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逆説の日本史 みんなのレビュー

  • 井沢元彦
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みんなのレビュー70件

みんなの評価4.2

評価内訳

72 件中 1 件~ 15 件を表示

逆説の日本史 1 古代黎明編

2005/01/26 00:50

日本人の気質が理解できる人のためだけの最高の日本史

8人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ヘモ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本書の緒言からあとがきまでこれまでの日本史に対する反駁の書であった。現在の日本史の研究家が理系のような実証主義で理論を構築していくことに対し、強烈に批判している。非常に長いシリーズの第一作だけあって筆者の本作を生み出したモチベーションがここにあることが誰にでも理解できる、エネルギーあふれる一冊であった。
 (日本史の学会というものを知らないので、この本の内容からの理解だけだが)科学のような実証主義が蔓延した日本史の歴史は確かに、資料の少ない古代を鮮明に描いているとはいえないのだろう。そこを(現代とあまり変わりないであろう)古代日本人の気質を手がかりに、さらに日本の政治が怨霊を抑える・封じ込めるということに基づいて方向性を決定しているという推測を元に、鮮やかに日本史を書き直している。これは、小説の手法であり、読み物としても一級であった。
 もちろん学問とは科学的、実証的に進める必要があり、誰にでも納得できることが大切である。しかし、自分の日本人としての経験、感じ方などから本書は論理的整合性が保たれていると十分感じさせるものがあった。したがって、逆にこの前提(日本人としての気質)を持たない人々には、納得できない本なのであり、中傷の対象となっていることも理解できる。
 この第一巻は日本が倭と呼ばれる理由から天皇家の成り立ち、そして古代朝鮮半島とのかかわりに関し、大胆かつ明快に解説している。特に任那の日本府に関する謎解きは出色の出来であり、真偽は別として、これが史実なのかと筆者とともに発見している興奮を味わえた。さらに、現代韓国人の気質も詳細に分析し、現代日本人となぜ相性が悪いのかを古代半島に起こった軋轢が原因であると論じている。もちろん完全に正しいとはいえないかも知れないが、非常に論理的な説明であり一読の価値は十分にある。
 日本の歴史を勉強する取っ掛かりには最高のエンターテイメント系の書である本書は生涯にわたり長く記憶される熱い一冊である。

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歴史(学)は科学か?

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る

科学とは「客観的な方法で系統的に研究する活動及びその成果」と定義づけられている。この本を読んでいると「歴史(学)というのは科学なのだろうか?」という根本的な問題を突き付けられたような気がする。
客観的というからには文献や出土品をもとにのみ歴史を構築する となるが、著者が何度も指摘しているように文献は製作者の意図でゆがめられているケースが大半。
それならば思い切ってその当時と後世の人々の想いを想像して歴史を構築すべきだという著者の考えに同意するところが多い。
もちろん様々に考えられる仮説の一つに過ぎない ということを常に心に留めながらではあるが。
ともかく 単なる読み物としても大変に面白い。

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逆説の日本史 2 古代怨霊編

2019/08/22 14:43

逆説の日本史シリーズのテーマで聖徳太子から平城京にわたり冷静、時に熱く「史料至上主義」に対し迫っています

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:多摩のおじさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

今年1月に亡くなられた梅原 猛氏の「隠された十字架 法隆寺論」や、関 裕二氏の今から20年以上も前から想像力溢れる自由闊達な今まで
とは異なった古代史論に魅了され、すっかり古代史に嵌ってしまいましたが、著者の逆説の日本史シリーズは、何故か手に取ったことがなく唯一、
足利義満をテーマの「天皇になろうとした将軍」のみで、本書を読んで、もっと早くから出会っていればと後悔ばかりでした。

第1章「聖徳太子編」、第2章「天智天皇編」、第3章「天武天皇と持統天皇編」、第4章「平城京と奈良の大仏編」の4章からなっていますが、
貫かれているものは、逆説の日本史シリーズのテーマである『歴史の宗教的側面を無視ないし軽視し、「サヨナラされたもの」の中から、日本史の
真実を発見しようと思っている』(p.44の要約)であり、各章毎で首肯せさられた主な点は、以下のとおりですが、これは本書で指摘の「史料至上
主義」に対する著者の熱いメッセージなのでしょう。

