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電子書籍

さがしもの(新潮文庫) みんなのレビュー

  • 角田光代
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みんなのレビュー8件

みんなの評価4.2

評価内訳

  • 星 5 (6件)
  • 星 4 (2件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
8 件中 1 件~ 8 件を表示

紙の本さがしもの

2009/07/02 23:54

疲れているときにも気軽に読み始められるのだけれども、ふわっと心を包み込まれてしまう1冊

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:wildcat - この投稿者のレビュー一覧を見る

実は、タイトルの付け方で言ったら、
「この本が、世界に存在することに」の方が好みである。

文庫のよいところは、通勤のお供にぴったりなのと、
ハードより1篇多いことと、疲れているときも気軽に開ける軽さ、
そして、図書館で大人気でなかなか順番が周って来なくても
気軽に買えること、だろうか。

週の真ん中のぼーっとした頭でも読めそうだなと、
気軽に手にしてしまい、そして、慌てる。

ふわっと手が胸を突き抜けて、心ごと包み込まれてしまったから。

この9つの物語に描かれるのは、本が映し出す、その人だ。

「旅をする本」は、自分が売りに出した本に
何回も遭遇してしまうという話だが、
18歳で最初にその本を手放したとき、
卒業旅行のネパール、仕事で立ち寄ったアイルランドと、
再会して読むごとに、本は違う味わいになっている。

最初にその本を本当に売ってよいのかと尋ねた
古本屋のおじいさんは、只者ではない。

その本は、そういう本だと最初からわかっていたことになるのだから。

「だれか」では、旅行先のタイでマラリアにかかってしまった主人公が、
療養の日々の中、
バンガローに残されていた文庫の片岡義男の本を読み、
前の持ち主に思いをはせるという内容。

そのイメージが、妙にリアルで、1冊本で
確かに前の持ち主と今の持ち主がつながっているような錯覚にさえ陥る。

本は、持ち主の分身として描かれている。

「手紙」では、恋人とけんかして一緒に泊まるはずだった宿に、
一人で泊まりに行った女性が、
引き出しの中から、リチャード・ブローティガンの詩集と
詩集に差し込まれた封筒をつけてしまう。

詩集と手紙とリアルがふっと重なる瞬間。

それは、本と自分を重ねてしまう、あの瞬間のことなんだと、
本読みだったらきっとわかる。

「彼と私の本棚」。

本の趣味がこんなに合ってしまう恋をしてみたいような、怖いような。

そんな恋にはあこがれるが、そんな相手がいたら、
恋をするのも愛するのも別れるのも、きっと命懸けになるだろう。

「不幸の種」も、歳を重ねるたびに本の読み方が
変わっていくことがテーマになっている。

そして、何が幸せで、何が不幸? 自分にとっては? という、
私の中にあるいつもの問いが湧き上がってくる。

文庫のタイトルにもなっている「さがしもの」。

こんなレファレンスにもしも出会ってしまったら、
図書館員も本屋もやめられないだろう。

ヒロインの選択の意味が、私にはよくわかる。

そして、私にとっての、この本、なのだが。

気軽に手にしたのに、宝物になってしまったのだ。

なぜなら、この本を読んでいたときに、
私がずっとずっと気になっていた問いのコタエが
舞い降りてきてしまったから。

この本にコタエが書いてあったというよりも、
この本を読むに至るまでに上書きされた私が、
この本の物語に触発されてコタエを出したということなのだけど。

だから、もう少し歳を重ねたらまた読んでみるつもりだ。

今この文章を書いている私と違う読み方をするのだろうかと。

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紙の本さがしもの

2016/06/27 17:51

偶然、出会った本。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:星合 - この投稿者のレビュー一覧を見る

本屋さんのクーポンを使うには金額が足りないなという理由で買った本。
”とりあえず”で読んでいた本だったが、じわじわとこの本にはまった。

一度読み終えて、数日経ち、ふっと瞬間にこの本を思い出して、読み返す。
忘れたころに、本棚の整理をして思い出して、また読み返す。
本棚で何か読む本ないかな?と漁ってると、この本に当たり、再び読み返す。
短編だから読みやすいのも理由の一つだと思うが、
何度読んでも、飽きていない自分がいるっていうのも読み返す理由だと思う。

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紙の本さがしもの

2018/10/18 09:16

本を読むということ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:スイママ - この投稿者のレビュー一覧を見る

