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hontoレビュー

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ツバキ文具店 みんなのレビュー

  • 小川糸 (著)
  • 税込価格:1,54014pt
  • 出版社:幻冬舎
  • 発売日:2016/04/21
  • 発送可能日:購入できません

第5回静岡書店大賞小説部門 受賞作品

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みんなのレビュー693件

みんなの評価4.3

評価内訳

682 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

人生の節目に、小さくても大きな力となる代書屋「ポッポちゃん」。 助けたつもりが助けられている。 過去と他人は変えられない。未来と自分は変えられる。

2022/01/04 10:29

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る

雨宮鳩子。ニックネームは「ポッポちゃん」
ツバキ文具店の店主にして、江戸時代から続くとされる代書屋の十一代目。

「先代」から引き継いだというより、仕方なく再開した代書屋。
先代はポッポちゃんの祖母。
「おばあちゃん」なんて甘えられる環境ではなかった。
両親の顔を知らない彼女にとって、先代とは絶対的師弟関係が存在したからだ。

一度はタンカを切って飛び出した。
だが、先代の訃報を受け代書屋を再開することに。

嫌で嫌で仕方なかった幼き日からの訓練が、ポッポちゃん自身を助けていく。

次から次へと現れる、ありとあらゆるお客様たち。
一つとして同じ悩みはない。

人生なんて後悔の連続。
せめて一筆、手紙でもかけたなら。

そんな悩みに寄り添って、心尽くしの文具を使い、切手1枚にもこだわり抜く。

手紙は指先一つで消去などできないのだから。

そんな人生の節目の小さくて大きな力の代筆屋。

「過去と他人は変えられない。しかし、未来と自分は変えられる」(カナダの心理学者 エリック・バーン)

助けたつもりが、助けられている。
人生なんてそんなもの。

ほんの少しの気遣いと、真心と、決断と。

今ここにあるものを大切に生きることで、きっと人生を変えていくことができる。

そう思わせてくれる、優しくて力強い一書。

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紙の本

人物だけでなく、道具や食べ物などにも惹かれる本

2021/07/16 23:45

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投稿者:みつる - この投稿者のレビュー一覧を見る

代筆屋を営んでいるお話です。

単純に、お話だけでも面白いのですが、
その依頼者になって手紙を書く。ということで、
本の中に、手書きの挿絵(挿文?)が入っているのが、とくに惹かれました。
悲しんでいる文字、怒っている文字、それぞれ特徴があって、本文のワープロ文字とは違った思いが伝わってきます。

また、手紙だけでなく、依頼者に出す飲み物も、葛湯、甘酒、ココアなど、様々で、食べ物についての描写も、読み手をほっこりとさせてくれました。

依頼に合わせた、紙や、筆記具の描写も素晴らしく、依頼者の気持ちになって代筆する。という主人公のチョイスがまた格別です。

お気に入りの部分は、お金を貸して欲しいと言ってきた相手への、断り状です。
力強い文字で書かれていて、さらに、切手も500円の金剛力士像で、厳然たる謝絶状に相応しい。という場面です。

代筆屋とは、ただ綺麗に書いてあげるだけではなく、依頼者になって、紙、筆記具、封筒、切手、筆跡にいたるまで、完璧にしてこそのものだと、驚かされながら、楽しく読むことができました。

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紙の本

しみじみと心に染みた!

2020/11/04 19:53

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まだ、なりたての小川糸さんのファンです。 - この投稿者のレビュー一覧を見る

人生、恥ずかしいこともあり、後悔しきれないこともあるんだな、と同感! そっと、胸に秘めて、心に納めていたいことも、あってもいいと思えた!

出てくる筆記具、文房具に、ワクワクした。 私も、ゆったりと、墨を磨って、書いてみたくなった。
本から、いろんな言葉のギフトを貰った。 心を捉える多数の言葉に、付箋を貼りまくっていた~。

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紙の本

鎌倉を舞台に、そこでの文具店を営む鳩子の何気ない日常を描いた作品です!

2018/12/21 09:46

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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、小川糸氏による心温まる物語です。鎌倉で小さな文具店を営みながら代筆で生計を立てている主人公、鳩子の日常生活を生き生きと描いたストーリーです。代筆業という今では一風変わった生業を通じて、様々な思いをもった人たちと交流したり、また鎌倉の近所の方々との何気ないおしゃべり、さらに祖母から習った習字のことなどが見事に織り交ぜられ、鳩子という人物を浮かび上がらせています。ぜひ、多くの方々に読んでいただきたい傑作です。

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紙の本

文字に乗って届く想いは美しい

2017/11/27 12:45

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mincepie - この投稿者のレビュー一覧を見る

反発していた先代の代書屋を引継ぎ、周りの人達の色々な想いと共に鳩子が成長していくお話。
それぞれの依頼人から頼まれて書いた手紙(文字)を挿絵の感覚で見られることで、代書屋の細やかな仕事ぶりが伝わり、より想像が膨らみました。
鳩子が亡き先代に向けて書く手紙には心を打たれます。
登場人物も舞台の鎌倉も、とても親近感がわく設定で、近所の住人のような気分になり‘ツバキ文具店’をのぞいてみたくなりました。

