旅のラゴス(新潮文庫) みんなのレビュー
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紙の本旅のラゴス 改版
2022/02/05 09:44
妙に好感のもてる主人公
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
ラゴスが旅をする途中で奴隷になったり故郷で大学教授になったりして最後は北の森に向かう話。「旅」というと短期間の移動をイメージしていましたが、ラゴスの場合は奴隷でいる期間が7年、故郷に戻って過ごしたのが15年ぐらい…と1か所にとどまる期間がかなり長く、人生そのものが旅なんだよな…ということに思い至りました。人間が瞬間移動できたり空中に浮かべたりして非現実的な設定ですが、妙に好感を持って読み進められる小説でした。
電子書籍旅のラゴス(新潮文庫)
2021/07/29 05:07
連作
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公の旅をしていく物語だが、長編の連作だから、読みやすいです。でも、これでもかーという位、色々な目に遭う主人公……。SFなんだけど、現代への皮肉ともとれます
紙の本旅のラゴス 改版
2018/12/24 00:23
異世界探検
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投稿者:H2A - この投稿者のレビュー一覧を見る
筒井康隆流の饒舌や猥雑さ、スラップスティックな装飾はない。意外なほど抑制された語り口で物語は進む。SF的なガジェットも少なからず登場するものの、基本的には異世界の旅を通してラゴスという人物を描く。静かな感動を呼ぶ作品。
紙の本旅のラゴス 改版
2018/12/20 12:01
主人公と友に年を取る
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投稿者:chieeee - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公は旅人で、人当たりが良く、権力のある者や女性など誰からも好かれる人格者。その主人公の旅を描いた作品。
舞台は中世のモンゴル的なイメージで、自然な物しかない世界。ガスや電気、もちろん電話なんていう文明機器は全くない世界。
相手の考えている事が分かったり、転移したり、壁を通り抜けたり…。
色々な超能力者が出てきましたが、ありがちな超能力が出て来なかったのが良かったのか、文書量としては短い物語なのに、終盤に進むにつれて、自分も年老いた気分となり、読み終わった後はドッと疲れた…(笑)
紙の本旅のラゴス 改版
2015/11/04 19:29
今でも古びない
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投稿者:くりんぐりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
いわゆるファンタジーものだからかもしれませんが、いまよんでもまったく古びていないです。改めて筒井康隆さんのすごさに触れました。
電子書籍旅のラゴス(新潮文庫)
2020/01/08 23:52
初読み作品
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投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
筒井康隆さんは、有名で、一度、読んでみたいと思っていたのが、やっと読めました。
ただ、面白さが分からないまま読了。
SFになるのかな?あまり興味のない分野だからかもしれませんが、私のテイストには合わなかったようです。残念。
紙の本旅のラゴス 改版
2017/03/11 19:28
この小説は、現代文明批評である。また、一人の人間の成長物語でもある
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投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る
この小説は、現代文明批評である。また、一人の人間の成長物語でもある。筒井康隆の小説によくあるドタバタ喜劇やブラックユーモアの要素はあまりない。でも、物語がどういう風に進んで行くのかという読者をぐいぐいと引っ張っていく筆力は相変わらずである。一気に読めた。
紙の本旅のラゴス 改版
2015/08/22 12:59
筒井康隆のイメージと違う
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投稿者:かど - この投稿者のレビュー一覧を見る
筒井さんの小説は何冊も読んでわけではないのですが、エログロナンセンスなイメージが強かったので、旅のラゴスもきっとそーいう要素があるんだろうな・・・と思っていたのですが思っていたほどではありませんでした。
旅をするラゴスがモテモテな話でした。
また現地妻作りおった!と思いながら読んでいました。
こんなモテモテで自由に旅をする人生を送れたら最高でしょうね。
危険な目にもあったし、困難もありましたが、刺激的で飽きのこない人生だったでしょう。
ラゴスは(広い意味で)楽しかったと思いますが、読んでいるこっちも楽しいかどうかはまた別の話で、わたしは思ったほど楽しくはありませんでした。
まったく楽しくなかったわけではありませんが、期待していたほどの作品ではなかったなあ・・・という印象です。
紙の本旅のラゴス 改版
2016/02/05 12:25
ラゴスとの旅
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投稿者:$hin - この投稿者のレビュー一覧を見る
・ファンタジーと現実の中間地点のような設定
・テンポ良い展開
・キャラクターが立った登場人物達
・傑作ショート・ショートを読んでいるかのような区切りの良さと
それが繋がり、大きな一つの物語に昇華する上質な映画を見た後の読後感
賛否が出そうな設定ではあるが、
人気や期待の高さに違わぬ傑出した作品と言える
読中・読後に訪れる高揚感や満足感は
他を抜きん出ていると言える※他と被らない味付け
紙の本旅のラゴス 改版
2021/06/01 16:39
表紙の絵素敵
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投稿者:creammochi - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白かったけど最後が。いざとなれば転移できると勝手に安心して納得させました。
著者の人生経験なのか教訓が所々に散りばめられていました。
電子書籍旅のラゴス(新潮文庫)
2020/04/26 20:02
想像力の旅
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
放浪の末に王となる、主人公・ラゴスの数奇な運命に引き込まれます。道中に立ち寄った巨大な図書館で、貪るように本を読むシーンが特に好きです。
紙の本旅のラゴス 改版
2017/10/17 20:28
ラゴスが過ごした人生
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投稿者:ひまわりまま - この投稿者のレビュー一覧を見る
一つ一つは短編のようになっていて、でも実は一つの壮大な流れの中にいることに最後に気が付く仕掛け。難しいこともなくすいすい読み進められるけれど、その卓越した筆致はさすが筒井康隆と思わせるし、最後にわかるラゴスの人物設定は、やっぱり「いいとこつくよなあ」と思わせる技術力。一生をかけてラゴスが見出したものって何なんだろう、人生はあっという間に過ぎ去っていってしまうことを改めて思い、一日一秒を大事に生きようと思う。
紙の本旅のラゴス 改版
2017/09/04 04:52
物語の旅
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
ラゴスとともに不思議な冒険を味わうことができます。読書は旅だという、著者からのメッセージが込められていました。
紙の本旅のラゴス 改版
2017/07/25 00:53
旅をする理由とは
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投稿者:まちゃあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
旅をする理由は最愛を探しに行くことなのか。それは人かもしれないし、場所なのかもしれない。また、自分自身に決着をつけることも旅なのだろうか。過去の後悔を胸にして。また、旅とは知識と経験を身につけるほど更に身につけに行きたくなるのかもしれない。でもその知識をひけらかし、無知に急激な叡智を与えると危険なことも本書は教えてくれた。目的意識を持って旅がしたくなった。まだ間に合うかな?
紙の本旅のラゴス 改版
2017/06/13 12:50
爽やか
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投稿者:神林 - この投稿者のレビュー一覧を見る
筒井康隆の入門としては素晴らしい小説だと思います。