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hontoレビュー

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かがみの孤城 みんなのレビュー

第15回本屋大賞 受賞作品

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みんなのレビュー2,306件

みんなの評価4.5

評価内訳

高い評価の役に立ったレビュー

11人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2017/12/13 16:07

恩人

投稿者:かぐや - この投稿者のレビュー一覧を見る

ああ、また救われてしまった。
辻村さんは、この本の子供たちだけでなく読者までをも助ける力を持っているんだな、と。
まさに心が震える小説でした。

私はいじめにはあっていませんでしたが、体調不良をなかなか理解してもらえない時期があったので、気づいたらその時を重ねて読んでいました。当時の自分を迎えにきてくれた、と本当に本当に救われたと思います。
辻村さんにはたくさん助けられたので、心から"恩人"だと、そう思います。

最後の勢いがすごかったです。からだじゅうがビリビリしました!

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低い評価の役に立ったレビュー

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2017/07/21 12:45

伝えたい

投稿者:ねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ほんとうに、しんどい時って、「助けて」といえない。

普段、なんとはなしに過ごしてる人だって、本当はいろいろ抱えていて、見えてる姿が全てじゃない。

思ってることなんて、目に見えるわけじゃない。
でも言葉にしなければ、相手に伝わらない。

しんどくて、しんどくて、立っていられないとき。

「誰か」が、自分のことを見てくれてるなら。それに気づくことができたなら。

人はまた、前に進めるんじゃないかと思わせてくれる本です。

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2,306 件中 31 件~ 45 件を表示

紙の本

余韻の深い物語

2020/07/11 01:24

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る

えもいわれぬ余韻に浸り・・、という感じでした。結果からすると2日間に亘っての一気読みとなってしまいました。
 謎解きのミステリ要素が色濃くあり、特に後半から最後にかけては宛ら綾辻氏や法月氏を髣髴とさせました。
 中1になった長女に与えて蔭ながら反応を窺ってみたいな、と思います・・。

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紙の本

辻村深月『かがみの孤城』

2020/04/10 01:43

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者: - この投稿者のレビュー一覧を見る

【若干のネタバレを含む】
 本書は、2018年の本屋大賞を受賞した作品である。しかも、過去最高の得点で受賞した作品であり、hontoのレビューでもすこぶる高評価である。本屋大賞の受賞作は、おもしろく、かつ、読みやすい作品という印象があるが、本書もその例に漏れない。

 本書は、さまざまな事情により学校に行くことができない中学生が「城」に集められて物語が進行する。物語序盤で張られていた多くの伏線が、終盤で見事に回収されるかたちとなっている。
 このような「伏線回収」系の小説は、仕掛けられたトリックに途中で気づいてしまうと、ネタバラシのときの感動が薄れてしまうように思われる。特に、本書で用いられているような、時間軸を違いを駆使した構成は、さまざまな作品で用いられているため、私は途中で、だいたいの構成に気づいてしまった。だから、ある程度読み進めた段階で、終盤にはあまり期待せずに読むことになってしまった。
 しかし本書には、いい意味で裏切られたと思っている。登場人物が異なる時代に生きているという仕組みの他に、「オオカミさま」の秘密も物語において重要な要素となっていたが、こちらには気づくことができなかった。物語終盤でそのことが語られた時には、さほど重要ではないと思って読み進めていたことが、実は伏線だったと気づかされ、文体の読みやすさも相まって、最後まで一気に読んでしまった。
 莫大な伏線を回収する作品には、物語の終盤に差し掛かって、その伏線を回収しきるために、あまりにも単調な説明文が長く続いてしまうものが多い印象がある。個人的には、「伏線を回収するための核心だけを述べて、あとは読者の想像におまかせ」といった作品の方が好みである。本書はどちらかといえば前者に属し、終盤で丁寧な描写がなされている。それでも楽しく読み進められるのは、ひとえに、著者の筆力によるものだろうと思う。

 私は、登場人物が学校でいじめの対象となるような物語が苦手である。どうしても登場人物に感情移入してしまい、その問題が解決するまで、読み進めるのが辛い。本書でもそのような描写がなされ、加えて、本書で登場する「いじめっこ」側の人間は、徹底的に「悪者」として描かれている点も踏まえると、本当に読むのが辛かった。物語終盤で、ある程度希望が見出されるのが幸いであった。

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紙の本

未来のために

2020/04/06 12:39

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る

こういう人間いるよなあ、そのあたりが印象に残る。
自分の恋愛をさもドラマチックなものだと思い込んで邪魔なこころを悪役ライバルに当て嵌めて攻撃する真田美織のような女。
自分は公正・公平なつもりの伊田先生タイプの教師も。
最後に一歩踏み出したみんな。
共に孤城で過ごした彼らの道がいつか繋がる日が来る。
その日が来る事をわたは信じる。

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電子書籍

スッキリ

2019/12/30 01:44

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ワガヤ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ファンタジーだけど、一人一人の現実的な問題もあり、面白かった。散りばめられたヒントから予想して、それが大体当たってて、「やっぱり!」という展開が多く、最後はスッキリ!

