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すてきな三にんぐみ 改訂版 みんなのレビュー

絵本

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みんなのレビュー285件

みんなの評価4.4

評価内訳

285 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

ずっと前から知っていた赤と黒だったのだけど・・・。

2010/10/12 00:02

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:wildcat - この投稿者のレビュー一覧を見る

まっくろな帽子とマントを身にまとい、目だけがぎょろりと見える三にんぐみ。

そして、上ににょきっと出ているまっ赤なまさかり。

本書の表紙は、小学校の図書室でも、最初に通った公共図書館でも見かけたという記憶がある。

でも、残念ながら、本書を子どのもの頃に開いたのか開いていないのかは思い出せない。

ストーリーの記憶はなかったのだ。

ずーっとずっと気になりながら、怖くて開けなかった・・・・がコタエかもしれない。

勇気を出して開いてみたら、ちっとも怖くないとすぐにわかったのだけど・・・。

大人になってようやっと本書を開くにいたったのは、
『絵本翻訳教室へようこそ』の「伝統芸能と絵本翻訳」というコラムで、
「歌舞伎調」の翻訳本の横綱として紹介されていたからだ。

絵本翻訳教室へようこそでは、一部ではあるが、原文と訳文を併記して紹介していた。

  Once upon a time there were three fierce robbers.

  They went about hidden under larger black capes and tall black hats.

この冒頭部分は、こう訳されている。

  あらわれでたのは、くろマントに、くろいぼうしの さんにんぐみ。

  それはそれは こわーい どろぼうさまの おでかけだ。

口に出して、口上を言いたくなるし、なんだか、血が騒いで、わくわくする。

ここは、黒背景に白文字で始まるのだ。

そして、こう続く。

  おどしの どうぐは みっつ。

  ひとつ、ラッパじゅう。

  ふたつ、こしょう・ふきつけ。

  そして みっつめは、まっかな おおまさかり。

道具たちは、どれもまっ赤だ。

黒背景に、これまた見事な存在感のある絵である。

この三にんぐみが人を襲う様も、なんともリズム感のある鮮やかな語り口で描かれている。

ところが、この三にんぐみが、ひとりの少女に出会ったところから、物語は意外な方向へと転換していく。

ちょうど転換が、測ったかのように絵本のまん真ん中のページで訪れる。

そう来たのかは、意外だが、なんだか胸がすっとするような清涼感がある。

子どもの頃は、表紙の印象から気になるけど、怖いなと思ってしまっていて、ちょっと損をしてしまったな。

そうやって開けなかったものって、すべては記憶していないけれど、結構あるのかもしれない。

大人になってから絵本の魅力を知るようになるにつけ、子どもの頃にもっと読んでおけばよかったなぁと思う。

絵本に出会わせる役割は、やはり大人が担うので、お子さんがいる大人の皆さんは、
ぜひ今しかないその時間を大切に、子どもと良い絵本をたくさん出会わせてほしいなと思った次第。

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紙の本

心ある行政という「すてきな」ファンタジー

2007/03/24 13:58

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:hamushi - この投稿者のレビュー一覧を見る

 暴力で他人の財産を巻き上げる恐ろしい泥棒たちが、盗み出したみなしごの女の子に、溜め込んだ財宝の使い道を聞かれたことで、自分たちには目的というものがなかったことに気づきます。彼らは財宝を使って城を買い込み、そこに大勢の孤児たちを集めて、養育を始めます……。
 他者によって制御されることのない強大な暴力で、無感動かつ強制的に他人の財産を奪い取り、私利私欲にそれを使うことのない三人の行動は、まるで国家の税金制度そのものです。彼らが孤児たちの養育という明確かつ人間的な目的意識を持ったとき、その存在は、福祉行政へと発展し、やがて保護された孤児たちの作り上げるコミュニティによって組織化されていきます。三人の寿命が尽きるときが来ても、彼らの購入した城は行政府の象徴として新しい町の中心に聳え、彼らの残した福祉行政の仕組みは、おそらくそのまま維持されて、多くの子供たちを守りながら、永続していったことでしょう。
 現実の政治や、児童福祉のありさまというものを考えると、とてもありえないようなお話ですが、だからこそ、この「すてきな三にんぐみ」のお話は、切なく心に沁みるのだろうと思います。作者のトミー=アンゲラーがこのお話を書いた真の意図は分かりませんが、これは決して「すてきだけれど、ありえない」お話などではないと、若い世代に向かって言いたかったのかもしれません。

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紙の本

素敵な理由は、読んだ後のお楽しみ!

