「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
紙の本
あきない世傳金と銀 8 瀑布篇 (ハルキ文庫 時代小説文庫)
著者 高田郁 (著)
裃に用いられ、武士のものとされてきた小紋染めを、何とかして町人のものにしたい−そう願い、町人向け小紋染めを手掛けるようになった幸たち。思いは通じ、江戸っ子たちの支持を集め...
あきない世傳金と銀 8 瀑布篇 (ハルキ文庫 時代小説文庫)
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
裃に用いられ、武士のものとされてきた小紋染めを、何とかして町人のものにしたい−そう願い、町人向け小紋染めを手掛けるようになった幸たち。思いは通じ、江戸っ子たちの支持を集めて、五鈴屋は順調に商いを育てていくが…。【「TRC MARC」の商品解説】
遠目には無地、近づけば小さな紋様が浮かび上がる「小紋染め」。
裃に用いられ、武士のものとされてきた小紋染めを、何とかして町人のものにしたい
──そう願い、幸たちは町人向けの小紋染めを手掛けるようになった。
思いは通じ、江戸っ子たちの支持を集めて、五鈴屋は順調に商いを育てていく。
だが「禍福は糾える縄の如し」、思いがけない禍が江戸の街を、そして幸たちを襲う。
足掛け三年の「女名前」の猶予期限が迫る中、五鈴屋の主従は、この難局をどう乗り越えるのか。
話題沸騰の大人気シリーズ第八弾!!【商品解説】
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
ネタバレありの、幸(さち)窮地に立つ、の巻
2024/04/03 15:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
書名にある「世傳」とは「代々にわたって伝えていく」という意味で、
高田郁さんの人気シリーズにぴったりの言葉です。
「瀑布(ばくふ)篇」は、その『あきない世傳 金と銀』の第八巻めになります。
ちなみに「瀑布」とは、高い所から白い布を垂らしたように、直下する水の流れをいう。
ということは、新たな小紋染めで人気を集めることになった呉服商「五鈴屋」だが、
思いがけないことに巻き込まれるという展開になるということ?
七代目店主の主人公の幸(さち)がどう向き合うのか、ネタバレありの、ご用心、ご用心。
まず、最初の禍(わざわい)。
江戸の町に麻疹が流行し、多くの死者が出て、呉服の商いの勢いがとまってしまうこと。
どこまで作品と関係があるかわからないが、
この第八巻が出版されたのは2020年2月でコロナ禍で日本中が混乱し始めた時。
まるで現代の禍を予感させるような展開といえる。
それをなんとか凌ぐが、次は幕府から千五百両の上納金を納めよというお達しが届く。
商売が好調ゆえの、幕府からの無理押し。
さらには、幸のあとの八代目店主を誰にするかという問題。
当初は幸が世話になりその商才を鍛えられたもと番頭治兵衛の息子賢輔を考えていたが、
まだ経験不足もあってためらう幸。
その賢輔に恋心を抱く妹結(ゆい)だが、賢輔の心が自分に向いていないことに気付いて、
この巻のラストには大事件が起こってしまう。
えーっ、まさかの展開に、九巻急いで読まなくちゃ。
紙の本
期待どおり
2022/07/21 09:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かのま - この投稿者のレビュー一覧を見る
ゆいの気持ちがせつない。でも、これがきっかけとなって、幸との関係がずれ始めるのではないかという心配もあります。なんとか修復していってほしい。
紙の本
怒涛の展開
2021/10/24 02:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
順風満帆に見えた五鈴屋にこの巻の中盤で、お上から上納金を納めよ申し付けが。名ばかりの貸付金という名目の下に、一方的に奪い取られるとは、この時代はこういう時代なんだと改めて感じました。そこからはもう怒涛のまさかの展開。驚きました。店主でも奉公人の心までは縛られないとの幸の発言に共感。個人的にはスピンオフで5代目が五鈴屋を飛び出して以降の話が知りたいところ。でもラストはすごく気になる終わり方。今後、あのイヤな音羽屋がどう出てくるかにも注目です。
紙の本
そう来たかぁ…
2020/10/01 17:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:読み人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
店が傾いたり、主が亡くなったり、毎回色々な『逆境』を見せてくれる。が、今度はこう来たか…。今のコロナ禍と同じような状況のような記述もあり、そんな中で商売人や庶民がどう知恵を絞ったのかも楽しめる。
妹さん、甘いよぉ。それに誤解もしてるなぁ。残念。
続きが楽しみ。
紙の本