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紙の本

予想の展開!

2019/09/28 17:52

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投稿者:いんこ同盟 - この投稿者のレビュー一覧を見る

途中までは予想どうりで、うーんちょっとなぁ…ってかんじだったけど、最後の最後でそんな展開!?ってなりました。

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紙の本

火垂るの墓でも泣けなかったのに、。

2019/06/28 19:18

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:雪月花 - この投稿者のレビュー一覧を見る

これは涙腺崩壊されました。
かの泣ける名作、『火垂るの墓』でも泣けなくて、巷じゃ冷血動物と揶揄された、
この私が!?何故なんでしょうか。
本書での登場人物の面々全てに共感を持ちました。虐待に遭ってる不遇な女の子、壮絶な苛めに苦しむ主人公、両親から亡き姉と比べられてる悲痛な少年・・・、。
彼らは何故このような不可解な城に集合されたのか?
そして、衝撃のラストシーン!?
ファンタジーのようで、社会派ヒューマニズムにも溢れる、
中学高校ぐらいのお子さんや、その保護者の方々にも
ぜひ今度の夏休みにでもお薦めしたい良書です。
それなのに、お堅くもなく、
ワクワクほろりと来ちゃいそうな。
いじめや虐待などの重いテーマを扱ってる割には、一縷の望みと
元気をもらえる、
老若男女問わず楽しめるエンターテイメントです。

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電子書籍

映画化・ドラマ化・アニメ化・とか希望

2019/04/13 12:44

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:進撃の新参者 - この投稿者のレビュー一覧を見る

小説や物語を読むことが少なくなった年代でしたが(現実の方が大変で凄い展開が多い…)、ちょっと時間に余裕があり何か読みたくなり最新刊もすっと入れて、一気に濃密な世界観を脳内に構築させる魅力があった辻村深月作品で、一番読まれているだろうと思われた本作を読むことにしました。

「かがみの弧城」のタイトルからして、童話的なものを想い描いていたのですが、全然違いました。

リアルでした。

いちいちこころは(自分のハートの方)、登場人物の感情と思考に共鳴する。

僕自身の生きてきた経験や体験も全く同じではないけれど、わかる、わかる、そうだったのか!と、深く想い馳せる。

これだけ感情や思考や自分の体験と照らし合わせて読んでいると、かがみの世界がリアル感が増してきて、夜寝る前に読んでいたのですが、今日もあの子達に会いに行くか!!嫌な目にあってなければいいけど…っていう気持ちになっていました。

そう、夢中で小説を読んでいた頃の忘れていた、

読書している時にだけにある、特別でとても有意義なものと思える時間。

あの子達も確かにあったであろう愛のある時間。

忘れても、それはきっと忘れているだけで、こころは覚えていた素晴らしき記憶。

それを思い出させてくれた作品。愛すべき人に届いて欲しい物語です。

終盤はあの子はたぶん…だとわかっていても涙が止まらなくて、文字が読めない涙腺崩壊虹色飽和状態…。

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電子書籍

子供のころを思い出して胸が苦しくなりました

2019/03/17 21:42

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投稿者:Russian - この投稿者のレビュー一覧を見る

私も当時田舎の学校で、ハーフであったのでずいぶんいじめられたり、嫉妬されたり
してつらい思いをして低学年の時はほとんど保健室で過ごしていました。なので、最初の方を読みすごく胸が締め付けられてしばらく続きを読む事ができませんでしたが、心が収まった頃に、また本を開いて読んでみました。本当にかがみの中の世界があったらいいのに。と思ってしまいました。どんどん引き込まれていく物語でした。
もう一回読んでみたいですが、また最初の方で胸が苦しくなりそうなので読めないですが、人にはオススメしたい一冊です。

