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バッテリー 1 みんなのレビュー

文庫 第35回野間児童文芸賞 受賞作品 第54回小学館児童出版文化賞 受賞作品

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みんなのレビュー673件

みんなの評価4.1

評価内訳

673 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

こんな

2006/01/26 13:52

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:しっぽ - この投稿者のレビュー一覧を見る

最近話題で薦めている人も多いこの本ですが、ぼくはあまり好きではありません。
宣伝文句とかで「これは児童文学なのか!」とかやたらにあおっているのを見ますが、答えは簡単、児童文学などとは名乗れません。
これは少女マンガの原作本です。
よく男性作家への批評で女性が描けてないなんてのがありますが、その言葉をそのまま送りたいと思います。
「男の子」がまったく描けてない、と。
ここに登場する男の子たちは、女の人の脳内で妄想され純粋化された「男の子」たち、元男の子のはしくれだったぼくにはそう感じられます。
現実感のないつくりものめいた登場人物たち。
不自然な人間関係。
リアリティーのない会話。
それらの弱さをすべて「主人公が天才だから」という理由でむりやり成立させてしまっては、ストーリーとしては面白いですが、小説という表現形式にはあっていない気がします。
マンガとしても、少年マンガだったら、野球というスポーツの持つ汗の匂いや土くささが描けてなくて、男の子はそっぽをむくんじゃないですか、このストーリー。
少女マンガだったら成立するかもしれません。
「男の子」を知らない女の人が読むような。

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紙の本

バッテリーを組むことは?

2008/09/11 15:15

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Shinzi - この投稿者のレビュー一覧を見る

 僕の名前は原田巧。僕は母の実家に引っ越して来ることになった。そのことを知っていた永倉豪。それから少しして母の実家に来た。そこに豪が現れて「俺の名前は永倉豪じゃ。」いきなり言われて戸惑う巧。
 次の日,巧は転校した学校に行くと担任の先生が紹介され,自分が生活するクラスへ連れて行かれた。教室に入ると豪が「あっ」と声を上げるそれにつられて巧も「あっ」と声を上げる。先生に「豪,おまえ原田のことを知っているか」と言われて「はい。」と答える。席はなんと豪の席の斜め前だった。それから2.3日経ったある土曜日のことだった。巧は近くの神社に行って投げるホームを確認していた。そのとき豪は巧の家を訪ねるとじいちゃんが「巧なら近くの神社に行って野球の練習をしてる。」と言った。豪は慌てて神社へと急ぐ。階段を一段一段かけ上って行き,やっと鳥居の前につく。前を見るとそこには真面目な顔で練習している巧の姿が見えた。豪は「巧」と自然に声を出して呼んでいた。それから少しケンカをするが時期に仲が良くなってきたせいか,豪が「キャッチボールをしないか」と言うと巧は反発をせずやってくれた。軽くキャッチボールをした後,巧が「豪,キャッチャーをやってくれないか」と巧が頼んできた。豪はうれしくてやろうとした。巧のボールを取ると今までに取ったこともないボールだと分かった瞬間,「巧おまえは本当にすごいんじゃ。俺とおまえは本当のバッテリーになれるんじゃ。そのために出会ったんじゃ。」この一言から二人のバッテリー人生が始まります。
 この続きは2,3,4,5,6とあるのでみなさんぜひ呼んでみてはいかがでしょうか。特にこの物語は野球が好きな人にとっては一番のオススメでもあるし,野球が嫌いな人でもこれ読むことで野球が少し好きになるのではないかと思います。
 みなさんの評価を楽しみに待っているのでみなさんよろしくお願いします。  

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紙の本

ちょっと現実離れ

2020/04/22 19:52

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公の考え方,力量が年齢の割に成長しすぎていて現実離れ、読んでいて実感がわかない。
主人公の傲岸不遜な性格は、読者に共感ではなく反感を呼び起こさせる。
それでいて最後まで読み進めさせる文書力がある。

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紙の本

国内ヤングアダルトの草分け

2015/09/23 14:19

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夜メガネ - この投稿者のレビュー一覧を見る

他の方のレビューを見ると、国内の作品を多く読まれてきた方にとって、
ヤングアダルト(YA)という分野のなじみなのなさがよく分かります。
このシリーズは小学校中~高学年向けだったと記憶しています。
完全に児童書とは括りきれない年齢層であり、もっと上が対象であったとしても
内容的になんら不自然な部分はありません。 

あさのさんの文章はとにかく読みやすかった! でも、あんまり野球が好きではないので
そこまで情熱を傾けられませんでした。 題材が違えば、きっと楽しめるであろう感触はあったので、
時代物でリトライしてみたい作家さんです。