2004/12/06 02:10

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:チャミ - この投稿者のレビュー一覧を見る

黒いマントに黒い帽子、目だけをギョロっと覗かせた盗賊三人の表紙の絵は、ちょっと不気味で恐い印象。物語の主人公の盗賊三人組は、金持ちを襲って宝集めに夢中。ところが、ある日、襲った馬車に乗っていたのは、みなしごの女の子。三人組は女の子をさらって、隠れ家へ連れて行きます。そこで、女の子に宝の使い道を聞かれた三人組は…。
 彼らは、集めた宝を使って、お城を買い、そこに捨て子やみなしごたちを大勢集めて暮らし始める。子供達には赤い帽子に赤いマントを着せて。子供達が成長すると、城の周りに住み、村になった。小さな村がどんどん大きくなって…。
 一見、物騒な話に聞こえるこの物語。ところが、盗賊という社会の闇の人たちが、孤児救済に駆け回るなんて、とても素敵だと思いませんか? 暗に、金持ちや権力者なんて、口では立派なことを言っても、ほんとうにかわいそうな子供たちのために何をしているの、お金は何のために使っているの?という風刺を込めた作品のようにも思える。
 お金の使いかた、人に喜ばれることって何か、そんなことを子供に教えてあげたい人は、ぜひこの本を読んであげて欲しい。流行のもの、個人的なものにお金を費やすことが、常となっている今。この三人組のように、困っている人を助け、その人々がいつまでも自分のことを忘れず、そして感謝してくれるような、そんな素敵なお金の使い方があれば、いいのに…と考えさせられる一冊だ。

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紙の本

すてきなことは忘れさられない

2020/12/11 11:53

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:とらこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

はじめて読んだときは、こどもの居場所(児童養護施設的な?)をつくった話か~という
単純な感想でした。

でも、繰り返しよんでいくと、そんな結論ではないことに気づかされます。

金銀財宝を集めることが人生だった3人組。
そのお金は全部使い果たしてしまった(?)けれど
3人がなくなったあとも、すてきな3にんぐみがいたことを
いつまでもいつまでも覚えていてくれる人たちがいること。
それこそが、たからものなんだと気づくのです。

すてきなのは私がいなくなった後も
私のことを覚えていてくれる誰かがいてくれる人生を送れたこと。
私にもそんな人生があるといいなと思わせてくれる貴重な1冊です。

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紙の本

すてきな邦題

2016/11/27 15:30

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:coco - この投稿者のレビュー一覧を見る

もしもタイトルが「三人の山賊」だったら、ここまで人気はでなかっただろうと思います。

山賊の三人組がティファニーちゃんという可愛く賢い少女と出会うことで、ストーリーは大きく展開していきます。もちろん、とっても素敵な方向へ。

陰影のある絵がミステリアスな三人組をより魅力的にみせています。

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紙の本

「あらわれでたのは、

2016/02/14 18:11

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:鉄紺 - この投稿者のレビュー一覧を見る

くろマントに、くろい ぼうしの さんにんぐみ。」

すてきなどろぼうさま三にんぐみの、脅しの道具が並ぶページが特に好きで、幼稚園時代の私の一番だった絵本。色が格好良いのだ。黒地に赤が効いている。連れ帰ったティファニーちゃんに、宝の山をどうするのと聞かれ、顔を見合わせるくだりもお気に入りだった。
文庫より大型より、普通サイズが私のお薦め。