この作家の作品は、私にとって振れ幅が大きい。立派な賞を取って、評判の良い作品でも二度読む気にならない小説もある。 その中で、この短編集は、一気に心を鷲づかみされてしまった。この作家の力量を見せつけられた気がした。本を読むことは、生きること・・・。何度も読み返したい。どの短編もきらりと光っている。角田さん、すごい作家だ。

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電子書籍さがしもの(新潮文庫)

2018/05/06 22:49

本好きなら

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:しんごろ - この投稿者のレビュー一覧を見る

読書好きならぜひ読んでほしい本!古本屋に他の本を売ってもこの本は売らないな(笑)本っていいよねえと改めて思いました(*^_^*)

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紙の本さがしもの

2016/03/10 12:29

本にまつわる九つの短編集!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:海(カイ) - この投稿者のレビュー一覧を見る

初、角田光代である。 『あとがきエッセイ 交際履歴』から読んで、“この人、好きだ!”と思った。 本好きは、好きな作品だろうな。 私が特に良かったと思ったのは、『旅する本』『ミツザワ書店』『さがしもの』だ。

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紙の本さがしもの

2016/01/01 08:51

この本に呼ばれた、わたし

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る

本は人を呼ぶ。ほんとうにそうだと思う。わたしもこの本に呼ばれた。今日は読みたい本見つからなかった、帰ろう…と思った矢先、ふとこの本が目に入った。そして手に取り、裏表紙をさっと読み、次の瞬間にはレジへ向かっていた。読み終わり、出会ってよかったとしみじみ思えた一冊、そして本好きな人に是非贈りたくもある一冊。とりあえずは大切な人にねえねえ、今日こんな本に出会ったよ。と伝えて、読んでもらえたら嬉しいな。

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紙の本さがしもの

2009/08/25 11:36

幾通りもある本との出合い方、楽しみ方を教えてくれる本

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:misaru - この投稿者のレビュー一覧を見る

角田さんの読書の楽しみ方、本との付き合い方が各ストーリーにちりばめれていておもしろかった。

一番心に残った箇所といえば実はあとがきエッセイにある、「…これはやっぱり人とおんなじだ。百人いれば、百個の個性があり、百通りの顔がある。つまらない人なんかいない。残念ながら相性の合わない人はいるし、外見の好みもあるが、それは相手が解決すべき問題ではなくて、こちら側の抱えるべき問題だ。つまらない本は中身がつまらないのではなくて、相性が悪いか、こちらの狭小な好みに外れるか、どちらかなだけだ…」。この下りが、プロの作家でもそういう風に感じているのだと、これからの読書を肩の力を抜いたものにしてくれそうな言葉だと思った。

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紙の本さがしもの

2009/01/24 12:01

引き出しの中にある詩集

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:つぶて - この投稿者のレビュー一覧を見る

 書物をキーワードとする小説が9篇収められた短篇集である。この中の「手紙」という一篇が印象に残る。

 主人公の「私」は、恋人と二人で来るはずだった伊豆の旅館を一人で訪れる。旅の前に恋人と喧嘩をしてしまい、心ならずも、意地っ張りの一人旅となったのだった。「私」はすっかり退屈な時間を持てあましていた。そんなとき、宿の部屋にあったテレビ台についている引き出しの中から一冊の本を見つける。それは、リチャード・ブローティガンの詩集『東京日記』であった。そして、あるページに誰のものとも知れない手紙が挟まっていた・・・と。

 いやいや、その引き出しには、ふつう、聖書が入っているはずですよ。それが詩集であって、しかも、ブローティガンの『東京日記』なのだ。

 詩集『東京日記』は、ブローティガンが、実際に一月ほど東京で暮らしたときに作った詩を日付順に並べた詩集である。日本への愛着と、言葉の分からない異国の地で増幅される孤独を、ストレートな詩へと昇華させるブローティガン。
 じつは、ブローティガンが日本に抱いてきた想いは、とても複雑なのだが、それを知るためには、この詩集の「はじめに」を読んでいただかなくてはならない。ひとつ書いておきたいのは、この詩集が、先の大戦において日本人の放った爆弾で命を落としたエドワード叔父さんへ捧げられていることである。

 それにしても、テレビ台の引き出しにブローティガンの詩集があるとは、なんてすてきな旅館なのだろう。

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