紙の本
シリーズ6作目。一番好きな一冊。
2020/05/17 22:04
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投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
紅葉町珈琲屋こよみシリーズの6作目。主人公杉浦草さんの魅力に惹かれ、書店に並べば必ず読むを繰り返していますが、本作が、いちばん好きな一冊である。
旧友・初之助から届いた小包には、彼が若き日々に書いた短編小説『香良須川(からすがわ)』を絵巻物にしたものが入っていた。絵巻物は2巻あり、もう一つは、珈琲の師匠であり、やはり古い友人の寺田博三のもとに送られていた。そこからそこから始まる懐かしい3人の交流。そして、絵巻物のもととなった短編小説を単行本にする物語に繋がってゆく。その私家版を作る過程が個人的な好み。
紙の本
花ひいらぎの街角
2019/09/25 14:45
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投稿者:ミミアン - この投稿者のレビュー一覧を見る
長いシリーズの中でも、心に刻まれる物が色々あった本でした。久美さん萬田さんと結ばれると良いのに…(笑)
紙の本
穏やかな日々でもないお草さん
2019/06/28 18:58
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投稿者:BHUTAN - この投稿者のレビュー一覧を見る
お草さんの過去も垣間見え、穏やかなように見える日常にも小さな事件が起こる。
穏やかな地方都市、多分高崎のコーヒー豆と和食器の店。
いつも着物姿のこのシリーズも6冊目とか。
殺人事件がおこるわけでもないが、気持ちよく読めるこのシリーズ隙です。
次作を待ってます。
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お草さんシリーズ第6弾。
初めて(か、久々に?)お草さんのお節介を大きなお世話でしたと受け止めた人がいたな…と思いました。基本的に、最終的にはこれで良かったみたいにはなるんだろうけど、スパッと切り替えられる人もいれば時間がかかる人もいるのは人なので仕方ないです。
久実ちゃんも萬田さんも良い人だ。咲紀子さんもだけど。今後も3人仲良くしてそうな気がします。どんなに仲良さげなキャラでも以降出てこなくなるのがお草さんシリーズではあるのでそこは寂しい。
お草さん、バクサンさん、ご友人の初之輔さんが思い出の場所で撮った写真をお草さんが「あの世みたい」って言い表すの、年取るとこういうのサラッと出てくるようになってしまうんだろうなと思いました。
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【累計六十万部! 人気シリーズ第六弾】珈琲豆と和食器の店を営むお草は、旧友のために本を作ろうとするが…。日常にひそむ闇と穏やかな営みが心に染みるシリーズ第六弾。
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あっちからもこっちからも、ゆっくりゆっくり少しずつ。ほぐしていくとホントが見える。いつも優しいホントだといいな
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シリーズ六冊目。
お草さんは年齢の割には元気で活動的ですが、こういう普通の生活が描かれる作品を読むのも楽しいものです(^^)
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生きていると色んなことがある。届かない言葉やすれ違う気持ちはどんな人にも必ずある。でも、たとえ時を経たとしても重なる思いが重荷をほぐしてくれることもある。
平凡で大変な毎日でも、生きてくのも悪くないなと思わせてくれる小説。
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シリーズの中で、私には最も合っているように思いました。一番面白く感じた、ということかな。
登場人物が動いていく中で、それぞれの人間性がこれまで以上にはっきりしてきたように思えたから、と自己分析しています。お草さんがなんだかとっても楽しんでいるようで、それが嬉しい。
もちろん、事件が起きるということはそこに悪意とか自分に対する過度の愛情とか、そういうものを持っている人がいるということになるのだろうけれど、それが最小限に抑えられて、あとは何とも言えない良い人がたくさん、あたたかな印象を残す人がたくさんいるということが、とてもうれしく感じました。
次作では、今回、課題(?)として残されたかに思えることに、新たな人間関係ができるのかな。
楽しみです。
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あなどれない
日常を描くこの作品
トラブルや何気なエピソードが
最終章に編み込まれ、一つの柄が見えてくる
ミステリだよね?
気持ち良い
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読み終えて、じわじわと温かなものが胸にこみ上げた。苛まれた過去も、ふと出会い直した時には慰めてくれるものに変わったりする。今だからこそ、今が在るからこそ受け取れるものがある。
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今回特にミステリーの要素が強いお話でした。お草さんのお店に行ってみたいけど、いつも荷物が多い私は器とか割っちゃって大騒ぎしそうだ。
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お草さんのもとに若い頃芸術活動をしていた旧友から絵巻物が届く。懐かしむ余り旧友が書き上げた短編小説を自費出版するため萬來印刷に依頼するが、大手印刷会社の個人情報流失に巻き込まれるなど一騒動が起きる。また、小蔵屋の従業員の久実さんと萬來印刷の社長との微妙な関係にも気を揉むお草さん。そして、ある女性の死についても調べ悲しくも切ない真相に辿り着く。いろんな出来事や廻りの人々と関わりを持ちながら気丈夫で暮らすお草さんが頼もしい。友人の由紀乃さんの存在も心の支えになっている。活字を一つ一つ拾う活版印刷を改めて知る。
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文庫本で再読(^^)最初に読んだ時は「サムサムサンド食いてぇなぁ( ̄¬ ̄)」とお気楽な感じだったんだけれど、雪かき疲れのせいか今回は「あぁ…久実ちゃんが居てくれたら、雪かき手伝ってくれるのに…(-。-;)」と話と全然関係ない事を考えてた(--;)
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歳を取ってから感じる幸せを、お草さんが感じているシーンなんかを読むと、長生きしてみれば良いことあるのかなって思えて生きる希望にもなるんだよね。