社会人でも文面やメモ、ビジネスメールで日本語がおかしい人はたくさんいます。
でも、そうなってからでは誰も教えてくれはしません。 
「あの人の文章ってへんだよな」ってたくさんの人に思われたくないのであれば、
この分野・対象年齢の本を読むのがもっとも効果的と個人的には思います。
(正直にいうと、「(マンガかラノベだけで)本は読まない人なんだな」っていうのも文面で分かります。
私は自分の日本語力の学習・矯正のためにも、一般文学だけに偏らないよう、
児童文学・ヤングアダルトも積極的に読みます。)

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紙の本

中学校の意味

2015/03/22 05:21

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:september - この投稿者のレビュー一覧を見る

中学生の先輩として言わせてもらえれば、お前のような自信家の鼻は一瞬でへし折れるぞ、もはや砕けろ。小学校と中学校では天と地ほどの差があるのだよ。親がうっとうしいのは仕方が無い、後々分かるから。あと弟はもっと大切にしやがれ。そして豪みたいな奴とは思いっきり喧嘩して、気持ちをぶちまけたほうがいい。結局小学校6年間より中学校での3年間の方が得るものは多いということだ。

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紙の本

野球物語ではない

2008/04/04 23:36

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kumataro - この投稿者のレビュー一覧を見る

バッテリー あさのあつこ 角川文庫 1巻~6巻(読んだのは5巻まで)

 出だしの引越し風景が自分自身の思い出と重なってなつかしい。それが読み始めた動機です。
 主人公「巧」はわたしの嫌いなタイプの個性をもつ人物です。弟として「青波(あおは)」がいます。
 「巧」は野球の天才です。彼の生き方は周囲を疲れさせます。ずば抜けた能力をもった者には悲劇がつきまとう。凡人は自分が力不足であることを納得しているから相互に協力する。才能と力に満ち溢れる天才は周囲の人と協力する必要がない。天才は周囲にいる人たちの運命を変えてしまう。
 彼がいなかったら他の人たちは平穏無事な生活を送っていただろう。彼を中心に置いて人間関係の苦しい葛藤が続いていきます。
 この本の不思議さは、作者は野球を知らない人だろうということです。加えて本作品を賞賛する読者とくに女性のみなさんも野球というスポーツのルールとか歴史とかを知らない人たちだと思います。作品中に野球のプレイに関する記事がほとんど出てきません。野球を軸に据えていますが、人間の心理描写が前面に出た作品です。

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紙の本

まずは2巻まで。

2008/01/28 17:48

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:hachi - この投稿者のレビュー一覧を見る

2005年頃から話題になり、ラジオドラマ、
コミカライズ、映画、そしてドラマ化とさまざまな
メディアに触手を伸ばしている。
ハードカバーの1巻は、もう10年近く前のもの
だというのに、人気は未だ衰えてはいない。


天才ピッチャーの巧と、その相棒の豪をはじめ
2人の周囲の人物の、良いような悪いような、
正しいようなそうではないような、もやもやした
心理描写は絶妙である。
巧は高慢だが、時折見せる弱みのようなものには
はっとさせられるものがある。いくら天才で完璧に
みえる人でも、やはり人間だと思えてくるのだ。

またそれとは関係なく、仲間達とじゃれあったり
コントのような会話を交わすシーンは、なんだか
可愛らしくてどこかほっとする。


本来なら、全巻お勧めするのがファンなのだろうが、
私は「興味があるのならとりあえず2巻まで」
という進め方をさせていただく。

理由としてまず一つあげられるのが、盛り上がりの山
が2巻までのように思えるからだ。
3巻以降は急に下り坂を降りて、平坦な道を歩いて
いるような、ストーリー展開になっているように感じた。
たしかに、今後の展開で重要な役割を果たす、
他校のクセの強いキャラクターが出てきたりはするが、
会話シーンや、自問自答などのシーンが何か行動を起こす
シーンよりも多いように感じた。

もう一つの理由としては、その会話の内容が
一つや二つの話題に対して、会話の時間が異常に
長いように感じた上に、何度も同じ話を意味なく
繰り返しているように感じたからだ。

理由としてあげた二つは、作者が意図としてやったこと
なのかもしれないが、さすがに少し長すぎるのでは、と感じた。



しかし、数少ない小学校高学年~中学生向けの児童書では
対象の年齢の子供から、大人まで楽しめる内容になっていると思う。
キャラクターが少女漫画っぽいという話もあるが、
だからこそ、根拠のない自信に満ちた巧が格好良く見え、
そんな巧を支える豪が、輝いているように感じるのだと思う。


