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丕緒の鳥 十二国記 みんなのレビュー
- 小野 不由美 (著)
- 税込価格:737円(6pt)
- 出版社:新潮社
- 発売日:2013/06/26
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紙の本
怖い
2017/02/19 16:31
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
国が滅びようとしているのに目先の利益しか見えない人間の描写に恐ろしくなった。ただでさえ細くなった命脈がそんな連中によって食い荒らされる事に立ち向かう人たちの存在に救われた。
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民の物語
2015/01/29 18:22
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投稿者:柚 - この投稿者のレビュー一覧を見る
王と麒麟を中心に、国の在り方を考えさせられるファンタジーシリーズの
久々の短編集の主役は 民 だった。
民がいてこそ国となる。
王が立ったばかりの、王がいない、王によって傾けられた、
それぞれの国で 人のため、国を支えて踏ん張る人々。
希望が持てるラストもあるが、刑罰を考えたり、
荒廃する国で苦悩する場面も多いので、なかなかに重い物語。
民がいる。
それを踏まえたうえで、あらためてあの王や麒麟たちがどう国を治めていくのか、
その先を読みたい。
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変わり目
2013/10/01 12:29
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投稿者:あき - この投稿者のレビュー一覧を見る
じわじわと傾いて行く王国。王が崩御。そして新しい王が起つ。
天界のような場所のことが、必ず民の生活にも影響してくる。
そんな変わり目の中での人々の変わらない営み。在りよう。
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面白かったです
2022/03/14 14:14
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投稿者:iha - この投稿者のレビュー一覧を見る
12年ぶりの新刊です。久々に読んでみて、ずいぶんと作風が変わったなという印象です。ファンタジー小説ですが、死刑制度や戦争などなど現実世界からの風刺をとりいれたり等などまるで純文学のように重たい内容でした。12年も本編が動かないのは案外作者の心境や作風の変化もあるのかなと思ってしまいました。
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おもしろかったけど
2021/07/13 16:35
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投稿者:creammochi - この投稿者のレビュー一覧を見る
1つのことをこねくり回すストーリーは好みでないし盛り上げておいて一番見たかった場面が書かれず・・物足りない巻でした 十二国記はハラハラドキドキを期待してしまう
ただ柳や雁の庶民の雰囲気がわかって良かった
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ノンフィクション、か???
2020/08/31 08:35
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投稿者:yu_ki - この投稿者のレビュー一覧を見る
王や麒麟ではなく、厳しい環境で生きる民を描いた短編集。事前情報なく読み始め、射儀の準備に、殺刑導入の検討と続き「誰の話???」となりつつも、現実にあるのでは思わせるほどの細やかな描写に惹き込まれました。大筋とは関係ないだろう、射儀、司法、樹木の病、暦。ここまで掘り下げられるものでしょうか?力のない民が、荒廃した国で「国のため」ということばに希望を持ち、1つの荷をバトンリレーのように繋ぐ姿はあつい。小野不由美さんのすごさを改めて、実感しました。
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十二国記的でない十二国記
2020/05/24 10:51
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
これまでのシリーズとは少し異色の香りがする短編集。なぜ異色なのか考えると主人公がいずれも王や麒麟ではなく、国の役人やそれに近いところで働く人たち。印象的だったのは、死刑制度の是非を問う話。また。山の木が枯れていくという自然問題を扱った話もあり、いずれも十二国記ではなく、今の私たちの世界にも通じるテーマ。ただ、どちらも結末は少し思っていたものと異なり、少しぼんやりとした結末かなぁと思いました。庶民的で今までと異なる世界を見せてくれた巻だと思います。
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「支僑さま、本当なの…?」
2020/03/28 11:19
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投稿者:きん☆ぎん☆すなご - この投稿者のレビュー一覧を見る
『落照の獄』には考えさせられました。昨今の常軌を逸した事件に憤り、死刑にしてしまえと思うのだが、執行を任せれたらやっぱり躊躇する。理屈ではなく反射とはうまい事表現されてます。死刑廃止論は、結局責任転嫁で間違ってもよいという気の緩みにつながりかねない。かといって人は過ちを犯すもの…、どうしたらよいものやら。『青条』は、十二国記らしい鬱々展開が続くのだが長すぎちゃう?ホッとできるのは終盤ちょこっと、辛かった。それに比べ『風信』は蓮花の思いが響いてグッときましたよ。青条と風信を合わせて路木、里木、野木の解説にもなってます。
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唯一無二
2017/12/12 09:59
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投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る
やはりこの読後感は、他にはない唯一無二の作品と感じます。緻密に練り上げられた圧倒的な世界観は、読み始めるとすぐにあちらの世界に引き込まれる。色々ファンタジーは読みましたが、ここまでの確固たる世界観を持ったシリーズ作品は他にないのではないかとすら感じる。
本作品は十二国記の物語、というより物語を深めるスピンアウト的な作品になっています。十二国記は各国の王様(と麒麟)が大体物語の真ん中にすえられますが、
この作品では王様ではなく、この世界の文化や風習にスポットあてて、さらにこの世界観を浮き彫りにしている感じ。例えば王が即位する際に行われる行事「大射」に関して、細かに設定が施され描写されている。大射とは、即位の礼で鳥に見立てた陶製の的を射る儀式。陶製とはいえその美しい飛ぶ姿、そして射った後壊れ散り落ちるその美しさにまで拘りに拘って作られる。その長い歴史と職人の世界、そして現代を憂い次世代の王への希望を鳥に込める職人の姿を事こまかに描いてある。
また全ての生き物には絶対の摂理があって、それは王の存在と切っても切れない物があったり。非常に独特であるにも関わらず、緻密に描き出す事でリアリティすら感じさせる、文化・風習・法律等をテーマにした四つの短編からなるこの作品。十二国記の世界を、さらに確固たるものにしていた。十二国記の本編の続き、いつか出ない物かと心待ちにさせられる一作でもありました。
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短編集
2016/05/20 23:31
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編集。
久しぶりに出て嬉しくて買いました。
長編は出ないのかな。
続きはまだ出ないのかなとずっと待ってます。