その中での圧巻は、第2章、第3章の天武天皇の出自の疑問(没年齢不明)、天智天皇の陵墓の書記での記述なしに着目し、天武天皇による
天智天皇の暗殺説(671年12月「扶桑略記」の天智天皇の沓が落ちていたところを山陵とした記述に着目し、両天皇の対百済・新羅への外交
の違い、671年6月天智朝の大宰府長官へのスパイ(栗隈王)着任、11月唐使来日、天智朝と唐の同盟締結の阻止のため暗殺)は、梅原氏や
関氏の上を行った実に説得力ある展開です。
ただ、両氏も指摘の称徳天皇の死により、結果として天武天皇の皇后で天智天皇の娘・持統天皇による天智朝復活(光仁天皇⇒桓武天皇)は、
実に歴史の不思議さ、皮肉さを改めて知った思いでした。

 (第1章)
  ・殯の期間の短い崇峻天皇と藤ノ木古墳のもう一人の被葬者(穴穂部皇子)の比定と聖徳太子陵墓の検証(p.76-131)
  ・聖徳太子以降の「徳」の諡号をもつ6人の天皇の死の検証(p.131-198)
  ・「聖」「徳」のもつ意味(p.172,178,188,196,197)
 (第2章)
  ・天智系(天智~光仁~桓武)と天武系(天武⇒称徳)の並列した系図(p.260)と泉湧寺での天武系の排除(-p.270)
  ・森鴎外の「帝諡考」での天智と天武の中国・殷の紂王とそれを討った周の武王の対比(p.273-288)
  ・天武の671年の天智暗殺説と三井寺(p.273-371)
  ・668年反新羅の天智朝から新羅人の道行が草薙剣を盗む(p.313-315)
  ・壬申の乱以前の天智朝の反新羅(親百済)体制、天武天皇の唐と断交し新羅と友好関係(p.316)
  ・壬申の乱で近江朝廷を裏切った天武のスパイ(天智朝の筑紫大宰の栗隈覆王)の存在と天智暗殺計画(p.318-338)
 (第3章)
  ・梅原氏の指摘の持統から文武への祖母から孫への譲位と天孫降臨(p.395-397)
  ・持統が始祖となることで天智王朝の母系で復活(p.400)
  ・正史「続日本紀」での長屋王の無実(東人による長屋王の誣告)の記述(p.439)
 (第4章)
  ・怨霊信仰の変遷および飛鳥、奈良時代の怨霊信仰の正史記載なしの指摘(p.459)
  ・藤原四兄弟の死を長屋王、大津皇子等のたたりと聖武・光明皇后の認識とその怨霊封じを目的に奈良の大仏を造営(p.444)
  ・光明皇后の強い薦めで国分寺、国分尼寺(法華滅罪之寺)建立(p.432)

また他の著者の作品の引用等の明記や的確な小見出し、著者への反対意見の反証も理路整然と語られている点も読み易さに通じています。
なお古代史の場合には、本書に限らず既出箇所の引用や繰り返しが多くなる傾向があり、引用頁や索引、また巻末の年表や系図がもう少し詳しい
と更に良かったですね。

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言霊はいかに歴史を動かしてきたか?

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:historian - この投稿者のレビュー一覧を見る

称徳上皇は史上言われて生きたような色狂いではなかく、むしろ彼女は理想に燃えた有能な指導者だった!桓武天皇が遷都したのは奈良仏教との決別なぞが理由ではなく、もっと個人的な、或いは宗教的な理由であった!世界に誇る日本語の古典・万葉集は言霊信仰のために作られた?
一見途方もない新説に見えるが、しかし論理立てて説明されると納得してしまう。特に言霊の説明は読んでおいた方がいい。日頃、自分たちが言霊にとらわれて行動しているにも拘わらず、それを意識していないというのは怖いことであるから。

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尊氏・義満・義教の真実を問い直す。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:historian - この投稿者のレビュー一覧を見る

