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紙の本
春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)
著者 米澤 穂信 (著)
小鳩君と小佐内さんは、恋愛関係にも依存関係にもないが互恵関係にある高校1年生。きょうも2人は手に手を取って清く慎ましい小市民を目指す。それなのに、2人の前には頻繁に謎が現...
春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)
春期限定いちごタルト事件
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商品説明
小鳩君と小佐内さんは、恋愛関係にも依存関係にもないが互恵関係にある高校1年生。きょうも2人は手に手を取って清く慎ましい小市民を目指す。それなのに、2人の前には頻繁に謎が現れる。名探偵面などして目立ちたくないのに、なぜか謎を解く必要に駆られてしまう小鳩君は、果たしてあの小市民の星をつかみとることができるのか? 新鋭が放つライトな探偵物語、文庫書き下ろし。解説=極楽トンボ【本の内容】
著者紹介
米澤 穂信
- 略歴
- 米澤穂信
1978年岐阜県生まれ。2001年、『氷菓』で第5回角川学園小説大賞奨励賞(ヤングミステリー&ホラー部門)を受賞してデビュー。青春小説としての魅力と謎解きの面白さを兼ね備えた作風で注目され、『春期限定いちごタルト事件』などの作品で人気作家としての地位を確立する。11年に『折れた竜骨』で第64回日本推理作家協会賞、14年『満願』で第27回山本周五郎賞、21年『黒牢城』で第12回山田風太郎賞、翌年には同作品で第166回直木賞を受賞。他の著書に『さよなら妖精』『犬はどこだ』『追想五断章』『王とサーカス』『真実の10メートル手前』『本と鍵の季節』『米澤屋書店』などがある。
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電子書籍
☆春期限定いちごタルト事件☆
2024/04/21 13:29
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
米澤穂信氏の推理小説で、《小市民シリーズ》と呼ばれるもの
小鳩常悟朗君と小佐内ゆきさんを中心に事件が動くのだが、この2人、小市民を気取りながら、結構首を突っ込むほうである。
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【羊の着ぐるみ】
小鳩君と小佐内さんが船戸高校に入学し、校内の雰囲気に溶け込み始めた4月半ばの放課後。小佐内さんとクレープ屋に向かおうと帰路に着いた矢先、同級生の堂島君に呼ばれ、有志の男子生徒と共に、1年生女子の盗まれたポシェットを探すことに。だが、学校内を捜索しても見つからず、警察に被害届を提出する流れになる中で、小鳩君はポシェットを盗んだ犯人とその背景を窺い知っていく。
【For your eyes only】
小佐内さんと《春季限定いちごパフェ》を買ったその日、小佐内さんの自転車が《サカガミ》と呼ばれる他校生に盗まれてしまう。次の日、小鳩君は、先輩が、嘗ての美術部部長から預かった2枚の絵を処分するかどうかを決めるため、絵の価値の有無を調べることに。しかし、その絵は、「世界で一番高尚な絵」と称しながらも、お世辞にも秀逸とは言えない上に、2枚とも中身が同じ田園風景が描かれていた・・・
【おいしいココアの作り方】
5月の日曜日、携帯ショップから出た小佐内さんと偶然会った小鳩君は、盗まれた自転車が別の事件で使用されたことで生徒指導室に呼び出された小佐内さんを励まそうとしたところ、2枚の絵の一件のお礼がしたいという堂島君に自宅に招かれる。2人は、堂島君から《おいしいココア》を振る舞われたが、堂島君の姉の千里と台所で3人きりとなったとき、千里は、ココアを溶くのに使ったスプーンしかないと指摘する。3人は、堂島君が如何にして《おいしいココア》を作ったのかという謎解きに挑戦する。
【はらふくるるわざ】
中間考査全科目が終了した放課後、小鳩君は、小佐内さんにケーキ店〈ハンプティ・ダンプティ〉に誘われる。小佐内さんに何かがあったと察した小鳩君は、突然教室の後ろのロッカーから栄養ドリンクの瓶が落ちて割れた話を聞く。その後、忘れた携帯を取りに学校に戻った小鳩君は、小佐内さんの教室を検証し、栄養ドリンクが落ちた狙いを知る。
【孤狼の心】
小佐内さんが再び生徒指導室に呼び出され、自転車が道に捨ててあったことが判明した。自転車を取りにいった小鳩君と小佐内さんは、《サカガミ》が急いで目的地に向かう途中に故障した自転車を捨てていったと推理したが、下り坂から見える行先は、山越えの道と田園地帯を抜けて町に向かう道しかなかった。軈て、小鳩君は《サカガミ》が急いで向かった場所に見当をつけたが、これまでの災難を前に、小佐内さんは抑えていた本性を前面に出し、《サカガミ》達への復讐に走ってしまう。
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紙の本
☆春期限定いちごタルト事件☆
2024/04/21 13:28
