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恋文・私の叔父さん みんなのレビュー
- 連城 三紀彦 (著)
- 税込価格:572円(5pt)
- 出版社:新潮社
- 発売日:2012/01/30
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紙の本
こんな小説が読みたかった。
2023/11/06 09:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みずたまり - この投稿者のレビュー一覧を見る
別れた女の余命が少ないことを知り、一緒になりたいと家を出ていく夫、死んだ娘の夫と同居する義母の抱える思い、自分より若い恋人を連れてきた母親から知らされる事実、「俺ならいいよ」といって、妻の幸せを優先させる夫・・・。どの話も、相手を思いやるやさしさに、溢れていた。やさしさゆえにやってくる別れ。切ない。けれど、人間の生活の中には、美しい、いいものがあるなと、思わせてくれた。
電子書籍
昭和の大人たちの物語。昭和の大人たちって、何でこんなに大人なんだろう。
2023/10/11 20:00
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投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
「僕に小さな小さな名場面や名台詞をくれた素人のしたたかな名優さんたちへの、これは、表題通り、僕の“恋文”です」と著者はあとがきで語っている。
昭和の大人たちの物語。昭和の大人たちって、何でこんなに大人なんだろう。
令和の我々は、良くも悪くも「現場」なんだよな。
この物語の人たち、同じ年代や少し下の世代とは思えない。
紙の本
この物語の人たち、同じ年代や少し下の世代とは思えない。
2023/09/04 11:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
「僕に小さな小さな名場面や名台詞をくれた素人のしたたかな名優さんたちへの、これは、表題通り、僕の“恋文”です」と著者はあとがきで語っている。
昭和の大人たちの物語。昭和の大人たちって、何でこんなに大人なんだろう。
現代の我々は40代になってもなんか、良くも悪くも「現場」。
この物語の人たち、同じ年代や少し下の世代とは思えない。
紙の本
奥深い男女の愛のかたち
2022/08/06 09:06
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投稿者:タラ子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近「戻り川心中」を読み、著者のファンになり本作を読んだのだが、また違った作風で驚き、そして著者がますます好きになった。
一筋縄ではいかない様々な男女の物語がつまった1冊で、心にグッと刺さる言葉と、予想外の展開にどの物語も面白かった。
特に恋文は、涙なしには読めなかった。
この本を読んでいると、まるで自分が経験したかのような錯覚におちいってしまうほど心を揺さぶられ、一生で経験できる恋愛や結婚生活は限られているので、なんだか得した気分になった。
電子書籍
奥ゆかしい愛
2017/07/04 00:23
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投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る
年下の夫に寛大すぎる妻とわがままを突き通す夫、一見なんとも後味が悪い関係性だけれど、それを覆す究極の愛が描かれている。難しい、実に難しい判断だけれど妻はよくやった。そして最後の夫への言葉。受け止めろよ夫。2話目、亡くなった妻の母、義母とある男の物語。この話が一番好きだ。集まってみれば全員他人である登場人物が労り合って、気遣い合って人生を歩もうとしている。義母の奥ゆかしい去り方。そして男の新しい妻になろうとしている女のさりげない優しさ。みんなが思いやりを持ち寄れば家庭は築ける。3人笑い合っている絵が浮かぶ。