もある程度は聞くバランスは必要なんだが。

 本作、『夜のピクニック』は名作と言われているようだ。実際、第二回本屋大賞も取ったし。これ以前の恩田の代表作もあるけれど、直木賞を取らずして本屋大賞を取る、という我々と文壇のひずみ、なんて言ってしまえるけれども、とにかくこの本は良い話だ、というのは聞いていた。

 実際に読んでみて確かにこれは名作かもしれん…、なんて思った。簡単な言葉ばかり使っている=読みやすい=言葉が頭にすいすい入ってくる、というのはもちろん、物語の引っ張り方が読んでて気持ちいい。よく、「中盤はだれる」と、どんなメディアの物でも言われるものだが、『夜のピクニック』は違う。そして、腹違いのきょうだいが同じ高校で夜通し同じイベントに参加して徐々に打ち解けていく、なんて、ちょっと間違えばどろどろした話になりがちなストーリーを爽快な、それでいて感動する話に仕上げているのは、物語の引っ張り方、いくつかのサイドストーリーの挟み、それらを配置するテクニック、いずれも恩田の力量のおかげだ。感情の精緻な流れの描写もポイントの一つだ。流れるような文章には、これも起因している。

 恩田が書いているのは完全に健全な優良物語ではない。腹違いのきょうだい、という設定からして窺えるのだが、人間のちょっとした負の面、負の姿、などを巧みに恩田は操っている。主人公の一人、西脇融を慕う女子生徒の姿など、これは皆さん分かってもらえると思うのだが、本当に嫌なもんだ。そういった要素を織り交ぜて、全部解決するのはもちろん、その合わせ業の過程が上手い。ばら撒いたトランプでタワーを作るかのような、大胆さと精密さが分かりやすく書かれている。どんなカードであろうと全てがタワーの土台なのだ。

 名作というのは人それぞれが決めるもので、いかなる物語でも名作になりうる可能性を秘めている。そういった集積が世に言われる、その世代を代表する名作になるのであり、土台である「人それぞれ」は避けてはいけないものだ。名作に盲目になることも、服従することも必要ではないが、「名作」と聞いて、それは自分にも関係する、自分が投票権を持つ、ということを頭に入れておいた方がいい。

 『夜のピクニック』の名作投票への参政権をやっとばかし、私は手に入れた。とどのつまり私に言えることはただ一つ、この本に出会えて良かった、その一言に尽きる。是非御一読を。

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紙の本

恩田作品を読んでいつも思うのは「高校時代にし忘れた多くの事への後悔」。だからこそ今高校生の人におススメしたい本。

2008/10/27 19:37

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:sammy - この投稿者のレビュー一覧を見る

恩田陸といえばやはり「学園もの」。
今まで色々と学園ものは出ているが、その中でもこの作品はかなり上位、人によってはトップクラスにくる作品なのではないだろうか。
それくらい素晴らしい。

恩田作品を読んでいつも思うのは「高校時代にし忘れた多くの事への後悔。」。
今回はその思いに直球でぶつけられたという感じだ。
貴子達の会話の中にふと自分の高校時代を重ね、懐かしさと心の奥底に少し痛みを感じた・・・。
きっと私はこの感じを味わいたいから恩田作品を読みつづけてしまうのだろう。


おそらく「図書室の海」の中にある「ピクニックの準備」を読んだ方はあの三人目の人物が誰なのか疑問に感じていただろう。
貴子と融、そして三人目の謎の人物。
物語が始る前から既に読者へ1つの謎を投げかけている部分が恩田さんらしい。
何より青春小説でありながら、ほんの少しだけホラー色とミステリ色を入れている部分も彼女らしい。
ただ歩くだけ、それだけなのにスパイスとしてこの2点があるので読者はいつの間にか主人公達と共にこの謎解きに参加し、そしていつしか「歩行祭」に自分も加わっている感覚に陥る。

さてこの作品、今までにないくらいの「青春小説」に仕上っている。
今までの恩田作品は中性的な人物が多かったせいかどこか「恋愛」とは掛け離れていた。
そういう部分では恩田作品に「憧れる」ことはあってもどこか登場人物が卓越し過ぎていて距離を感じていたのだが、だが今回は「恋愛」を強めに出したことと、今までの作品であまり登場しないキャラ(ちょっとイヤ
なタイプの女の子、だけどきっとこれが普通の子)も出てくることで逆に親しみが沸いたような気がする。