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
米澤穂信氏の推理小説で、《小市民シリーズ》と呼ばれるもの
小鳩常悟朗君と小佐内ゆきさんを中心に事件が動くのだが、この2人、小市民を気取りながら、結構首を突っ込むほうである。
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【羊の着ぐるみ】
小鳩君と小佐内さんが船戸高校に入学し、校内の雰囲気に溶け込み始めた4月半ばの放課後。小佐内さんとクレープ屋に向かおうと帰路に着いた矢先、同級生の堂島君に呼ばれ、有志の男子生徒と共に、1年生女子の盗まれたポシェットを探すことに。だが、学校内を捜索しても見つからず、警察に被害届を提出する流れになる中で、小鳩君はポシェットを盗んだ犯人とその背景を窺い知っていく。
【For your eyes only】
小佐内さんと《春季限定いちごパフェ》を買ったその日、小佐内さんの自転車が《サカガミ》と呼ばれる他校生に盗まれてしまう。次の日、小鳩君は、先輩が、嘗ての美術部部長から預かった2枚の絵を処分するかどうかを決めるため、絵の価値の有無を調べることに。しかし、その絵は、「世界で一番高尚な絵」と称しながらも、お世辞にも秀逸とは言えない上に、2枚とも中身が同じ田園風景が描かれていた・・・
【おいしいココアの作り方】
5月の日曜日、携帯ショップから出た小佐内さんと偶然会った小鳩君は、盗まれた自転車が別の事件で使用されたことで生徒指導室に呼び出された小佐内さんを励まそうとしたところ、2枚の絵の一件のお礼がしたいという堂島君に自宅に招かれる。2人は、堂島君から《おいしいココア》を振る舞われたが、堂島君の姉の千里と台所で3人きりとなったとき、千里は、ココアを溶くのに使ったスプーンしかないと指摘する。3人は、堂島君が如何にして《おいしいココア》を作ったのかという謎解きに挑戦する。
【はらふくるるわざ】
中間考査全科目が終了した放課後、小鳩君は、小佐内さんにケーキ店〈ハンプティ・ダンプティ〉に誘われる。小佐内さんに何かがあったと察した小鳩君は、突然教室の後ろのロッカーから栄養ドリンクの瓶が落ちて割れた話を聞く。その後、忘れた携帯を取りに学校に戻った小鳩君は、小佐内さんの教室を検証し、栄養ドリンクが落ちた狙いを知る。
【孤狼の心】
小佐内さんが再び生徒指導室に呼び出され、自転車が道に捨ててあったことが判明した。自転車を取りにいった小鳩君と小佐内さんは、《サカガミ》が急いで目的地に向かう途中に故障した自転車を捨てていったと推理したが、下り坂から見える行先は、山越えの道と田園地帯を抜けて町に向かう道しかなかった。軈て、小鳩君は《サカガミ》が急いで向かった場所に見当をつけたが、これまでの災難を前に、小佐内さんは抑えていた本性を前面に出し、《サカガミ》達への復讐に走ってしまう。
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電子書籍
可愛い小佐内さん
2022/11/22 11:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆみこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
小佐内さんの甘党っぷりがたまらない。
太るからと気にしつつ、感情がすっきりしない時はもりもりとお菓子を食べてしまう小佐内さんが可愛らしいです。
一話ずつ日常の謎解きが展開されていきますが、最後には小鳩くんの葛藤も描かれていました。謎が解けるからって、良いことばかりじゃない。でも、そういう葛藤を幾度も経験して人は大人になっていくんだろうな、とも思わせられました。
紙の本
古典部シリーズとはまた違ったテイストの小市民シリーズ
2022/03/21 08:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:WakaWaka - この投稿者のレビュー一覧を見る
古典部の役割でいうなら、小鳩くんは折木奉太郎、小佐内さんは千反田えると似ています。
ただ、性格が大きく違っていて(特に小佐内さん)物語の進み方が新鮮でした。
電子書籍
安定感あり
2021/11/08 18:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:そぅたん♪ - この投稿者のレビュー一覧を見る
氷菓も、楽しく読みました。
高校生のライトな謎解き、良いですね。今回も、シリーズ買いしました。
ATGCは、蛋白質ではなく、ヌクレオチドです。
紙の本
そしていつか掴むんだ、あの小市民の星を。
2020/11/24 08:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やっほー丸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本作の主人公は、見た目好青年だけど中身はひたすら謎を解いて観衆の前で披露したがる嫌味な奴(現在は、自重しようと努力している)と、見た目可愛らしい少女だけど中身は誰かに壮絶な復讐をするために喧嘩を売られるのを虎視眈々と待っている恐ろしい奴(こちらも現在自重中)のペアなわけです。2人はお互いを上手く利用して小市民になろうと奮闘します。
