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紙の本
ふたりの距離の概算 (角川文庫 <古典部>シリーズ)
著者 米澤 穂信 (著)
2年生となった奉太郎たちの古典部に仮入部した新入生・大日向友子。だが彼女は、突然部を辞めてしまう。奉太郎は、入部締め切り日のマラソン大会を走りながら、心変わりの真相を推理...
ふたりの距離の概算 (角川文庫 <古典部>シリーズ)
ふたりの距離の概算
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商品説明
2年生となった奉太郎たちの古典部に仮入部した新入生・大日向友子。だが彼女は、突然部を辞めてしまう。奉太郎は、入部締め切り日のマラソン大会を走りながら、心変わりの真相を推理する!【「TRC MARC」の商品解説】
奉太郎たちの古典部に新入生・大日向が仮入部する。だが彼女は本入部直前、辞めると告げる。入部締切日のマラソン大会で、奉太郎は走りながら心変わりの真相を推理する! 〈古典部〉シリーズ第5弾。【商品解説】
著者紹介
米澤 穂信
- 略歴
- 1978年岐阜県生まれ。2001年、第5回角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門の奨励賞を『氷菓』で受賞。2011年『折れた竜骨』で日本推理作家協会賞を受賞。他の著作に『愚者のエンドロール』『さよなら妖精』『ボトルネック』『インシテミル』など。
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電子書籍
☆ふたりの距離の概算☆
2024/05/03 11:02
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
《古典部》シリーズの第5作目です。
高校2年生に進級した奉太郎。その5月末、神山高校では20キロメートルを走るマラソン大会《星ヶ谷杯》が開催された。一方、大会前日、古典部では、新入部員である大日向友子が本入部届提出の直前に入部を辞退する事件が起きていた。部室でのえるとのやりとりがきっかけのようだが、一緒に部室にいた奉太郎はその一部始終を聞いておらず、さらに大日向は部室から去った後、摩耶花に「えるは菩薩みたいな人だ」というような謎の言葉を残していた。この一件で大日向と向き合う決心をした奉太郎は、入部届締切日である《星ヶ谷杯》の20キロメートルを走る間に、大日向の心境の変化の理由を、あらゆる出来事を回想しながら探っていく・・・
省エネ主義の奉太郎が、徐々に人に興味を持っていくような気がします。
紙の本
☆ふたりの距離の概算☆
2024/05/03 11:01
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
《古典部》シリーズの第5作目です。
高校2年生に進級した奉太郎。その5月末、神山高校では20キロメートルを走るマラソン大会《星ヶ谷杯》が開催された。一方、大会前日、古典部では、新入部員である大日向友子が本入部届提出の直前に入部を辞退する事件が起きていた。部室でのえるとのやりとりがきっかけのようだが、一緒に部室にいた奉太郎はその一部始終を聞いておらず、さらに大日向は部室から去った後、摩耶花に「えるは菩薩みたいな人だ」というような謎の言葉を残していた。この一件で大日向と向き合う決心をした奉太郎は、入部届締切日である《星ヶ谷杯》の20キロメートルを走る間に、大日向の心境の変化の理由を、あらゆる出来事を回想しながら探っていく・・・
省エネ主義の奉太郎が、徐々に人に興味を持っていくような気がします。
紙の本
初めて
2022/02/08 01:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
こんな形式の小説は、初めて読みました。なんと、走りながら、ですよ。マラソン走ってあと何キロ、の表示が、あって……。そして、あの古典部の……。
紙の本
良かった!! けど・・・
2012/07/04 23:36
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:サクちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
古典部シリーズは大好きで全部揃ってます(氷菓だけ行方不明w)。なので今作も大変よかったです。但し、話がマラソン大会中に1つの謎を解くという事に尽きていたので、物足りなさを感じています。自分としてはいくつかの事件を解決する短編物が好みですが。オススメはします!!
紙の本
誤解を解く
2023/07/16 17:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:わかめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
古典部シリーズ、折木奉太郎がマラソン大会中に女子二人の誤解を解くという、変わったシチュエーションだった。ガツガツしていない奉太郎がいいと思った。
紙の本
二年生
2020/09/16 13:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねむこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズの世界感を保つのに、年度替りがマイナスにならないのがすごい。
新入生がまた個性的ですが、いいだけ引っかき回して去って行くってどうよ?