幾多の困難を乗り越えてきた幸に、今度は妹・結が台風の目として迫る。
2020/06/28 11:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
幾多の困難を乗り越えてきた幸に、今度は妹・結が台風の目として迫る。小紋染めの成功で基礎を確実にした五鈴屋江戸店。前半は至って凡々とした流れだが、「衰退の兆しは、最盛の中に在る」の戒めにたがわず、邪まな好色漢「音羽屋」が暗雲のように登場してくる。八代目候補の手代・賢輔に心を寄せる結の揺れ動くうぶな心に巧みに忍び寄る「音羽屋」の汚れた手。魔手に搦めとられた台風の目「結」は果たしてどのような行動に出るのか。まさにミステリー小説のような結末で、次回「9巻目」が待ち遠しい。
源流・早瀬・奔流・貫流・転流・本流・碧流と続き、そろそろ終わりが近づいたのではと懸念していたが、ここにきて「瀑布篇」という急転直下の展開。まだまだ続きそうでちょっと安心。にしても子供のよううぶな「結」の行く末が何とも心配になる。打倒、「音羽屋」・・・・・・・。
紙の本
嫌わざるを得ない
2020/05/09 00:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
来なくてよかった結回。
うすうす気付いてはいたけれど、
フィーチャーされたら正式に嫌うしかない。
現代のまなざしから見ても言動がおこさま。
ましてや時代は江戸。
もとはといえば五鈴屋から見て結はいち奉公人の妹。
20を越えて年増、25で大年増の時代に、
27で独り身で、という完全なお荷物を
五鈴屋の面々が厄介扱いしないことがもう違和感。
現代劇で「もう16なんだからお婿さん探さないとね」というストーリーに
感情移入できますか?というお話。
散々甘やかされての今回のオチ。しんどい。
今回1冊読めたのはすべて梅松さんのおかげです。
紙の本
人の心はむずかしい
2020/04/02 22:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
明るい場面で希望にあふれた終わり方だった前巻に続き、
順調なすべり出し。
しかし、世の中はいいことばかりは続かない。
疫病の流行によってあきないが振るわなくなるのは、
2020年の今に、タイムリー。
風評で売れなくなったそば屋に、力造とお才の夫婦がとる行動は、
実直で意志の強いこの二人らしいさわやかさだ。
あきないの道には才能を発揮し、手堅く進む幸だが、
人の心はむずかしい。
しかもそれが実の妹ならなおさら。
前巻と違って、この巻の終わりは衝撃。
いったいどうなるのか、半年も待てないぞ。
紙の本
長旅の疲れが見えてきたか。
2020/03/02 17:29
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:magoichi - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回も非の打ちどころのないヒロインが頑張ります。
ただ伏線の張りどころと、その後の展開が見えてしまいます。
今回の話の中心である主人公の妹が、憎らしいまでの敵役でもなく、ホロリとする名脇役でもなく、イライラさせるアマちゃんのお嬢さんでしか無いのも残念。
何作か前から予定調和感が強く、物語に入れない事もあり、根強い固定客はいると思うが、自分はこの辺りまでとしようと思う。
紙の本
あきない世傳金と銀 8
2020/03/01 07:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yukko - この投稿者のレビュー一覧を見る
サブタイトルが瀑布編とあるだけに今回の問題もかなり手ごわい
幸の熟考と皆の団結だけではなかなか解決が難しい
江戸を襲った麻疹の蔓延は正に今のコロナウィルスと重なり
読んでいて苦しくなりました
恐れていた惣次の登場、まさかまさかの結の行動
あまりにも一気に読み過ぎて何だかヘトヘトです
紙の本
一難去ってまた一難
2020/02/23 08:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
家族みんなで楽しみにしているシリーズの最新刊。一生懸命知恵を絞って難題をクリアしていく主人公の姿に元気をもらえます。今回は、妹がそんな主人公の足を引っ張っていて、イラッとしました。
紙の本
まだ続く!
2020/02/20 21:10
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナル - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回も幸の閃きと周りの機転に、何度も胸がスカッとします。惣次の登場も楽しめました。
けれども今回は妹 結の片想いが切なすぎる。
次の巻があることが解ってとても嬉しい。けれどもラストがねー、ああだからねー次の巻は悲しい始まりになりそうで...