ここまで聞いてもいまいちピンと来ないと思いますが、読んだら分かります。面白いです。小鳩君と小山内さんの独特な雰囲気やシュールな会話劇に惹き込まれます。
私は学生時代、夢中になって読んでいました。この作品に出会えて本当に良かった。
紙の本
小市民
2020/11/17 14:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねむこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校生にしてそれを目指そうとするとは、二人共になかなか困った中学生だったんでしょうね。
かわいいタイトルと、表紙ですが、中身はしっかり米澤色。
紙の本
中学生の頃から好き
2020/04/17 07:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うれい - この投稿者のレビュー一覧を見る
再読。巴里マカロンを買ったので、もう一度最初の巻から読み直してみようと。小鳩君と小佐内さんの主人公コンビは、ともに小市民を目指す高校生。ちなみに2人は付き合ってもなく、依存しあっているわけでもなく、自分が小市民になるために互いを利用しあう互恵関係にある。小市民とはつつましく生きる一般人のこと。小鳩君は目の前に現れた謎に首を突っ込みたくなる性格から、小佐内さんは自分に危害を加えた人間に徹底的に報復せずにはいられない性格から、過去に痛い目に遭ったため小市民を目指すことを誓った。ミステリ―好きにオススメ。
電子書籍
小市民シリーズ
2020/03/20 15:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かんけつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
古典部シリーズ同様、身近な事件を推理する高校生のお話。まずは入学からの春の時期。主人公は賢さをひけらかすのを止めて小市民を目指すというところ? 相変わらずの読みやすさ。
紙の本
日常の学園ミステリ
2018/12/11 19:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
かわいい表紙が目を引く一冊。
わりと淡々と進むストーリー。
小市民志望の二人組を巡る小さな謎。
可愛くさとビターさな溶け込んだ作品です。
紙の本
「夏期」と「秋期」もあるので
2018/05/09 23:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
米澤穂信の春期限定いちごタルト事件『』を楽しんで読みました。
高校生男女が主人公の日常ミステリー。
謎を解くけど殺人なんて出てきません。
物語の設定や主人公達の性格が『氷菓』の古典部シリーズと通じるところがあって、面白い。
あと、「夏期」と「秋期」もあるので、読もうと思っています。
紙の本
小市民シリーズ第1弾
2017/10/23 08:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
静かな学園生活を望みながら、次々と事件に巻き込まれてしまう様子が笑いを誘います。小鳩と小佐内の相も変わらぬ関係も良かったです。
紙の本
日常のミステリーです
2017/03/09 06:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:すず - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校にいたら本当にありそうな事件ばっかりなのに、こんなにハラハラするのかと驚かされる作品でした。氷菓もいいですが、短編でいえば私はこっちの方が好きです
紙の本
読みやすい
2016/07/18 18:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る
米澤穂信氏の作品を初めて読んだのは「ボトルネック」2009年9月新潮文庫なのですが、正直あまり印象に残っていなかった。ここ2〜3年に色々なベスト10で取り上げられているので改めて読んでみようと思って読んだのが「さよなら妖精」2006年6月創元推理文庫でした。これが私にはとても素晴らしかったので他の作品も集め始めました。
さて本作ですが高校生を主人公に据えた良い意味で軽い感じの推理小説でした。扱われる事件も事件という表現が大げさに感じるような日常に接した謎からなる5編の物語です。主役の二人のキャラがとても可愛くて、謎解きを楽しみながら彼らの学園生活を見守っていたいような気分にさせられました。
紙の本
米澤先生の真骨頂
2014/06/25 08:11
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:papanpa - この投稿者のレビュー一覧を見る
氷菓シリーズがよかった人には間違いなくおすすめ。トロピカル、栗きんとんと続けて読みたくなること間違いなし。小佐内さんのオオカミ娘っぷりは、ますますヒートアップしていきます。