紙の本
何を求めるか
2019/05/30 06:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:豆 - この投稿者のレビュー一覧を見る
青春群像劇”として読んだ場合、いつも通りの古典部シリーズだと思います。
そしてその点においては満足のいくものでした。
『遠まわりする雛』のような爽やかな読了感もよかったですが、やはりこういった終わり方も悪くない。
しかし、“ミステリー”として読んだ場合、本筋からは逸れた部分もあり、退屈な話だという感想が出るのも無理からぬことではないかと感じました。
どちらを期待して読むか、冗長を楽しめるかによって評価が分かれると思います。
紙の本
古典部シリーズ第5弾
2017/10/22 18:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
マラソン大会の当日に新入生退部の原因を探るところが面白かったです。すれ違っていく高校生の姿には一抹のさみしさもあります。
紙の本
なんだか老成し過ぎじゃないのかホータロー(笑)
2017/08/20 18:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る
「古典部」シリーズの5作目です。
古典部の4人も2年生になり後輩もできましたが、今作の「折木奉太郎」はなんだか老成という言葉が浮かぶほど出来上がってしまってました。
探偵役を積極的に避けていた彼が今回はもう完全な探偵です、それも名探偵を演じていました。
そのこともあり、今回のエンディングでの彼の推理の披露はもう探偵小説の王道的なもので私には一番スッキリした結末でした。
タイトルの中の「ふたりの距離」が何を意味しているのか、最後まで私は違うことを考えていたので、心地よいやられた感もあった作品です。
今、私が手にいれた「古典部」シリーズはここまでなのですが、6作目も出ているようなので近いうちに手にいれて読んでみようと思っています。
何せ健全な男子高校生であるはずの「折木奉太郎」に一切色恋の患いがないことが不思議というか心配になってきたもので(笑)
紙の本
心の距離
2015/03/22 05:16
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投稿者:september - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回は『ふたりの距離の概算』か。毎度思うけど本当にタイトルが秀逸。回想が多かったのと古典部員との絡みがあまりなかったのが残念。心の距離はいつになっても測るのが難しい。次巻ではホータローの姉貴の登場に期待。
紙の本
せつなさが心地よい
2013/09/29 17:52
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投稿者:ひもり - この投稿者のレビュー一覧を見る
思い込みと疑心暗鬼によりすれ違っていく様が悲しいけれど心地よく青春の中の一ページでのようで面白かったです。
古典部シリーズの学生生活でよくある1ページが懐かしい風を吹かしてくれたような気持になりました。
電子書籍
成程なーと思った
2016/02/22 13:47
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:宮村みやこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
二人の距離って奉太郎と千反田えるの間の距離の話かと思ったけど福部 里志と伊原 摩耶花、大日向とえる、大日向と彼女の中学時代の「友達」の物理的距離、心理的距離も含んでいたようです。退部を決心した大日向の勘違いと自分のせいだと勘違いした千反田えるの勘違いで奉太郎が最後の最後に二人の間の勘違いを解消させるまでのもんもんとした心理をよく描いていると思うな。
紙の本
解釈が個を生成する
2015/09/17 16:33
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
年度が改まり、神山高校古典部は新入部員を迎える時期となった。しかし、特に何か活動をしているともいえない古典部は、アピールできる要素もなく、形式的に募集をかけているだけに過ぎない。だがそんな部活にも、声をかけてくる新入生がいた。それが大日向友子だ。
仮入部をして、伊原摩耶花や福部里志、千反田えるとそれぞれ友好的に関係を築いていたはずの大日向友子だったが、マラソン大会の前日に、本入部をやめると言って出て行ってしまった。
その現場にいたのは、大日向友子と千反田える、そして折木奉太郎だ。しかし奉太郎は、本を読んでいてほとんど何も覚えていない。ただ分かっているのは、千反田えるが自分が彼女の心証を害することをして、退部に追い込んでしまったと思い込んでいることだけだ。
だが奉太郎にはそれが納得できない。千反田えるが後輩を影で追い込むような陰険な人物だとは信じられないのだ。そこで彼は、マラソン大会の当日、クラス別に時間差で出発することを利用して、当事者たちに話を聞きながら、真相を解明しようとするのだった。
タイトルにはいくつかの意味が込められていると思われ、文字通りの意味と抽象的な意味、そして皮肉がミックスされているように感じる。特に最後の点を指摘するならば、個人間の関係はともかく、多対多の関係としては、古典部はあまりにも表層的な関係しか築けていなかったのだろう。
そもそも、同じ現象があったとしても、それから個人が受け取る意味は個人に依存するし、相手が何を考えているかを正しく察することはほぼできない。同じ言葉を発しても、それを善意とも悪意とも受け取る余地があるのは、受け手に善性と悪性が内包されているからなのだろう。
紙の本
最高!
2012/10/07 23:06
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:pongu - この投稿者のレビュー一覧を見る
やっぱり穂信さんの氷菓シリーズはおもしろい!
紙の本
マラソン大会
2021/10/30 03:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:甘栗 - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ5作目。
マラソン大会で走りながら推理していくという、今まで読んだことがない形式で新鮮でした。奉太郎の記憶力の良さにビックリ。
今回もえるのために謎を解いていき、真相が明らかになったあとになんともいえないほろ苦さが残ります。