日本史ではあまり注目されることの少ない室町時代。確か大河ドラマになったのも2回ぐらいだろうか。しかし、そんな時代にもやはり日本人とは何かを知るネタは隠れている。足利尊氏が長期安定政権を築けなかったわけ。名作・太平記はなぜ書かれたのか。三代・義満は皇位を乗っ取ろうとしていた?現代にも通用する教訓が引き出される。
そして、ほとんどの日本人は知らないであろう6代将軍・足利義教。しかし、彼こそが織田信長の先駆者とも言うべき画期的な政策を次々に成し遂げた、剛腕で理想的な君主でもあった。彼の目指した物と最終的に暗殺された理由を読み解くことで、日本人が代々抱える深刻な問題をひもとける。

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読むと歴史が好きになること必定

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:historian - この投稿者のレビュー一覧を見る

厩戸皇子はなぜ聖徳太子と呼ばれるに至ったのか?天智天皇は暗殺されたのか?天武天皇はいかなる血筋の人間だったのか?奈良の大仏が建てられた真の理由は?
学校で日本史を学んだだけでは思いつきすらしない疑問を解きながら、日本史を新たな視点から読み解くシリーズである。史料や引用の使い方がやや雑な面もあるが、斬新な仮説を古今の史料を用いて検証していく内容は大変魅力的で、時が経つのを忘れて読み終えてしまった。書いてあることが100%正しいとは言えないが、全ての日本人に読んで欲しいと言っていいくらいの本である。

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素晴らしい!

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みいらとり - この投稿者のレビュー一覧を見る

目から鱗です!

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怨霊と言霊が支配した時代。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る

この「逆説の日本史」シリーズを読んで気がついたことなのだが、我々現代日本人の日常会話や思考の中にも「言霊」信仰が生きている と感じることがしばしばある。現代でさえそうなのだから、千数百年前では、言霊が一刻の政治を左右してもなんの不思議もない。著者の考えがのびのびと述べられている巻である。

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逆説の日本史 21 幕末年代史編 4 高杉晋作と維新回天の謎

2018/05/19 23:48

幕末期のキーマンはみな若い

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:K2 - この投稿者のレビュー一覧を見る

累計500万部突破という人気シリーズの1冊。著者の文章は相変わらず歯切れがよく、とてもわかりやすい。全てが歴史的事実ではないだろうが、内容は説得的である。専門の歴史学者では、こうはいかない。相楽総三の末路や徳川慶喜の処世など、歴史の非情を感じざるを得ない。幕末期のキーマンが、みな若いのにもあらためて驚かされる。

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逆説の日本史 21 幕末年代史編 4 高杉晋作と維新回天の謎

2018/05/11 21:37

毎度毎度すごい

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:酒井雅楽頭 - この投稿者のレビュー一覧を見る

井沢氏の『逆説の日本史』大ファンです!!
いつもいつも斬新ながら筋の通っている説に感心するばかりです。
世界史の文庫化もお願いします!

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逆説の日本史 20 幕末年代史編 3 西郷隆盛と薩英戦争の謎

2017/04/28 13:16

複雑な幕末史を交通整理

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:K2 - この投稿者のレビュー一覧を見る

幕末の歴史は分かり難いと思う。特に長州藩の動きが複雑である。本書は、その辺の事情を分かりやすく解説する。あつかっているのは、1862〜1864年の僅か3年間に過ぎないのだが、いずれの年も中味が濃い。特に印象深ったのは、幕末の志士に対する著者の基準である。早い段階から日本を自覚し、開国を主張してブレなかった勝海舟への高い評価は納得できる。

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吉宗のイメージが変わります

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:QQ3 - この投稿者のレビュー一覧を見る

吉宗と言えば暴れん坊将軍のイメージがあっていい将軍というイメージでしたが、これを読むとかなりイメージが変わってしまいました。

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歴史の流れを知る

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:QQ3 - この投稿者のレビュー一覧を見る

歴史って学校では出来事とか事件の事しか習った記憶がないのですが、こうして歴史の流れを考えながら読んでいくとすごく歴史が面白くなります。

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知らなかったことが一杯

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:QQ3 - この投稿者のレビュー一覧を見る

徳川家康と言えば本当に有名ですけど、知らなかったことがいっぱいです。歴史上の人物の評価は難しいですね。

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歴史って面白い

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:QQ3 - この投稿者のレビュー一覧を見る

井沢さんの本を読むと歴史が面白くなってきます。今まで聞いていたのは何だったんだろうって思います。シリーズで読むことをお勧めします。

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