間違えなく、悪い作品ではないのでやはりまずは2巻まで。
それ以降はハマってから読んでも遅くはない。
多少読む人を選ぶようなキャラクターも出てくるが、
青春小説のもやもやした感じが好きな人は、気に入る
のではないだろうか。


また、文庫版には書き下ろしの短編が巻末に載っており、
すこしお得な感じもする。

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紙の本

野球少年たちの純朴な野球魂。震災以降の追記を少ししました。

2011/03/20 07:28

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る

 デビュー作とはどこにも書いていないが、あさのあつこさんのデビュー作は何かもどこにも書いていない。なんでだろう。少なくとも、バッテリーで‘メジャー’ デビューをしたことは間違いない。
 バッテリーで野間児童文芸賞、バッテリー2で日本児童文学者協会賞、バッテリーシリーズ全体で小学館出版文化賞となっている。これは大変なものだ。児童系の賞ばかりだが、俗にいうヤングアダルトに分類される作品である。

 巧と青破の兄弟がいる。巧は小六の卒業生、青破は次期四年生で、残雪が残る春先の設定だ。父の仕事の都合で岡山の市街地から新田市という田舎町に行くことになった。そこには母方の実家があり、一人で住んでいた爺ちゃんと同居することになる。巧は野球が非常に得意で、小六最後のシーズンにリトルリーグの中国大会の準決勝まで勝ち上がっていたのである。
 爺ちゃんとはしばらく疎遠になっていたと思っていたのだが、爺ちゃんはその中国大会の試合を新田市のリトルリーグの少年を連れて観戦していたのである。そんな爺ちゃんは、昔、新田高校を率いて十回甲子園出場しているという地元では名のある監督だった。爺ちゃんと一緒に観戦していた子は豪といい、ポジションはキャッチャー。そんな巧と豪のバッテリーの物語だ。もちろんチームメートも出てくる。

 野球を題材に、子供たちの純朴な葛藤が描かれている。お母さんたちは子供を勉強に向けさせるため、野球から卒業させたがっているし、子供たちは目一杯野球の世界に没頭したがっている。大人とは呼べない。でもいつまでも子供でいられる訳ではない。そんなジレンマに陥っている子もいる。巧たちは、野球を通じていろいろな思いをぶつけ合っていくのである。
 春先の話で終わっているので、最初からシリーズ化が見えていたのかもしれない。大きい世界の扉を開いた気がした作品だった。当然、シリーズ全作を積読済みである。

 震災以降の追記をする。プロ野球の開催が議論されている。難しい問題だ。全員一致は難しいけれど、一番いい答えが見つかることを願っている。少なくとも、電気を大量消費するナイター開催が当分あり得ないことは、みんな分かっているよね。デーゲームじゃだめなのかな。単純中止はさびしい気持にもなるしね。
 ところで、bk1さんでポイントを日本赤十字社経由で義援金化してまとめてくれている。私の持っていた分は大して多くないけれど、寄付させてもらった。本当にありがたい。

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電子書籍

巧と豪の

2021/02/11 19:17

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る

関係性がすごく良いと思います。10代の少年の野球に関する思い入れと、周りを取り巻く大人達の気持ちの微妙なすれ違い。そして、アニメーションならではの映像についても……

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電子書籍

魂のキャッチボール

2018/05/02 10:14

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

天才的な才能を秘めたピッチャーと、彼の球を受けるキャッチャーの絆には心温まるものがありました。正反対の性格を持つふたりが、お互いへの想いをぶつけ合うシーンが良かったです。