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紙の本

一気に読みました。

2019/03/10 22:06

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:eri - この投稿者のレビュー一覧を見る

引き込まれて一気に読みました。私はなんとか通えていただけで、彼らの感情や思いには覚えのあるものもあり。一方で、小中高生は人の目が気になって、学校に行く以外の選択肢がなかなか取れないことは、忘れていた感覚でした。確かに、『学校は?』と聞かれるのがこわくて、図書館も動物園も行けないよなぁ。色々思い出しました。

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電子書籍

多くの人を救う力を秘めている

2019/02/02 01:08

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投稿者:夜メガネ - この投稿者のレビュー一覧を見る

最初の章だけでも、「こころ」の置かれている現実や状況はとてもよく理解できますし、
もっと言えばお母さんのことも理解できます。

それというのも私自身に似たような過去があったからなのです。
(いじめではなく、虐待や暴力が横行する非常識な校風での自己防衛に
 疲れ果てました。その後進学して、中学に染まらずに済んだことが
 不幸中の幸いと気付いたため、一切の後悔はありません。)
今となっては子供時代のひとつの経験ですし、その後進学した環境で思った以上に
不登校経験のある同級生がいたので、自分が特別変じゃなかったんだ、と思えました。

その只中に少数派ではないことに気づくことはできないんですよね。
中学生になってから、というのは不登校になりやすい時期です。
生活が大きく変わりますし、服装や拘束時間も段違いに変わりますから、
疲れてしまって当然ではと親の年代に近づいた今、思うのです。

冒頭に書かれているこころの理想ですが、これもよくわかりますね。
何もかも疲れてしまっていて、こういう妄想をしたものでしたから(苦笑)
ファンタジー設定ではありますが、現実にたくさんいる心たちを丁寧に描き出されていると感じます。

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電子書籍

感動

2018/12/04 06:24

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る

暮らしの中に居場所がないように感じている人にお勧めの一冊です。読み終わった後に感動していること間違いなしです。

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電子書籍

不登校

2018/11/20 23:55

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投稿者:まりな - この投稿者のレビュー一覧を見る

ある事情により学校に通えなくなってしまった少年と少女がかがみを通していくことの出来る城でお互いの悩みに寄り添いながら少しずつ前へと進み出す。そんな、勇気がもらえる本です。

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電子書籍

泣ける 涙腺崩壊!

2018/11/10 01:34

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投稿者:マロン - この投稿者のレビュー一覧を見る

少し前に話題になっていたので購入しました。はじめはファンタジー小説かな、と思っていたのですが、読み始めると続きがとっても気になります。後半は一気に読み進めてしまいました。涙が止まらない感動のストーリーです。

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紙の本

鏡の中のもうひとつの世界

2018/10/28 13:22

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なお - この投稿者のレビュー一覧を見る

鏡をすりぬけて、もうひとつの世界で出会った7人の不登校の少年少女達。そこで願いの鍵と部屋を見つければ願いが叶うと狼面の少女に教えられて、それぞれが探し求める。期間は約1年間ではあるが、見つけてしまえばそこでこの世界は終了することになる。そこはお城の中という設定で、これも後々にはなぜお城なのかもはっきりしてくる。最初は各々が誰なのかわからず、手探り状態で過ごしていくことになる。時間が経つにつれてそれぞれがどんな経緯で現在の状況はこうなったのかを少しずつではあるが語り合うようになり、みんなが同じ中学であることが判明してくる。しかしなぜかお互いことを全く知らない。同じ中学なら当然同じ町もしくは界隈になので知っている名前のお店だったりで共通点も多いのだが、どことなく"ずれ”を感じる。それでもみんなでいっしょに楽しく過ごすことにはなるが、それと同時に現実では不登校という現実もあり、なんとかしなければいけないという気持ちは当然もっている。最終的にはその状況を克服するといったことにはならないが、それ以上にそれぞれにおかれた状況や局面にもがきながらも力強くともに生きていこうとする現代・過去・未来の少年少女達に共感を覚えました。

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紙の本

鏡の向こうへ

2018/10/14 10:39

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

部屋の鏡が光って向こうの世界へ。美しい城の中で鍵を探して願いを叶える・・・。
ファンタジーの王道のようなストーリーですが、集められた七人の中学生たちはほぼ不登校の子たち。
ちょっとした行き違いもあるけど、楽しく居心地のいいこの城は本当は何なのか?
時々感じる会話の違和感が最後にピッタリとつながる心地よさ、未来への希望、現実世界へ繋がる勇気など、読後の爽快感が素晴らしい。

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