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みんなのレビュー1,078件

みんなの評価4.2

評価内訳

1,035 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

もっと早くよんでおけば良かった!

2020/06/11 20:53

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る

子どもの頃からこの本の存在は知っていましたが、なんとなく食指が動かなくて読まずにいた本。新潮文庫100冊に入っていたので重い腰を上げて読んでみたところ、意外や意外、とても面白く読めました。文章が瑞々しくて、心にすーっと染み入ってくる感じ。結末は読み始めから予想していたとおりでしたが、ウルウルしてしまいました。主人公たちと同年代のときより、大人になってから読む方がぐっとくるかもしれません。

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紙の本

ひと夏の貴重な時間

2020/04/26 13:08

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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

それぞれが家庭に事情を抱える3人の小学生と、余命いくばくもない老人との交流が微笑ましいです。死に惹かれていた少年たちの、ささやかな成長も伝わってきました。

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紙の本

小中学生向け

2018/09/08 22:59

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:メリープ - この投稿者のレビュー一覧を見る

現代の家庭ではなかなか経験することのない老人との触れ合いなど考えさせられることが多くありました。また、人の生死にも踏みこんだ死ぬってどういうことなんだろうと考える子供にとっても最適で小中学生にぜひ読んでもらいたいと思った作品でした。

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紙の本

身内ではないからこそ築ける関係性

2018/01/17 20:28

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投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る

好奇心溢れる3人の少年と、人生の達人たる老人との出会い。短期間の交流でしたが、少年達には豊かな経験を、そして老人には生き甲斐をもたらしました。一面に広がるコスモスの庭を一緒に鑑賞できなかった無念の気持ちは、逆に少年達の一生の宝物になるでしょう。
 また「死」という難しいテーマに迫った作品でもありました。老人との交流を通し、大きく成長した少年達がまぶしく感じました。
 一方で、若者の都会への流出や核家族化の進展で失われた世代間交流が、今やファンタジーでしか語れなくなったという現実を突きつけられた気がします。

 あとがきによると、著者の原体験を理想化した物語との由。ちびまる子ちゃんの友蔵(実際は嫌みな爺さんだったようです)のような感じでしょうか。
 私は、子供の頃、祖父と同居していました。明治生まれの頑固爺さんで、幼い私との約束も守らず、自分の観たいテレビ番組を見続けるような爺さんでした。亡くなった今でも大嫌いです。
 現実的には祖父母との同居や交流は、必ずしも「豊かな経験」に繋がるとは限りません。本書のように身内ではないからこそ築ける関係性かもしれません。だから副題は「The Friends」なのかと、勝手に納得しました。

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紙の本

読後感がよい

2017/09/04 11:45

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投稿者:akiko - この投稿者のレビュー一覧を見る

「死」というものについて考えさせられる作品、というと陳腐な表現かもしれないが、それだけにとどまらないところが一つの特徴だろう。主人公たちは小学生だが、物語に違和感なく入り込める。

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紙の本

ひと夏の友情

2016/09/05 01:30

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投稿者:ヒロユキ - この投稿者のレビュー一覧を見る

夏になると必ず読み返したくなる作品です。
うだるような暑さの中、セミの声を聞きながら庭の草むしりをしたり、洗濯物を干したり、縁側でスイカを食べたり・・・
もし自分がおじいさんになって孫ができたら、こんな風にひと夏を過ごしてみたいと思わせてくれる素敵な一冊です。

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紙の本

涙が止まりませんでした。

2015/09/29 20:04

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投稿者:OG - この投稿者のレビュー一覧を見る

死に対して考えさせられた本でした。

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紙の本

もう会えない

2008/07/12 23:34

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kumataro - この投稿者のレビュー一覧を見る

夏の庭 湯本香樹実(かずみ) 新潮文庫

 発端は、ぼく(木山君、あだなはきゅうり)、山下君(太っちょ、祖母のお葬式に参列した。)、川辺君(メガネ)の小学校6年生3人が、とある家でひとり暮らしをしているおじいさんが亡くなるのを見たがることから始まります。死んでいる人を見たい、あるいは人が死ぬのを見たい。
 遺体を見る機会が減りました。自宅での葬儀が減りました。遺体は見たほうがいい。人が亡くなるということは、もう会えなくなるということです。
 読み始めてしばらくして考えたことは、書き手は結論をどこへもっていくのだろうか。
 木山君の母親は明らかにアルコール中毒であり問題がある。
 56ページ、犬が死ぬ話はいい。物語進行の脇に本音がある。汚れ(けがれ)を知らない少年3人がだんだん世の中の汚れを知るようになる。中原中也の詩「汚れちまった悲しみに」が頭に浮かぶ。
 人間の一面として、自分の意思とは反対の行動をとってしまうということがあります。この物語は現在進行形ではなく過去の思い出ではなかろうか。83ページ、「怖がって触らないでいたらいつまで経っても使えない」はいい話です。
 124ページにあるおじいさんの話には泣けた。できるだけたくさんのこどもさんたちにこの本を読んでほしい。山下君の祖母の葬式話が、こんなにも広い範囲へと世界が広がっていきました。人間ってすばらしい。
 165ページあたりにあるお兄さんとのやりとりは好きになれません。続くサッカーのシーンもいらなかった。一方ラストには、もうひとつ場面がほしかった。

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紙の本

少し変わったコミュニケーション

2002/07/30 20:46

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投稿者:和音 - この投稿者のレビュー一覧を見る

小学校6年生の男の子3人のひと夏の物語です。人が死ぬってどういう事なのかよくわからず、現実味がない3人。そこで、彼らは町外れに暮らす1人の老人が死ぬ瞬間を見ようと老人を観察し始めます。夏休みが始まり、3人達は塾の合間などに尾行したり家を覗いたり。それがだんだんとおじいさんと仲良くなって、「観察」から「深い交流」になります。そして、ある日、・・・