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紙の本

子供も大人も

2023/03/29 18:25

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:719h - この投稿者のレビュー一覧を見る

最初にこの本を開いたのヮ、
誘拐ということの意味すら
よく分かっていなかった頃だった筈です。

それでも、話の筋ヮ何の違和感もなく
心の襞に染み込んできたものです。

が、歳を取るにつれて、繙き直してみる度に、
謎の多い話だと思うようになりました。

三人組の目的ヮ何なのか、
三人組の根拠地ヮどこにあるのか、
そして、そもそも三人組ヮ一体誰なのか・・・。

幼少期と成人期とで、異なった読書体験を
させてくれるという事ヮ、それヮそれで、
味わい深い本である証拠でしょうね。

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紙の本

プレゼント用に

2022/07/31 17:47

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ekko - この投稿者のレビュー一覧を見る

絵が可愛いので内容はともかく購入(あらすじだけ確認)。
友人へのプレゼントだったが、喜んでもらえた(絵本が好き)。
「すてきな」が意味するところとは?
子供たちにも楽しんでもらえる1冊。

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紙の本

三人

2020/12/17 06:21

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る

表紙の素敵な三人組は、なぜか怖い感じなので、どんなお話かなあと思って読みました。さすがは長く読み続けられているお話だと感動する内容でした。

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紙の本

大好きな絵本

2020/06/25 23:25

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ままま - この投稿者のレビュー一覧を見る

子供の頃1番好きだった絵本です。
暗めの表紙やイラスト、アウトローな3人組が主人公という設定に、本を貰った当初はしばらく読まずに本棚に眠っていたのですが、読み始めてみるとすごく面白く、最後は大円団を迎えるすてきなお話で、心が躍った記憶があります。
大人になった今でも忘れられなかったので、息子に購入しました。

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紙の本

ジャンルが

2019/07/20 21:09

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

赤ちゃん絵本に入るとは思えなさそうな表紙だけれど、中身は何だかわくわくするような内容。
子供向けながら改心という事を学べそうなのも良い。

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紙の本

3才以上かな

2018/09/23 00:52

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:とうまま - この投稿者のレビュー一覧を見る

3才と5才の息子たちに読み聞かせしたところ、前半の三にんぐみの話に3才児はすこし
怖がっていましたが、読み進めるうちにお話引き込まれた様で、もう一回読んでと言われて、何回か読みました。
後半は大人も良かったと思いながら読み終われるお話でした。

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紙の本

素敵そうには見えない三人組だけど……

2017/05/27 11:14

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投稿者:ちょこsweets - この投稿者のレビュー一覧を見る

人間はこんなに変わることができるんですね!
始めはとても素敵そうには見えない三人組が、読み終わった時には、きっと大好きになると思います。

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紙の本

子供の見方、大人の見方

2017/04/03 13:06

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:sakura* - この投稿者のレビュー一覧を見る

泥棒が人攫いをしたのをきっかけに、孤児院を運営するお話…ですが、子供の頃は三人組にばかり意識が行ってしまい、ただの大円団で終わるお話と思っていました。
ところが子供に読み聞かせをする様になって、この物語のシニカルな部分が心にずっしりとくる様になりました。物語の内容も深ければ、人の心の闇も深いんだと思わせてくれます。
文書は少なめ、端的でわかりやすいためか、2歳になったばかりの娘も大のお気に入りです。

昔(20年以上前)と紙質が変わり、少し色のトーンが明るくなっています。
個人的には昔の紙質と暗めのトーンが好きですが、これからも長く読み継がれてほしい作品です。

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紙の本

すてき!

2016/12/04 16:49

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投稿者:ケロン - この投稿者のレビュー一覧を見る

最初にどろぼうの三人組で、しかもそれぞれの武器の紹介がされて、「本当にすてきなの?」と心配になりましたが、すてきという言葉では言い表せないくらい素敵な三人組でした。
出会いが人を変えるということですね。

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