この作品、一応語り手の二人(貴子と融)が主人公なんでしょうが、その他の人物、忍や美和子、杏奈も彼女達以上に輝きを見せているんですよね。

これぞ恩田陸!とファンが絶賛しそうな1冊です。

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紙の本

これぞ真夜中の青春!恩田陸の「夜のピクニック」。

2011/09/20 14:21

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オクー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 第2回の本屋大賞を取っている恩田陸の傑作青春小説「夜のピクニッ
ク」。これはもう、設定勝ち、だよなぁ。高校生活の最後を飾るイベン
ト、全校生徒が夜を徹して80キロを歩く「歩行祭」の一日が舞台。物語
はその日の朝に始まり翌朝のゴールで終わる。そのほとんどが主人公た
ちが歩き続ける場面なのだ。歩く彼らに寄り添うように、僕たち読者も
80キロの道のりを歩いていく。ふだんは何も起こらなくても、こういう
特殊なイベントだと何かが起こる。修学旅行でもいいかもしれない。で
も、「歩行祭」は夜の闇の中。設定勝ち、というのはこのことだ。メイ
ンの話と脇の話のメリハリの付け方、このあたりにも恩田陸という作家
のうまさが光る。そして、キャラクターの造形。あ〜こういうヤツいた
よなぁ、と思わずつぶやいてしまう級友たちがいい味を出している。

 主人公甲田貴子の密かな賭け、3年間誰にも言えなかった秘密をこの
歩行祭の間に清算できるか。これがメインのテーマ。恋の告白?さて、
どうでしょう。とはいえ、彼らは青春のまっただ中。恋の話はあちらこ
ちらで。そして、生きる悩みなど様々なことが語られる。いろいろいろ
いろある長い夜、そして、彼らはたどり着く、朝の陽射しがいっぱいに
降り注ぐゴールへ。

 それにしても青春だなぁ、恩田マジックですっかり自分の高校時代に
思いをはせてしまった。ただ、嫉妬まじりで言っちゃうと、こんなにク
レバーで心優しい高校生なんて今どきいるのだろうか?いやいや、ここ
に登場する高校生たち、僕は大好きなのだけど。

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紙の本

高校生の自分へ…

2016/12/28 20:37

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぼぶ - この投稿者のレビュー一覧を見る

あの頃の気持ち。切なさ。恋。喜び。友達と笑いあった日々。二度とその時間が戻ってこないと解った時の寂しさ。その全てを思い出させてくれる本。もちろんその時は必死で、青春なんて甘いもんじゃなかったかもしれない。それでも、高校生の頃の自分をありありと思い出させ、愛おしく思わせてくれます。今高校生の人も是非!!

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紙の本

歩行祭

2016/04/22 08:37

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:saya - この投稿者のレビュー一覧を見る

気にはなっていたけどちょっと厚いし暗そうな感じがして読んでいなかったのですが、読んで良かったです。貴子と融がすっきりとした気持ちでゴールすることができて良かったです。

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紙の本

なかなか奥の深い作品です

2016/01/16 09:12

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ある高校の年中行事の一つである全校生徒による夜間歩行。この作品には大きな出来事や事件は何一つ起こりません。しかし、淡々と進むストリーの中に、主人公の気持ちや心の移り変わりが克明に描かれ、知らず知らずのうちに内容に引き込まれていきます。主人公の女子生徒と彼女が気にかけている一人の男子生徒との思いもよらぬ過去が明らかにされる最後の展開も、この小説が大きく評価されている理由でしょう。

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紙の本

重なる思い出

2015/09/21 06:36

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あんこパン - この投稿者のレビュー一覧を見る

私も高校時代、歩きました。一昼夜ではなく、早朝から昼間で、30キロほどを6時間ほどかけて、ひたすら歩き続けました。この本のように、話しながら、なにか決意をこめながら、という余裕はなく、ひたすら時間内に完歩することだけを考えていたように思います。その頃を思い出して、懐かしくも、ほろ苦い思い出を思い出させてくれる、青春の思い出の作品です。これからも何度でも読み返したい大好きな作品です。

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紙の本

本屋大賞を見て、読みました。

2014/10/31 22:07

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:shingo - この投稿者のレビュー一覧を見る

本屋大賞を見て、読みました。
ただ歩くだけの話では最高峰だと思います。何も起こりませんが、それでも絶妙なバランスです。けど、歩くだけです。

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紙の本

懐かしい

2013/07/12 21:06

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:バブリー - この投稿者のレビュー一覧を見る

高校に同じような行事があって、懐かしくなりました。最後まで楽しく読みました

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紙の本

シリアスな青春物

2006/10/22 02:02

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あん - この投稿者のレビュー一覧を見る

恩田陸の作品はこれが初めてです。
最初は少女漫画や少女小説を彷彿とさせるなという程度の印象でしたが、丁寧な心理描写や風景描写に心を打たれ、次第にのめり込んでいきました。
終わり方も実に爽快です。筆力の高さに脱帽。
単なる青春物ではなく、言わばシリアスな青春群像劇。

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紙の本

みんな悩んで大人になる

2016/07/29 23:39

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぴーすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る

青春時代の葛藤、それを取り巻く友情
そういったものがぎゅっと詰まった一作。
青春時代にこんなことがあった、
こんな話をよんだことがあった、
そんな既視感を覚える人も多いのでは・・

