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ばあばは、だいじょうぶ みんなのレビュー
- 楠 章子 (作), いしい つとむ (絵)
- 税込価格:1,430円(13pt)
- 出版社:童心社
- 発売日:2016/12/15
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紙の本
文字のないメモだけの見開きのページがとても印象的
2017/07/04 13:40
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
さまざまな事を忘れていき、人が変わってしまったようでも、その人の核の部分は変わらないと思うのです。ばあばは変わらず、つばさの事を愛してくれています。つばさにとってばあばは、温かく包んでくれる存在である事に変わりない。 お年寄りに寄り添うというのはやはり簡単ではなくて、とても大変な時がある。その時には、思い出して欲しい。あなたのばあばやじいじが、どれだけ愛してくれたか、これまで見守ってくれたか、やさしくしてくれたかを。お年寄りにやさしく出来ない気持ちを持ってもいい。逃げてしまっても、だいじょうぶ。でも、逃げたままでいないで。もう一度そばに行って、手をにぎるだけでもいい、声をかけるだけでもいい、今出来る無理のない事でいいから。ばあばやじいじがそばにいる子どもは、つばさに共感しながら。ばあばやじいじがそばにいない子どもは、つばさを通して追体験しながら。
紙の本
涙堪えて読むのが大変
2021/11/29 18:40
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
忘れる病気、にかかったおばあちゃんとそれを見つめる少年の話。
いつも読んでいて途中で声が詰まってしまう。
読み聞かせでも、泣かずに最後まで読めるか、子供が泣いてしまわないか心配だったが、隣で聞いていたお母さんが先に号泣してしまった。
長寿の時代誰もがかかると言われる認知症。
小さい頃からこうして、絵本を通じて学ぶ事は大事だと思う。
紙の本
ばあばは大好きなばあばのまま
2017/09/10 06:19
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投稿者:nabe - この投稿者のレビュー一覧を見る
ばあばの引き出しから出てきたたくさんのメモ。そこには、忘れないように記した大切なことがたくさん書かれていました。「つばさはやさしい子」「めいわくばかりですみません」「家族は光太郎、さなえ、つばさ」・・・
ばあばが、忘れてしまう病気と必死に戦っているように思えました。
誰かの気持ちを理解してあげることは難しくて、困った行動をされたら、嫌になってしまうと思うけれど、本当は本人が一番大変で、一番辛くて、一番怖くて、一番頑張っているんだ、このメモ達からそんなことを感じました。
「だいじょうぶだよ」とつばさの頭をなでるばあば。ばあばの優しさは、認知症になったって変わっていません。認知症になったって、大好きなばあばのまま。
自分の身近な人が認知症になった時、そのことに気づいてあげられますように。
紙の本
グッとくる
2019/05/16 08:46
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投稿者:ウッドチャック - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画化で話題になっているので、図書館で借りて読みました。
途中、涙がこらえきれなくなる場面があり、読み聞かせとしては難しかったです。
身近にある認知症という病気と向き合う家族や本人のつらさが痛いほど伝わってきました。
紙の本
一言が言えれば。
2017/04/30 08:26
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投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
あとがきにこめられた作者の思いは、後悔の色を帯びている。
だからこそ、この作品ができたのかもしれない。
「だいじょうぶだよ」、その一言を言ってくれた相手こそ、その一言を言ってあげなければならない相手になる、そのことを子どもたちがわかるきっかけになればと思う。
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