彼らがこの現実を受け入れた時、人の死という事がどういう事なのか理解できるようになったのだろうと思います。でも、死んでしまってお話したり、色々なことができなくなったけれども、このおじいさんと過ごしたこの夏の事は彼らの心の中でずっと 生き続けるのだと思います。最初は、人が死ぬ所を観察しようだなんて、なんて不届き者!とと思ったけれど、彼らがいい意味で死というものに向き合えて本当に良かったのだと思いました。

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紙の本

老人と少年

2002/07/21 22:15

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投稿者:アセローラ - この投稿者のレビュー一覧を見る

3人の少年も老人もどこか寂しさを抱えていた。
そして、少年たちと老人は心を通わせていく。親や先生以外のはじめての大人との付き合いで、少年たちは成長していき、老人も元気を取り戻していく。
夏というのは何か不思議な力を持っているように感じる。特に子供にとっては。私は夏が来るたびこの物語を読みたくなるし、少年たちに自分を重ね合わせてみてしまうのです。

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紙の本

学んだんです

2002/07/18 17:14

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:郁江 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「死んだ人間を見てみたい」そんな好奇心に捕らわれた 小学六年生の3人の子どもたちが行なった行動とは、町外れに住む 生ける屍のような老人を観察すること。核家族化が進んだ現代ならではのお話ですよね。人の死がどんどん 遠くにいってしまって、死という意味は知っていても本当の意味で分かってない。死をこの目で見るために老人に会いに行く…ある意味とても残酷だけど、子供 特有の残酷さで、死体を探しに旅にでたスタンドバイミーに通じるところがありますよね。
 少年達は観察を続ける内に老人と深い交流を持つようになるんだけど、そんな穏やかな時間は長くは続かなくて…失われていくものと 決して失われないものを 彼らはこの夏 学んだんです。

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紙の本

出会った夏は消えない

2001/09/08 17:19

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投稿者:ゆら - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ほんものの死んだ人を見てみたい

 きっかけはそんな好奇心から。小学生最後の夏休みを迎えた少年三人は、近所に住む一人暮らしの「今にも死にそうな」老人を毎日見張ることにする。死ぬ瞬間を見るために。

 なんとも不謹慎。だけど、この自然な好奇心、よくわかる。死ぬことがどういうことか考えるということは、同時に生きるとはどういうことなのかを考えることだ。

 少年たちと老人との不思議な友情とともに育っていく庭。合間に織り込まれた大人たちのやるせない事情。はたして、彼らは経験を通してそこにどんな答を見つけるのでしょう。

 生きていることが実感できない。死への歪んだ衝動で途方に暮れるような少年事件を耳にする昨今。死を感じとるのは死そのものからではなく、その人と関わりあい、同じ時を生きることで初めて自分のものとして受けとめられるのではないでしょうか。大きな痛みをともないながら。

 老いや死という重いテーマを扱っていながら、物語全体に吹き抜ける清々しい夏の風と濃い緑のにおい。それは、理屈で整頓しようとしていないところ、そして何よりも、少年たちがそれぞれに抱える迷いに強くまっすぐであるからかもしれません。

 以前からずっと気になっていた本なのですが、この本に出会えて良かった。10カ国以上で刊行され、映画化もされています。

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紙の本

わたしは年寄りに弱い。

2001/09/07 02:41

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投稿者:takumi_y - この投稿者のレビュー一覧を見る

 一番最初にそれを自覚したのは小学生の頃に見た「ふるさと」という映画だったと思う。題名さえうろ覚えなのだけれど、山間部の農村で年老いた男性が徐々に痴呆に侵されて、家族がそれを持て余すその様子が子供心にも無性にやるせなくてただ悲しかった。そのいつ見たとも知れない一編の映画がわたしに老いは悲しいのだと知らしめた。けれどもそれは老いの先にある死ではなくて、痴呆のもたらす人間関係の齟齬でもなくて、老いることによって疎外されていく哀しみなのだった。

 そんな個人的事情はさておいて、人が死ぬところを目撃したいという3人の小学6年生が一人暮らしの老人を見張っているうちに交流を深めていくこの話は、社会から隔絶されていた老人に生きる活力を、子供達にそれまで知らない別の世界を互いに与えあっている。こんな理想的な交歓が特殊な状況下でなく、繰り広げられる世界が来るといいなぁ、というのは常なるわたしの願いなのだ。

 ああもー、ひさしぶりにぽろぽろ泣いちゃった。途中まで読んでこれは絶対泣いちゃうからダメだと思ったのに、まんまと……。やっぱり年寄りはメガトン級の破壊力だ……むむー、侮れん。

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紙の本

少年とおじいさんの素敵な物語

2001/07/19 15:54

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投稿者:真泰 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 死んだ人を見てみたいという好奇心から、一人暮らしをしているおじいさんの観察を始めた小学六年生の三人の少年たちの姿に、最初は、まるで人の死を願っているようで、なんて怖い子供たちなんだろうとぞっとしました。けれど、身近に「死」を経験したことのない子供たちにとっては、それはごくごく自然に湧き起こる素直な気持ちなのかもしれません。そんな等身大の子供の心を軸に描かれているので好感が持てました。

 始まりは観察というものでしたが、次第にストーリーは、おじいさんとの交流へと変わっていきます。少年たちはおじいさんという一人の人間からたくさんのことを学び取ることができたと思います。そして「死」と「生」のことも。人は死んでも生きている人の心に何かを残していけるのですね。夏の匂いに満ち溢れた最高に素敵な物語です。

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2013/07/11 20:06

投稿元:ブクログ

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