私の学校には夜通しの強歩行事はありませんでしたが、
どこかになつかしさを覚える作品だと思います。
すっと入ってきて、すとんと腑に落ちる。
そういう本でした。

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紙の本

夜のピクニック

2015/08/30 23:03

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Carmilla - この投稿者のレビュー一覧を見る

星の数多ほどある「青春小説」の中でも、この本は最上位にランクされる作品の一つである。2006年に多部未華子主演で映画化されたので、それをご覧になった人も多いと思う。作者の母校は毎年、丸1日かけて歩く行事があるが、この小説はそれを舞台にしている。また映画では、実際に作者の母校である水戸第一高校でもロケが行われ、同行の生徒もエキストラで参加している。

何故この作品は多くのファンを獲得しているのか?主人公の生徒たちは内心ではいろんな葛藤を抱えているが、それをストレートに出す描写はあまり多くない。最大の眼目はヒロインと男子生徒の意外な関係だが、どんな関係なのかはネタバレになるからここでは触れない。
一読してわかることだが、ここで書かれているのは「美しい友情」「連帯」であり「いじめ」に代表される、陰湿でどろどろした人間関係が描かれることはない。作者は、よほど恵まれた高校生活を送ったのだろうということが垣間見えるが、こういう高校生活を送れる人間はごく一握りに過ぎない。管理人はどうですかって?それは聞かないでくださいよ。お察しください゜(゜´Д`゜)゜。

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紙の本

青春=葛藤???

2008/02/07 01:35

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:redhelink - この投稿者のレビュー一覧を見る

 あなたの高校時代で印象に残っているのは何ですか?私は悪友と部活の時間に部室にこもって麻雀をしたり、レクレーション大会のときに某所で麻雀をしたり、センター試験1週間前に麻雀・・・以下略。やっていることはともかく、それぞれが懐古できる何かがあるのではないでしょうか。私は麻雀をしていたからこそ、勉強とも折り合いがつきましたし(?)、今でも悪友と遊ぶときはそれを介してお互い会わなかった時間を埋めています。

 この本では登場人物である西脇融と甲田貴子にとって印象に残るであろう「夜間歩行」の出来事について書かれています。彼らは夜間歩行を通して、今までは決して交わることのなかった平行線が、ふとした気まぐれで交差するように・・・という表現がしっくりくるのではないでしょうか?(執筆時は『博士の愛した数式』を読んだ後でした。またそれだけではないことを後述します。)しかも、この本で主となる時間は24時間であり、その中で登場人物の思春期から大人への成長期に抱える悩みやもやもやを表現できているところが凄いです。

 物語の進行役は夜間歩行です。ある地点まで歩いて帰ってくるのが今回のコース。設定としては修学旅行の代わりとのこと。実際に体験してみないとわかりませんが、これはこれでいい思い出になる行事だと素直に思います。そしてその進行役に導かれながら、プチミステリーの絡まった糸をほどいていくように話は進みます。恋の相談、自分の親族について、昨年の夜間歩行での奇怪な出来事などがそれにあたります。どれもが思春期を的確に捉えた描写で、思春期の葛藤などを描く作品が好きであることを最近自覚した私にとっては至極品でしたよ(笑)。

 またこの話は西脇融と甲田貴子の二人の視点で描かれているので、話が違う方向から近づこうとしているのも面白い点ではないでしょうか。語り手が違うと話が多角的に読み取れるのは解釈が広がるので好きです。個人的にはお互いが抱いている相手への想いの描写が切なくて切なくて仕方なかったです・・・。

 あえてしょっぱいなと感じたところをあげるなら、登場人物の一人の描写です。捉え方によっては物語のキーパーソンなのですが、あの描写はないだろう・・・と思う人が一人います。ん~登場人物のキャラ設定って難しいのだなと思った一瞬でもありました。

 この本で本屋大賞は3冊目です。『夜のピクニック』、『博士の愛した数式』、『東京タワー』の順に個人的に読んでほしい年齢層があがっていると思いました。2冊目までで書いた書評で心配していたことはこの作品を読むことでひとまず安心しました(受賞した順番からわかる私へのツッコミはなしでw)。感動ものばかりではないということを確認できたことは私にとって大きなことでした。s

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紙の本

絵にかいたような青春

2007/09/17 14:49

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トマト館 - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本を楽しめる人は、
一位:モデルとなった高校の卒業生や関係者
二位:高校生と年が近い人
三位:もともと青春小説が好きな人
だと思います。
ひねた言い方をするようですが、
わたしはこのベスト3からははずれた読者であり、
評価は星みっつとなりました。

青春小説、というものの典型だと思います。
てくてく歩く話なので、
話のスピードも遅めだな、と感じたのですが、
ちょっと無駄な部分がおおい気がする。
同じような会話が続き、
電車の中で読みつづけられなかった。
個人的には、もっと短く、きりっとした話にまとめあげてほしかった。

これが本屋大賞かぁ・・・。
好きな人は確かに好きな話だと思う。
でも、わたしは大賞をあげられるほど好きになれませんでした。

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紙の本

おっさんになってから

2016/09/07 20:00

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くまぜみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

この青春小説を読んだ。自分の高校生を振り返って、何か寂しい思いを抱いた。

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