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紙の本

手紙を書きたくなる

2017/10/20 20:51

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:L - この投稿者のレビュー一覧を見る

ただ依頼された文章を書くものだと思っていた大間違いでした。筆記用具や紙、書き方など興味深かったです。思わず誰かに手紙を書きたくなる作品。

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紙の本

いいですね

2017/07/17 06:38

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:りな - この投稿者のレビュー一覧を見る

鎌倉を舞台にした主人公代筆屋の女の子をとりまく物語です。
いいですねえ、読むと鎌倉に住みたくなります。バーバラ婦人とのご近所付き合いも素敵です。鎌倉住みたい・手紙を書きたい・日々を丁寧に暮らしたい・・そう思わせてくれる作品です。

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紙の本

温かい気持ちに

2017/06/19 15:29

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まおり - この投稿者のレビュー一覧を見る

読んだ本が後に、ドラマや映画」になるのはあまり好まないがこの本はドラマを見た後
読みたくなった本だ。温かい風が流れている世界なのだ。若いころは手紙を私はあまり書かなかったが、義母がよく手紙を書く人で嫁いでからなにかにつけ礼状、季節の手紙と書くようになったためこの本とダブル気持ちがあり、何となく懐かしく、良い気持ちになる本だった。勉強になったし、鎌倉にまた行きたくなった。

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紙の本

本屋大賞を逃すも素敵な小説

2017/05/26 10:24

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:うりぼう - この投稿者のレビュー一覧を見る

2017年の本屋大賞は恩田陸の『蜜蜂と遠雷』でした。打倒直木賞を謳い文句に2004年にスタートした本屋大賞も今年で14回目。同作品が直木賞とW受賞したため、知られていない本を発掘するという本来の意義が失われたと揶揄する声も聞こえています。直木賞へのアンチテーゼとしての役割に徹して欲しいと自分も思います。

密かに本年度の本屋大賞受賞を期待していたのが昨年4月に上梓された小川糸さんの『ツバキ文具店』でした。結果は惜しくも4位でした。『ツバキ文具店』はぶらっと本屋に立ち寄ったときに買い求めた小説です。選書の決め手はずばり装丁の美しさでした。昭和レトロ風のタイトル書体とペン書きの表紙イラストだけでも衝動買いに値すると思いました。さらに頁をパラパラめくると、薄墨で書かれた手紙や万年筆書きの原稿用紙が目に飛び込んできます。風変わりな構成に興味をそそられました。

手に取って読み始めると、鳩子さん(通称ポッポちゃん)という主人公の女性が先代の跡目を継いで店番をする傍ら、代書屋を営むという筋書きでした。舞台は鎌倉、目次の裏には素敵なイラストマップまで添えてあります。妻に先立たれたカフェの店主とその幼娘、隣家のバーバラ婦人、正体不明の男爵というあだ名の先代の茶飲み友達といった脇役たちが新米代書屋ポッポちゃんを優しく見守ります。

メールやLINEの普及で手紙を書く機会は減る一方です。お世話になった人に贈り物をするとき、一筆箋を添えるくらいが関の山です。そんなご時世に、ポッポちゃんのもとには次々と代書の依頼が舞い込みます。お悔やみの手紙、離婚を伝える手紙、借金お断りの手紙などなど、ポッポちゃんは、その都度、居住まいを正して沈思熟考、文机に向かいます。手にする筆記具や用箋も手紙の内容にふさわしいものを選んで、投函まで依頼人の気持ちに寄り添って工夫を重ねます。このあたりが文房具好きには堪らない描写です。誰にも何度か訪れる人生の転機にこんな手紙を認めることが出来たなら、送り手も届いた手紙を受け取った人も心が豊かになること請け合いです。

NHKがドラマ化(全8回)したので毎週楽しみに視聴させて貰っています。配役といい古都鎌倉の風情といい、ドラマの方も出色の出来栄えです。

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紙の本

癒される一冊

2017/05/14 16:47

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:いなみの - この投稿者のレビュー一覧を見る

癖のない素直な書き方で日常と非日常の間を往来する主人公の生きざまに共感できる場面もあり、最後厳しかった祖母の本心を綴った手紙に見えた心の行き違いが強い祖母と言ふ鎧の下の繊細な弱みをさらけ出した場面に人の弱みを見た気がしました。久々に読後感の素晴らしい一冊を手にした気がします。

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紙の本

お茶を飲みながら ゆっくりと読みたい本

2017/04/29 06:47

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:卯月 - この投稿者のレビュー一覧を見る

この小説を読んでいると、日々を大切にしたくなる。
普段の生活や、出てくる小物等どれも試してみたくなる。
手紙の部分が手書きで表現されているのが新鮮に感じた。その筆跡から色々と想像出来るのも面白い。
何もかもが愛おしく感じる内容で、こんな暮らしができたらいいなと思った。

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紙の本

代筆屋としてのこだわりが素敵

2017/02/08 01:55

6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Andy - この投稿者のレビュー一覧を見る

依頼された人を想って紙の種類から文字の形、インクの種類までを選定して代筆する様子に心を動かされました。
鎌倉にこんな代筆屋さんが本当にあったらいいなあと思ってしまいました。

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2016/05/31 20:50

投稿元:ブクログ

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2016/08/04 23:00

投稿元:ブクログ

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2019/07/19 21:48

投稿元:ブクログ

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