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みんなのレビュー31件

みんなの評価4.6

評価内訳

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22 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本日本のいちばん長い日 決定版

2022/12/14 17:44

終戦を迎える8月15日に至る歴史の裏側を描く、半藤一利氏の代表作

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:YK - この投稿者のレビュー一覧を見る

8月15日の玉音放送に先立つ24時間を詳細に追ったノンフィクション。8月14日、天皇臨席の御前会議でポツダム宣言の受諾が決定されてから、翌日正午の玉音放送に至るまでの24時間に、徹底抗戦を主張する陸軍若手将校のクーデターとも言える動きが起こりました。敗戦を受け入れることができない一部の将校が蜂起して、8月14日深夜には当時の天皇の御座所が、本来はそこを警備する近衛師団によって一時は占拠される事態にまで至りました(二二六事件を彷彿とさせるこんな事実があったことは、恥ずかしながら本書を読むまで私は知りませんでした)。
8月15日の玉音放送は録音された音声が放送されたのですが(この事実も本書を読むまで私も知りませんでした)、当時は現人神と崇められていた天皇の音声を録音する際の緊張感や、その録音盤をめぐって玉音放送阻止を目指すクーデター派と、それを守ろうとする侍従や宮内庁の職員の駆け引きなど、よくここまで詳細に様々な人の動きが描き切れているものだと思いました。
本書巻末には登場する人物の索引が掲載されています。多くの事象が同時進行で展開するので、読み進めていくうちに「あれ、この人はさっき何をしてたのかな」とふと疑問に思った場合も、すぐに直前の登場場面を探し出すことができてすごく読みやすかったです。
この本の初版は1965年です。当時はまだ本書で描かれている現場を経験した方がご存命で、直接のインタビューも可能であったからこそ、ここまで詳細なノンフィクションが完成したと言えます。関係者が次々と亡くなられていく事を思うと、今の時代では描き切れない貴重な記録であると感じました。
今年亡くなられた半藤一利さんの代表作、期待以上の内容の濃さに圧倒されました。是非、本書をもとに作成された映画も観てみたいと思います。

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紙の本日本のいちばん長い日 決定版

2022/06/28 23:52

終戦への動き

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:deka - この投稿者のレビュー一覧を見る

戦後生まれで戦争というものは学校の授業で、漫画で読んでしか知らずにここまで来ていた。
作者の訃報でこの本を購入するきっかけで戦争を終わらせるまでの日本の動きを初めて知った。日本の今まで知らなかった部分と接することができてよかったと思う。

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紙の本日本のいちばん長い日 決定版

2021/06/20 11:10

終わらせる難しさが伝わって来ます

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投稿者:三河っ子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

終戦直前の出来事をドキュメンタリータッチで描いた作品です。登場人物の思いがダイレクトに伝わってくる文章表現に引き込まれます。

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紙の本日本のいちばん長い日 決定版

2021/02/27 10:56

記録し「記憶」することが必要不可欠な<敗戦受容の歴史>

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投稿者:永遠のチャレンジャー - この投稿者のレビュー一覧を見る

御前会議でのポツダム宣言受諾による無条件降伏のご聖断、終戦詔書案を巡る閣議決定の遅延、昭和天皇の録音レコード、所謂“玉音放送”を阻止せんとする叛乱勃発の経緯を、テレビ放送の映画(1967年東宝、岡本喜八監督作品)で初めて知った。

映画では、鈴木貫太郎総理を笠智衆、阿南惟幾陸軍大臣を三船敏郎、米内光政海軍大臣を山村聡、森赳近衛師団長を島田正吾、侍従を小林桂樹、児玉清など、青年将校を高橋悦史、中丸忠雄、井上孝雄、黒沢年男らの錚々たる俳優陣が熱演していた。

大宅壮一原作とされていたので、実は半藤一利の執筆だと知って驚いた。映像化作品の印象が強く、原作本を読んでも、「そうそう、映画の台詞と一緒だ」とか、「ここで高橋悦史扮する井田中佐が黒沢年男扮する畑中少佐の懇請を承諾してしまうんだ」とつい重ねてしまう。

古武士然とした三船敏郎扮する阿南大臣が閣議のあと総理を訪問し、案文検討の紛糾を謝罪し去る。その後ろ姿を見た笠智衆扮する鈴木総理が「阿南君は暇乞いに来てくれたんだね」と呟くシーンも印象深かった。暇乞い即ち、「今生の別れ」だもの…。

