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みんなのレビュー93件

みんなの評価4.5

評価内訳

93 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

巧みなストーリーテリング

2022/09/28 14:11

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ichikawan - この投稿者のレビュー一覧を見る

アメリカで高い評価を受けベストセラーになったのも納得の、巧みなストーリーテリングによって読ませる物語になっている。少しきれいに納め過ぎという感じもなくはないが、物語にどっぷりひたりたい人にはいいだろう。

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紙の本

この上ない詩情

2016/12/08 01:51

9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:j_j_ichi - この投稿者のレビュー一覧を見る

第二次世界大戦下で、フランス人の盲目の少女と、ドイツ人の少年兵との物語。究極的に短縮してしまうとそんな話なのだけれども、一読しただけではとてもくみ取れない程の豊かさと美しさを備えている。
 まず、手にしたときにはその分厚さ(500頁超)に少しびっくりすることになってしまうのだけれど、読み始めるとそれは特に気にならない。というか、読み進めるにつれて、頁数が減っていくことが惜しくなる感覚に襲われることになると思う。
 文章は本当にすみずみまで神経が行き届いて、張り巡らされている。時制の前後を含めた細かく多めに“途切れて"いる章立ては、過剰ではないけれども確かなスリリングさをもって読み手を導き、断片的な文章の並びから立ち上がる空白には、想像力を刺激する詩情が多分ににじんでいる。おそらく、「1文のコスト」はとてつもなく高い。それが500頁以上も続くのだから、それを堪能できるのは非常に幸福なことではないか。
 主役2人以外の登場人物や、ラジオ、パン、貝、宝石といった小物にも確かかつ重要な存在感と役割が与えられており、物語の立体性に寄与している。とりわけラジオに関しては、目に見えない電波がまるで2人の運命の糸として作用しているように思える。
 戦争がテーマ故、何かしらの重さや読みにくさなどを想像してしまうかもしれないけれども、そんなことはない。この世界にある確かなきらめきを捉え、それを練られた文章に昇華させて紡いだ物語からは、当然のように心が打ち震える感動を覚える。「感動」という言葉はもはや押しつけがましさを内包した陳腐なものになってしまっているきらいがあるけれど、それとは明らかに違った、淡く優しいけれども、確かに心に響く感動を覚えた。

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紙の本

美しく儚い

2017/03/30 15:55

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yxxy - この投稿者のレビュー一覧を見る

読み終わったあとすぐ日常に戻ることが難しく感じたくらい、マリー=ロールとヴェルナーの隣で同じ時を生きたような気がした。
戦争によって出会い、戦争によって別れる。あまりにも美しくあまりにも儚い人生の物語。

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紙の本

どんな時も自分の良心に忠実に生きたいと思えた1冊

2023/01/04 10:51

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:タラ子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

盲目の少女マリーロールは博物館に務める父親とパリの片隅で静かに幸せな日々を送っていた。
一方ドイツでは両親を亡くしたヴェルナーが妹と子どもの館で暮らしている。
そしてある日戦争が彼らの日常を壊し、戦争がなければ交わることのなかった人生が交差する。

戦争が物語に重く暗い印象を与える中で、輝くような人生の瞬間が読者の心を明るく照らしてくれる不思議な物語だった。
登場人物たちの心の葛藤、己が己であり続けるための戦いに時に涙する瞬間もあった。
善人でいることは難しい。特に戦争のような人の心が極端に悪に傾きがちな状況では。でもどんな時でも光を見つめることを諦めてはいけない。
人間の弱さと同時に、驚くほどの強さをこの物語には見せつけられた。

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紙の本

まるで映画のよう

2020/11/14 11:13

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:honty - この投稿者のレビュー一覧を見る

まるで映画を見ているような錯覚に陥る描写とリズム。空気の動きや感触、においまで感じそうな描写。それぞれの登場人物の心の動きが生々しく迫ってくる。日常が戦争にとりこまれ闇の網に絡み取られていく息苦しさと不安感。読んでいる自分もその中に入っていく。なぜかとても生々しい不安。
 兄と妹、親と子、友と仲間との関係から葛藤が生まれ切ない思い出の結晶となり心の中にとどまる。そんな気持ちの描写もとても素晴らしく実感をもって読み進めた。ヴェルナーが叢の中へ風に呼ばれるように消えてしまう場面では涙があふれる自分がいた。色んなところに自分がいた。

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紙の本

梨木香歩さんのブックツリーで見かけて。

2020/03/06 09:01

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:どらやき - この投稿者のレビュー一覧を見る

梨木さんのブックツリーを見て、興味を持ち、読み始めました。 読んだ事がないタイプの文章で、初めは挫折してしまうかもと思いましたが、ラストに近づくと、時間を惜しんで読み上げました。 印象に残る経験のように、いつまでも忘れられない物語になりました。

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紙の本

まるで

2019/12/23 07:20

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

ドキュメンタリーみたいな小説だな!と思った。
盲目だけでも、大変なのに、自由が効かない戦争中の世界。実際に同じような過酷な生き方をしていた人は、どうやって生きていたのだろう。

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紙の本

大長編だけど読みやすい

2019/04/15 23:01

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

パリで父親と暮らしていた、視力を失った少女マリー・ロールと、ドイツの炭鉱町ツォルフェアアインの孤児院で妹と日々を過ごす、ドイツ人少年ヴェルナー・ペニヒの人生の軌跡がサン・マロで交差する。読み始めて、これはヴェルナーの出世物語なのかなと思い、わくわくし少しなぜかがっくりもしたのだが、どうも違うみたいだと気づく。この二人が結ばれるためにWW2はあったのかとも思ったが、それも違う。結局はこういう結末しかないだろうという終わり方に満足。長編だが、総数187のエピソードに丁寧に分けられているのでとても読みやすい。500P超える作品だということを忘れてしまう

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2016/10/06 21:22

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2016/10/14 02:23

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2016/10/14 00:37

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2017/08/31 21:53

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2017/05/07 18:06

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2016/11/15 13:40

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2016/11/18 10:52

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