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紙の本

ナイフより鋭い

2017/06/24 18:05

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る

不安定な思春期ゆえの少年たちの関係性を作者特有の視点で斬る物語です。少年期とはかくも鋭いものか。目が離せません。

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紙の本

スポーツもの?青春もの?いや、カテゴリー分けは不要です

2012/05/26 00:45

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:のちもち - この投稿者のレビュー一覧を見る

中学入学直前の天才野球少年。野球に対してストイックな彼は、「外界」との間に自ら壁を作っている。「壁」というよりは、その天賦の才能を以て上から見下しているようでもある。父親の都合で転校した先にいた、運命的に出会った捕手。彼との「バッテリー」を実現できる夢を持ち、捕手との関わりの中で、天才少年は何かを見つける...
子供視点からの親子の問題、塾や進学などの教育環境の問題。あくまで野球が軸であるが、バッテリーの二人はあくまでも受験戦争の中にいる小学生、中学生であるのだ。だからそのようなテーマがでてくるのは自然。それに対する少年たちの心理がリアルに描かれている印象があります。自分もかつて「少年」だった時期があるわけで(かなり遠いけれど)、すこしばかりのノスタルジーも感じたのだった。
主人公の少年は「天才」とここでも書いたけれど、もちろん天賦の才能はあれど、その後の「努力」が必ずあるはず。ストーリーの中に何度か、毎日欠かしたことのないランニングが出てくるところからも、それは分かるが、「大人」の中にはその「汗」の部分を見ていない人が少なくないようだ。あたかも生まれもった才能「だけ」のように見る人も。一定レベルのワザを身につけた人間は次第にそのように視線の「かわし方」を身につけるのかもしれない。主人公がそうであったように、「遮断」することも一つの手法なのかもしれない。ただ、一番見ていてほしいと、認めてほしいと思っているオトナ=親がそうであると、チトつらいものがあるよね。この場面になると、「強がっていてもまだ中学生」という側面も見えるのだ。そのあたりの「少年の心」がとてもリアル。著者は女性であるが、息子さんがいらっしゃる。そんな中から得た感覚なのであろうか。自分も過去(思いこみ、かもしれないが)、似たようなことがあったなあ、とシミジミしてしまったり。
野球の話しだけれども野球ばかりではない。登場人物が輝いている青春小説。分類なんてあまり意味がないんだなあ、っていう結論でいいのでは、と思います。カバーに記載された紹介文の中にキーワードが。
「~大人も子どもも夢中にさせたあの話題作が~」
「夢中」になれる小説です。そう、とてもこの本の紹介としてあっている言葉だと思う。ハラニオチル感じです。

【ことば】「...野球って、させてもらうもんじゃなくて、するもんですよ」

「今まで野球させてやった」という親の発言に対する主人公・巧の答え。親の視点と、子どもの視点のすれ違いがここにあります。親はどこまでいつまで「主導権」を持っているべきなのか。子どもが「自ら選ぶことができる」まで成長することは、親にとってはうれしくも悲しくもあることなんだけどね。

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紙の本

スポコン好きにお勧めです

2004/11/06 11:09

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ラビット - この投稿者のレビュー一覧を見る

野球のことまったく知らない人でもOK。
え、バッテリーって何なの??
そんな人でも普通に読めちゃいます。
特にスポコン好きにはお勧め。
本を読みたい、でも読むものが見つからない。
そんなあなたにお勧めの一冊。

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紙の本

バッテリーという関係

2005/03/30 02:34

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:sagaga - この投稿者のレビュー一覧を見る

まるで恋愛小説だ。

天才ピッチャー巧とその球を受けるキャチャーの豪。
2人がバッテリーを組みだしてすぐに、そんな印象を受けた。
ああ、やっと、最高の伴侶を見つけた。
そんな感覚だ。

野球においてキャッチャーはピッチャーの「女房役」と言われるが、
この小説の豪はまさにそんな役にぴったりの、気が利く頼れる存在。
かたや巧は天才肌の選手で、そのプライドたるやエベレスト並み。
そんな一見ちぐはぐな2人が出会い、互いを認め合い、
相手の考えていることがわからないといっては悩み、喧嘩して、
それでも互いを必要だと感じている。
その感覚はまるで恋だ。
友達ではなく、親友というのともちょっと違う。
野球をやっている人間、それもピッチャーとキャッチャーという
限られた人間だけに許されるバッテリーという特別な関係。
そんな関係を心から羨ましいと思う。
熱くて危なっかしくて、どうしようなく真っ直ぐな2人の関係が
このままずっと続いてほしい。
そう願わずにはいられない物語だ。

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紙の本

『あさのあつこ』先生らしい青春本。

2007/04/15 08:20

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:砂原 時雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

『あさのあつこさんといえば所謂801要素の含まれた本が多い。』
こんな印象が私にはあるのですが、皆さんはどうでしょうか?
No、6なんてモロに801系なんですが、このバッテリーも少々それらしき雰囲気です。
腐女子はうっふうっふです。 /笑
内容は野球の才をただ今開花中の原田巧と田舎少年野球チームのキャッチャー、永倉豪が巧の引越しをきっかけに出会い、バッテリーを組む、といったかんじです。
野球関係者の方々からもとても良く評価されています。
映画化も、今年されました。
漫画家もされていて、何気に少女漫画なのはやはり腐の世界にちょっぴり染まっているからでしょうか? /笑
この前立ち読みしてみました。可愛かったです。
さてはて。
実はまだ最後まで読みきっていない私ですが、先を先をとよんでしまいました。
2日で四冊読破です。急ピッチです。
風が駆け抜ける時みたいに、粘々せずにあっさりとしていて、すぅっと読んでいけます。
気付けばもう4巻?!ってカンジでした。
女性向けかもしれません。腐女子さんは読みながらあらん事を妄想しちゃって下さい。 /爆
一度は読んでおきたい本です。
読むなら早めに。主人公たちと同い年ぐらいが一番読みやすい時期ですからね。

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