案の定、陸軍大臣阿南惟幾は翌八月十五日未明に「一死以て大罪を謝し奉る」の遺書を遺して割腹自決する。帝国陸軍の幕引きを務める職責上、その終焉に殉ずる道しか見出せなかったか。己の死で、徹底抗戦という跳上り者の動きを封じたかったのか。

「肉体的、道徳的勇気をもって、沈みゆく小舟を最後の瞬間までばらばらにならないように最大の努力を傾注する、それだけである。」(138頁)
「人心の向背ほど頼りにならぬものはないとしみじみ思った」(161頁)
「祖国滅亡の狂乱と興奮はやがて消え去り忘れ去られる」(172頁)

迫真の同時進行ドキュメンタリーを支える関係者への取材、証言記録や資料精査の厚みも然ることながら、半藤一利の斯様な筆力、表現の妙に感心させられる。

喜怒哀楽を含む人間行動の記録が「歴史」となり得るのなら、敗戦受容に至る感情の振幅(落胆、憤怒、虚無、反発、自棄、自己欺瞞など)は最も記録に値する。

戦争を始める容易さに比し、戦争を終わらせることが如何に困難で数多の代償を必要とするかを、本書を通じ記録し「記憶」することが私たちには必要不可欠なのだ。―――過ちを繰り返さぬためには。

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8月15日

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投稿者:やなぎや - この投稿者のレビュー一覧を見る

終戦記念日が8月15日であることは当然知っていたが、その決定に至るまでにこのような長い「一日」があったことは知らなかった。

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紙の本日本のいちばん長い日 決定版

2019/08/15 15:34

真実を明らかにする難しさ

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投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「…堪へ難キヲ堪へ忍ヒ難キヲ忍ビ以テ万世ノ為ニ太平ヲ開カムト欲ス…」、昭和20年(1945年)8月15日正午、世にいう「玉音放送」の一節である。
 これをもって日本は終戦を迎える。
 しかし、実際にはこれに先立つ7月には「ポツダム宣言」が発せられ、日本はすでに死に体であったのだが、徹底抗戦をとなえる陸軍の力の前にそれを受け入れることができないまま、8月6日の広島、続く9日の長崎と原子爆弾による攻撃を受けても国として決断ができなかった。
 もし、7月の時点で敗けを認めていれば、何十万という尊い命が犠牲にならなかったはずだから、決められなかった者たちの責任は重い。
 それでも8月15日をもって終戦にいたるそのことだけでも、もしかしたらこの国が滅んでいたか戦後のありようが変わっていたかもしれない、敗戦を認めない者たちの動きがあったことも事実だ。
 もし彼らのクーデターが成功していたら、この国はどうなっていただろう。

 「日本のいちばん長い日」となった昭和20年8月14日正午から翌15日正午までの24時間を、おそらくこの作品が最初に書かれた昭和40年頃にはまだ当時の関係者が生存していたのであろう、多くの証言で描かれていく。
 最初の刊行時には「いろいろな事情」から「大宅壮一編」となっていたが、実際の著者半藤一利氏が文藝春秋を退社した際に自身の名義に戻したのが、この作品となっている。
 その際には最初の刊行時に書けなかった事実も描かれたようだが、歴史の真実とは10年20年では明らかにならないのかもしれない。

 この作品は終戦にいたるノンフィクションであるとともに歴史の真実を描くことの困難さも明らかにしている。

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紙の本日本のいちばん長い日 決定版

2019/03/09 19:28

24人の終戦の15日に向けた最後の戦いが見事に描かれています

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投稿者:多摩のおじさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

終戦の日8月15日正午の昭和天皇の玉音放送に至るまでを前日の正午からの1日を1時間毎に24人の主人公をおき、その主人公
と関わる様々の人々がどのような思いで、そこに向かって行ったのかのドキュメタリーを読んだのが4年前の8月でした。
ちょうど役所広司さんや本木雅弘さんらが出演の映画が公開される時期で、書店にうず高く積まれた同映画のカバーが掛けられた本書を手に
取り、一気に読み耽ったことを思い出します。

終戦への決断までの昭和天皇の葛藤や、またそれに向けた残り23人の各々の立場での壮烈な戦いの生々しい様子が主人公や遺書の写真
や地図も掲載され、史実によって語られていく臨場感ある展開には息を飲みました。特に玉音放送のレコード盤を軍から守る非軍人(侍従や
放送局員)の必死で凛とした姿には、感動を覚えたことを今でも思い出されます。

