主人公の男の子が色んなおもちゃになる姿を、強調・誇張した絵で描く。
それぞれ発想がすごい。特に印象が強かったのは、カスタネットと風船。カスタネットになった男の子がカタカタカタと思い切り打ち鳴らされるところ、風船になった男の子がぷーっと思い切りふくれるところがおもしろい。他にも様々なおもちゃがそれぞれの個性を生かされている。
単純ながらインパクトのある絵が特徴。

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紙の本いちにちおもちゃ

2009/11/28 21:13

おはなしに絵がぴったり合って、おもしろさ倍増！

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投稿者：うっちー　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　この「いちにちおもちゃ」という題名は、「一日署長」とか、「一日駅長」とか言われる、あれからきている。それで、表紙の男の子もタスキをかけているのだ。
　おもちゃってたのしそうだな、と、一日おもちゃになってみた男の子。こどもって、「もし、ぼくが○○だったら…」と想像するけど、クレヨンや、コマや、ぬりえになると、どうなるの？！
　たとえば、「いちにち　くれよん！」とあって、左に、クレヨンになった「ぼく」の絵！　そして、つぎのページをひらくと、スケッチブックに顔を押し付けられて、痛そうな「ぼく」の姿が…。右には、「ずりずりずり　いたたたた～　くれよんって、たいへんだなぁ。」という文が。う～ん、おもちゃって、身を削って楽しませてくれているんだなぁと、ナットク（？！）
　コマ、けんダマなどはどうなるか、先を想像できるものの、構成がみごとで、とぼけた表情もおかしくて、笑える。カスタネットの絵には、思わず噴き出した。みんなでいっしょに読むと、楽しさも倍増するので、読み聞かせにもぴったり。構成と文と絵が無駄なくかみ合っている。
　最後は、おもちゃの大変さに気づき、「おかたづけしてあげなくっちゃ。」というくだりは、ちょっと説教くさいかなと思いつつも、親も子も納得できて、話のまとまりもついているので許せる。作者のあとがきに、片づけしない息子のために書いたとあって、なるほどなぁ。（効果はあったのか否か？？？）
　表紙の裏（見返し）と、最後の見返しが続きになっていて、ここも楽しめる。

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紙の本いちにちおもちゃ

2018/10/25 11:42

好奇心

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投稿者：ちひろ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

「いちにちおもちゃになっちゃおう」なんて、すごい発想ですよね。
普段遊んでいるものになってみる、遊ばれる側になるってこと…。さぁ、試しにクレヨンになってみよう、だなんて…考えただけでも大変ですよ！！こわい！

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紙の本いちにちおもちゃ

2022/12/22 18:48

お片付け効果は、「？」

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投稿者：BB　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

帯の「お片付けが苦手なお子様に」という惹句。思わず手に取ってしまった。
「いちにち」シリーズ。今度はおもちゃになってみるなんて。でもおもちゃになったらその苦労が分かる。おもちゃを大事にしなくちゃという気持ちも湧く。
そこまではいいのだが、
「だから片付けなくちゃ」とは、現実にはなかなかならないようだ。残念。
しつけ効果は期待せず、純粋に絵本として楽しむべし。

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紙の本いちにちおもちゃ

2018/10/23 16:10