戦争のなかった平成の時代がまもなく終わろうとしている今、改めて本書を読み返したくなりました。

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紙の本日本のいちばん長い日 決定版

2017/10/29 23:31

純粋すぎる恐ろしさ

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投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本は8月14日正午から翌15日正午までの1日間をめぐる多くの人々の行動を描いたノンフィクションである。主なグループとしては早期終戦を目指す鈴木内閣と決起してでも戦争を継続しようとする畑中少佐らのグループがある。畑中少佐たちの行動については、様々な立場・主義から批判があるだろうが、著者はあえて批判せず、ただただ己の信じるままに行動し、その純粋さゆえに周りが見えなくなった青年将校を、当事者の証言を素に描いている。

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紙の本日本のいちばん長い日 決定版

2016/07/08 10:27

語り継いでいきましょう

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投稿者:なみほっと - この投稿者のレビュー一覧を見る

映画「日本のいちばん長い」を観てから読んでみました。
私の中では“終戦の日”だった歴史的な日。
当時を経験することはできませんが、日本国中枢で行われた、史上最も議論し尽くされた結論が発表された日であり、それに至るまでの若者たちの戦い。
色々な場所で、色々な人が登場して少々混乱しますが、真夏に読みたい本です。

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紙の本日本のいちばん長い日 決定版

2015/10/12 22:47

壮絶な一日

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投稿者:ちー坊 - この投稿者のレビュー一覧を見る

これは今の世界を生きる者たちは読まなくてはいけない作品でしょう。わずか一日のことなのに普通の人が一生かかっても味わうことができない出来事がこの世界では起きている。

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紙の本日本のいちばん長い日 決定版

2015/09/29 21:32

お勧めします

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投稿者:みこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

8月14日の正午から15日の正午までを、時系列で描かれていますので、とても緊張感があり重大な局面に如何に物事が進んでいったかがわかりやすく展開されています。

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紙の本日本のいちばん長い日 決定版

2015/09/21 23:47

1945年8月15日という日。

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投稿者:historian - この投稿者のレビュー一覧を見る

1945年夏、大日本帝国は絶望的状況にあった。敗戦は誰の目にも明らかであり、鈴木貫太郎内閣は戦争終結のために奔走するが、しかし皇国不滅を信じる陸軍600万の将兵をどう納得させるかが最大の難問であった。阿南陸相、米内海相、東郷外相らの緊迫感あふれる駆け引き。遂に下る天皇の聖断。継戦を唱えてクーデターを謀る若手将校の一味・・・。1945年8月14・15日の動静を克明に綴った傑作ドキュメントである。

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紙の本日本のいちばん長い日 決定版

2015/08/30 17:27

日本人なら読んでおくべき

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投稿者:(^_-)-☆ - この投稿者のレビュー一覧を見る

読む前は割腹なんて全く理解できませんでした。
読んでみたらほんの少しだけわかった気がするのです。
歴史をほとんど知らない私でも読めたので、難しい内容ではないと思います。
登場人物全員が愛国心にあふれていて、この人たちのおかげで今の日本があるのだ思うと、感謝せずにいられません。

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紙の本日本のいちばん長い日 決定版

2015/08/27 14:49

天皇を守るべき近衛師団までもが......!?

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投稿者:海神の声 - この投稿者のレビュー一覧を見る

天皇を建前では奉じながら、実際には天皇の御意をも凌駕せんとする軍部の独走振りが如実にわかる作品である。二・二六事件で重症を負った海軍大将鈴木貫太郎は終戦時、宰相として昭和天皇に聖断を仰いだ。戦後70周年を迎える今夏リメイク版で同名映画が公開されたが、私は笠智衆演じる宰相鈴木貫太郎の方を好む。軍部の統帥権の濫用も天皇に弓を引くに至っては終りである。玉音放送のあと鈴木貫太郎の一文を読み上げるアナウンサーの終戦放送を聴いてみた。まさに天皇の御意もそのあたりにあられたのだと思われる。半藤一利『聖断 昭和天皇と鈴木貫太郎』も併せて読まれると良い。

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この時期に読みたい

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投稿者:Gonta - この投稿者のレビュー一覧を見る

映画公開ということで手に取りました。最近ありがちな、著者の主観に基づいた解釈は見られず、時系列で事実が淡々と述べられている点が良い。これを読んで読者はどう考えるか?突きつけられた感じがした。

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